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お久しぶりです!

部活・学校行事・勉強など色々あって大分更新遅れました;

これからは少しずつでも更新していきたいと思います♪
REAL GAME
作:野澤 ちか



第14話


──本物の太陽でもないのに、真夏のような暑さである。

雨上がりのような、蒸し蒸しとした熱気が私の体力を奪う。


・・・あぁ、それにしてもこの胸の高鳴りは何なのだろう?


同輩の友だちが、学校や街にいる男の子に恋をしたとか話し合って、盛り上がっていたのを横目で馬鹿にしてた事もあったけど

このドキドキが恋だとでも言うの?

あの人に?

出会ったばかりのあの人に?



・・・私はいつからこんなに軽率な女になったのかしら。

──だって私はまだ初恋も知らないのよ。


赤らめている事に気付かれない様、手で顔を覆い隠す。

「有り得ない、そんなの有り得ないんだから・・・!」

──私は無意識に小声で呟いていた。

「先行、ね。何でも質問してみろや。俺は死なねぇ。ここで負けてたまるかっつーの…」

「そう。その前にルールを確認させて貰いますが、君は自分の役を確認した上で俺の質問に答えなくてはいけませんから、その事は忘れないで下さい。まぁ・・・ルールを破って失格になられても関係ないですけど」

彼はいかにもどうでも良さそうな口調で淡々と喋ってから、あぁそうだ、と顔を上げた。

「あなたの名前を教えて下さい」

そのセリフに訝し気に眉を潜めながら、乱暴な口調で男は疑問を口にする。

「・・・お前、今更何だよ。俺の名前がお前に何か関係あんのかよ?大体いちいちお前、態度と表情が上から目線何だよ!気を付けろ!!」

・・・彼の言う事はあながち間違ってはないと思う。

相手は年上であり、粗暴な性格。

その上さっき殴られたばかりだと言うのに、学習していないのか畏れを感じていないのか、あの、人を小馬鹿にしたような口調は全く変わっていない。

「あなた、とかあんたって言い方は失礼でしょう?」

彼は最後の、生意気だという話はスルーして、あくまで自分の要件だけを話してのけた。

とても柔らかな物腰と口調で。

男はそこでため息を吐いてから、諦めたように名を上げた。

暑さの中で怒る事にいい加減疲れたのか、言っても無駄だと認識したのか・・・

私には先ほどから話が彼のペースで進んでいるようにしか思えない。

「かおる・・・九の龍と書いて九龍だ」

「そう・・・ありがとうございました」


・・・さして感謝の気持ちが見受けられない様な気がするのは、気のせいでは無いはずだ。

先ほどから思っていたが、彼の口調は柔らかだけど心がこもってない。

ありがとう、の言葉にも気持ち何か無いのだろう。

こんな人にドキドキしてる何て──私ほんとおかしい。

きっと物珍しいだけよ・・・


「じゃあ九龍さん、って呼びますね。あと・・・」

そう言って私の方に顔を向ける。

直感的に彼が何を言いたいか分かったので、続きを待たずに答えを出した。

「あ・・・えと、ガーネットよ」

その答えに満足したのか、イタズラっぽい笑顔で

そう、と目を細めた。

「僕は賢治、あの男の子はアリア。ゲームが終わるまで覚えてくれますか?」

瞬間、私は顔を強ばらせて凍った。


──いや、違う・・・

横にいる九龍もだ。

だって賢治は平然と

──ゲームが終わるまで、何て付け加えたのだから。


私も九龍も戸惑いを隠せず、返事に困ってしまった。

どちらかが負ける何て解りきっている。

負ける=死、だという事だって、嫌というほど理解しているつもりだ。

でも普通の人はそれをあからさまに平然と口にはしない。

お互いに覚悟はしていても、恐くて口に出来ないのだ。








──普通の人は。


・・・じゃあ彼は?

何の反応も示さない後ろのアリアと言う名の少年は?


九龍は小声で私の耳に向かって

「あいつ・・・何か不気味な雰囲気っつーか、寒気がするような恐さがあると思わねぇ・・?」

と、言った。

──同感だ。

笑顔を見て顔が赤らんでしまうけど、まともに目線が合わせられないほどドキドキするけど

何だか怖い。

──静かな森の中に異様な雰囲気が漂っていた。












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