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不老不死の魔女とはどうやら私のことらしい 作者:Ellen

1章.混乱の王宮編

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8.寝耳に水、そして解決

私は今、国王会見の現場にいます。
とは言っても、見る方ではない。見られる方だ。下を見下ろすと、とてつもなく広かったはずの広場がこの国の国民と思われる人々で埋め尽くされていた。何人いるんだろうか。王様は今、目の前で大衆に対して話している。こういう所はいいんだけどな。素があれだから残念だ。すると終わったらしく、王様が何やら耳打ちしてきた。

「わしは終わったからな、今度はシャルル、お主の番じゃ」

そうして、私は用意した文章を読み始めた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

終わった。緊張しすぎてなんて言ったのかすらよく覚えていない。とりあえず良かったらしく、王様は「やったな」という感じの笑みを浮かべていた。隣に王様が来て、何やら喋る。それはとんでもない内容だった。

「わしは王を辞職する」

民衆がざわめく。そりゃそうだ。指導者が居なくなるんだし。しかし、その次の方が私にとってもっとやばかった。王様は私を指差し、

「そして、今この瞬間から、この少女、シャルル・アクロイドを王とする!!」

歓声が上がる。先程の私の演説も良かったらしく、民衆は大喜びだ。
ちょっと待て。今、なんて言った?私が王?もしや太陽フレアのせいで変な夢でも見ているのだろうか。とりあえず思ったことを口にすることにしよう。

「「ちょっと待ったあああああ!!」」

同時だった。このことはヤマトも知らなかったようで、ひどく慌てていた。

「私そんなこと全然聞いてないんですけど!?」

「軍に入れるだけって聞いてたんだけど!なんでまた王様なんかにするのさ!」

「まあお二人さん、ちょっと落ち着け」

「「落ち着いていられるかぁ!!」」

「ちょっとヤマト!なんで軍に入れるつもりだったの!?」

「魂欲しかったからシャルには人を殺してもらわなきゃいけないじゃん!」

「わしは帰るとするかの」

「レクセリアさん」

「何でしょうか」

彼女が現れた。相変わらず速い。

「あの薄情者を捕まえてください」

「了解しました」

「はあ!?ちょっシャルルよそれは反則じゃ痛い痛い痛い痛い!!ギブ!ギブじゃから離せ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「さてと。全部話してもらおうかな?」

応接間。私の前には王様とヤマトが正座している。そしてその後ろにはレクセリアさんがいる。

「代わりに王様になって下さい」

「僕はただ魂が欲しいから取引もしたいし軍に入れようと思ってたんだよ」

「それは分かった。しかしどうしても分かんないのがこっちなんだよなぁ」

そう言って私は王様を指差す。

「軍に入ると聞いたからの。戦う王様ってイメージ良くなるし政府の信頼も上がると思ってな」

「国王権限で君らの処罰決めていいかな?」

「わしは屈しないぞ絶対に!」

「レクセリアさん、ぱぱっとやっちゃってください」

「わしが悪うございましたじゃからどうかそれだけはやめてくださいお願いします」

「じゃあ罰として政治よろしく」

これでとりあえず大丈夫だろう。私のやることは大して変わらないし、面倒くさそうな事は避けるのが吉だ。

「そういえばもう王様じゃないんだよね。呼びにくいから名前教えて」

「アドルフ=アンドレ・ル・フェーヴルじゃ」

「長いからアドルフって呼ぶわ」

「(´・ω・`)」

「顔文字で喋るのやめてくれません?」

「なぜ分かったんじゃ」

「勘?」

「感が良すぎやしないか...」

「じゃあやることは今までと一緒だからよろしく」

そうして私は国王になったが、結局はいつもと変わらない生活を手にした。しかし、軍に入るのか...
頑張って二日に1話ペースにします
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