木ノ葉学園 (1)
「よっと、王手」
「はぁー、また負けたー!」
鹿丸は将棋の駒を置くと、颯爽と立ち上がってカバンを手にする。
将棋盤を挟んだ向かいで、明日馬が肩を落として落ち込んでいた。
「鹿丸ってば、久しぶりに顔見せるってのに相変わらず強いな。敵わねえよ」
部員たちにしつこく声をかけられ、仕方なく部室に顔を出してみれば、
顧問の明日馬もいて勝負することになったが、結果は目に見えていた。
「明日馬の先公が弱すぎなんだよ。ほんじゃ、オレは先に帰るぜ。
母ちゃんにどやされっからよ」
「さっさと帰りたいだけだろー!」
仲間の部員に突っ込まれながらも、聞こえない振りをして部室のドアを開け
鹿丸は出て行ってしまった。
彼は将棋部とは言え、部活動に顔を出すことはほとんどなかった。
他でもない、面倒臭いという理由からだったが、
どちらかと言えば帰宅部の方がしっくりくる。
昇降口へ向かおうと、音楽室に近づいた時だった。
誰かがピアノを弾いている。
おたまじゃくしがわからない鹿丸は、別、興味も無くそのまま通り過ぎようとした。
けれど、何故か妙に気になった。
「------なんつーか…、すげー大胆な曲」
誰の何という曲かはわからなかったが、スピード感のあるこの力強い荒っぽい弾き方。
かと思うと、柔らかな優しい滑らかなメロディーへと急変する。
その情熱的な変化に誘われ、誰が弾いているのか鹿丸は気になってしまった。
足を止め、窓越しに室内をのぞき見る。
黒いグランドピアノに向き合っているのは、金髪の女だった。
他には誰も見当たらなかった。
鹿丸は、突然引き込まれてしまった。
最初は、彼女が呼び起こす音色に。
そして今は、その凛としたまなざしに。
この木ノ葉学園には、インターナショナルスクールのように外国人やハーフ系が沢山いたため、金髪碧眼は別段珍しくも無かったが、彼女の珍しい点といえば、制服が異なっているということだった。
この学園の女子はセーラー服だったが、彼女は見知らぬブレザー姿。
-----転入生…?
時間が止まったかのように、鹿丸はその場に突っ立って身動きできずにいた。
まるで見えない何かに拘束されたかのように。
「おー、鹿丸じゃねーか。そんな所で何してんだ?」
牙と日向と志乃が、廊下を歩いてやって来る。
鹿丸は瞬時に拘束が解け、彼女から視線をそらす。
「…なんでもねぇ」
「あの人…、もしかして我愛羅君のお姉さんじゃないかしら?
他校に通っていたお姉さんが転入してくるって噂があるから…
それに帰国子女らしいわよ」
おっとり型の日向が音楽室の中を目にして口にした。
それを聞いた牙が、途端に嫌な顔をする。
「あの無口で無表情でおっかねー奴の姉かぁ。何だか怖そーだなぁ」
「----だが、美しい人だ。変な虫が付かなければいいが…」
虫を沢山飼う志乃が、ボソッと言うのを横で聞き、
「お前が言うか?」と牙と日向は愛想笑いを浮かべていた。
つづく。
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手毬様は、きっと高飛車・社長令嬢。
【あいのり】のRemi様の如く・・・。(←観ている人にしかわかんないか・その1)
リョウは鹿丸。(←観ている人にしかわかんないか・その2)
くけけ。
実はこの木ノ葉学園小説、至る所に実話ネタも含めちゃったりしちゃったり(知るか!)。
ピアノ弾いてないなー・・・。
のだめの弾き方って、まさに私と同じかも。
楽譜見ないし勝手に作るし(笑)。
最近エロスが足りない。
エロスに飢えている。
木ノ葉学園小説でやっちゃう?
・・・う?
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