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俺だけが神速の異世界で 作者:apple_pie
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誘いと脱走

リディ「…どうしたんですか…。」

誠「家が急に爆発してな…。」

リディ「…はい?」

俺達は爆発に巻き込まれた直後、ギルドに飯を食いに来ていた。髪の毛はアフロになり服はボロボロ、そんな格好のままギルドに来たせいで周りの目が痛かった。

アイラ「とりあえず飯食おうぜ…。」

セナ「お腹空いた…。」

俺達は周りの目を無視して飯を思う存分に食べ始めた。そのまま食べ続けていると、俺の座っていた長椅子にリディが座ってきた。

リディ「本当によく食べますね…。」

誠「俺よりあっちの方が食うけどな。」

俺の視界には物凄いスピードで飯を食う三人が映っていた。とても女の子とは思えない食いっぷりだ。

リディ「あっ…そういえば次はいつダンジョンに行く予定なんですか?」

誠「ん?んー…いつ行こうか?」

ベル「むぐぐ、むぐぐうぐ。」

誠「飲み込んでから喋りなさい。」

ベル「んぐっ。…明日でいいと思いますよ?」

セナ「賛成…。」

誠「てことで明日かな。」

リディ「結構適当に決めるんですね…。」

誠「で、それがなにか?」

リディ「えっと…それがですね。…剣聖さんが金目当てにダンジョン攻略を始めたらしくてですね。」

誠「金好きだな…あいつ…。」

リディ「それで…結構な速さで攻略してるので…あの剣奪われちゃうかも知れませんよ…。」

誠「…何っ!?」

俺は椅子から勢いよく立ち上がり、剣のケースを見た。そこには黄金の剣がまだ掛けられていたが、あれが無くなったら俺のダンジョン攻略は終わってしまう。…そんなことがあってはならない…!

誠「お、おい!ダンジョン行くぞ!」

アイラ「え!?まだ飯食ってるんだけど!?」

誠「そんなの後だ!太るぞ!」

アイラ「余計なお世話だ!!」

俺は急いで会計を済ませて三人とダンジョン攻略に向かった。俺は三人を置いて馬車乗り場に向かって走っていた。その最中、見覚えのある人物を横切った。その瞬間、俺はハッしたように止まり振り返った。剣聖だ。

誠「ま、待ってくれ!」

剣聖「ん…?あれ、誰かと思えば誠か。」

誠「な、なあ!お前ダンジョン攻略始めたんだってな!」

剣聖「そうだけど…それがなに…?」

誠「え、えっと…だな。」

しまった…ここで攻略するのを止めてくれなんて言ったら、反論されるに違いない…!そしたら時間の無駄になってしまう…。何かないか…剣聖の動きを止めつつ、ダンジョン攻略をする方法…!

剣聖「私ダンジョン攻略行きたいんだけど…。」

誠「…なあ!俺達と一緒に行かないか?」

剣聖「は…?」

そうだ…!これでいい…。こいつと一緒にダンジョン攻略したあと…最後のダンジョンで縁を切ればいいんだ…!こいつは性格が悪いからな…俺が酷く接しても問題ないよな!?仕方がないよな!?な!?フヒヒヒ…!

剣聖「…顔怖いんだけど…。」

誠「はっ!そ、そんなことないさ…あはは…。」

剣聖「ふーん…まあ私はジルが手に入ればいいし、別にいいよ。」

誠「本当か!?ありがとうっ!」

剣聖「…何なの?気持ち悪い…。」

俺が剣聖を説得していると、三人が走りよってきた。そして状況が把握できていないのか首を傾げていた。

ベル「剣聖さん…?どうしたんですか?」

剣聖「この変態からダンジョン攻略の誘いを受けてたの。」

誠「変態じゃねーわ。」

アイラ「でもなんで剣聖を誘ったりなんか…。」

セナ「足止…むぐっ!?」

誠「それ以上は言うな…。」

俺はセナが頷き了承したのを確認して、口から手を離した。そして剣聖に体を向けて一息ついた。

誠「…よし。出発するぞ。」

剣聖「はいはい…。」

俺達は剣聖を連れて馬車乗り場に来た。すると何やら馬車乗り場は騒がしくなっていた。俺は人混みを掻き分けて様子を見に行った。するとそこには崩れた馬小屋と、怪我して血を流す馬が倒れていた。

誠「…なんだ…これ?」

ベル「強盗か何かですかね…?」

アイラ「馬車乗り場にか?」

悲惨な状況を見て立ち尽くしていると、この前のおじさんが俺達のところに駆け寄ってきた。そして俺の肩に手を乗せて、頭を下げた。

誠「な!?どうしたんですか!?」

おじさん「…あの化け物を始末してくれんか…!」

誠「化け物…?」

おじさん「あの八本足の馬だ…!あいつがいきなり暴れ出したんだ…!」

誠「スレイプニルが!?」

おじさん「頼む…。」

誠「…わかった!セナ!追いかけるぞ!」

セナ「わかった…!」

俺はロボットを装着したセナと一緒に、スレイプニルの足跡を追っていった。スレイプニルより俺とセナの方が速いからすぐに見つかるはずだ。

剣聖「…で?私達は何すればいいわけ…?」

おじさん「すまんが…馬小屋の修復を手伝ってくれんか…?」

ベル「だそうですよ…。」

アイラ「まじかよ…。」
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