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俺だけが神速の異世界で 作者:apple_pie
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被害妄想と記憶

遅れてすみません。
誠「ぐぬぬ…!」

女神「ん~…。」

俺はベッドの上で何度か抱きついてくる女神の腕を退かそうとしていた。が、女神の腕は退かすどころかよりきつく抱きついてきた。

誠「うぐ…!く、苦しい…!」

俺はたまらず転移魔法を使い、リビングに転移した。そして少し咳き込みながらソファーに横になった。相変わらずソファーは寝にくくて仕方ないな…。

誠「はあ…。」

ため息をつきながらゆっくりと目を閉じた。…もう諦めて敷き布団でも買ったほうがいいのかな…。

誠「…ん…?」

ベル「あ、誠さんやっと起きましたか。」

誠「ああ…おはよう…。」

セナ「誠…座れない…。」

誠「ああ、ごめん…。」

俺は目を擦りながらソファーから立ち上がり、いつもの椅子に移った。俺が椅子に座った時、ベルが俺に話しかけてきた。

ベル「そういえば誠さん、今日は何するんですか?」

誠「ん?そうだな…久々にダンジョン行くかな。」

セナ「なら早めに準備した方がいい…。」

誠「だな。皆起こしに行くか。」

俺達は部屋を回り皆を起こしたあと、飯を食いにギルドに向かった。その道中、千夏が俺の方に近づいてきた。

千夏「…誠さん?」

誠「ん?どうした?」

千夏「なんで女神さんが誠さんの部屋に…?」

誠「えっ?あ、ああ…まあ色々とな…。」

千夏「い、色々!?色々ってまさか…一線を越えたってことですか!?」

誠「は…?」

千夏「女神さんと○○○○して○○○○したんですか!?」

誠「こ、声がでけーよバカ!まだ朝だぞ!」

俺は慌てて千夏の口を押さえたが時すでに遅し。周りの人達全員がヒソヒソ話を始め、俺を睨みながら指を差していた。

誠「ち、千夏…お前…」

千夏「誠さんが…私がいるっていうのに…女神さんと…」

誠「お前ちょっと黙れ!!」

俺は朝から下ネタの止まない千夏の口を押さえながらギルドに向かった。外歩けなくなったらどうするんだよ全く…。

リディ「誠さん、おはようございます。」

誠「おう、おはよう。」

リディ「今日はまた随分早いですね?」

アイラ「ダンジョンに行くんだってさ…。」

リディ「テンション低いですね…。」

剣聖「私も行きたくない…。」

アルス「剣聖さんは強いから平気なんじゃないんですか?」

アイラ「もしかして遠回しに弱いって言われてる…?」

アルス「い、いや!そんなつもりでは!」

誠「言われてるぞ。」

アルス「ち、違うんです!!」

女神「ダンジョンに行く前とは思えないですね…。」

リディ「毎回こんな感じですよ…。」

そんな話をしたあと俺達は飯を食べ、次のダンジョンに向かった。馬車が止まり外を見ると、そこには巨大な塔が聳えていた。上の階層からは地面に向かって、赤いレーザーが数本伸びていた。

誠「スナイパー…かな?」

アルス「なんだか手強そうですね…。」

ベル「あれじゃ近づけないですね…。」

アイラ「帰るか…。」

誠「帰るわけないだろ…。まあ待っとけって。」

俺はそう言いながら腰の剣を抜き、一歩前に出た。それを見た千夏が俺を引き止めるように腕を掴んできた。

千夏「誠さん!私が弓でなんとかしますよ!」

誠「いや、それじゃスナイパー達がこっちに気づくかもしれないだろ?」

千夏「じゃ、じゃあ援護します!私も役に立ちたいです!」

誠「ま、まあそれなら…」

と言いかけた時、俺の脳に電撃が走った。以前に千夏の弓術を試した時のことが、フラッシュバックのように頭をよぎった。

誠「…やっぱりダメだ。」

千夏「なんでですか!?」

誠「その方が危ない…気がする…。」

千夏「は、はい…?」

誠「と、とにかく任せとけって!」

千夏「あっ…ちょっと!」

俺は反発してくる千夏を無視して、一人で塔の上層に全速力で向かった。そしてスナイパーの一人の顔を蹴り、スナイパーの顔に乗りながら周りを見回した。

誠「ざっと十数人ってとこか…。」

警報「侵入者発見。侵入者発見。」

誠「くそ…面倒だな…。」

俺はスナイパーの顔を踏み台に、次の標的に斬りかかった。しかし何処からともなく出てくる敵に気づかず、俺はいつの間にか囲まれてしまっていた。

誠「…どうするかな…。」

魔物は考える間も与えてくれずに、俺に向かって銃を撃ってきた。焦りながらも俺は咄嗟に転移魔法を周りに使い、銃弾を魔物に向かうよう軌道を変えた。

魔物「ガ…ギギ…。」

銃弾を喰らった魔物達は、声をあげながら粉々に散った。一通り倒し終わり一息ついていると、警報からノイズが流れ始めた。

警報「ザザ…ザ…。」

グロウル「あーあー…誠さん聞こえてますか?」

誠「…グロウルか?どうした?」

グロウル「お願いですからちゃんと下から攻略してくださいね。」

誠「あ…すみません…。」
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