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不老不死の魔女とはどうやら私のことらしい 作者:Ellen

1章.混乱の王宮編

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5.王様は変人だった

部活引退したので投稿ペースあげます
「はあ...こういうの嫌だな...」

私は今、王宮の応接間の扉の前にいる。そして隣にはヤマト、さらに王宮に務めているメイドのレクセリアさんがいる。ちなみに緑色の髪をした美人だ。

「そんなことを言っても仕方がありません。まあ、入国検査みたいなものですし頑張ってください。」

「でも相手が王様ってどうなんですかねぇ...」

「王が直々にあなたに会いたいと言われるのですから、それも仕方ありません。」

レクセリアさんによると、普段は彼女が面会して入国させているのだが、今回はいくらか重要な話があるらしく、王様が直接面会するらしい。

「あ、入っていいみたいだよ」

ヤマトが言うと、応接間の入口が開いた。そして中から別のメイドが出てきて、レクセリアさんに何か耳打ちして廊下を歩いて行った。

「それでは中にお入りください。私はここで立っていますので、何かあったらお呼びください。あと、王様は少し変なのでお気を付けて。」

そうして私とヤマトは応接間に入っていった。

「待っておったぞ、クロ」

そこにはいかにもという感じに髭を伸ばしたおじいさんが座っていてた。

「え?何?お前クロって呼ばれてたの?」

「この名前にはいい思い出が無いってのに...なんでまだその名前を使うのかな」

「ほほ、冗談じゃよ。それで、シャルル・アクロイドじゃったっけ?」

「そうです」

「なるほど。じゃあ、これでとりあえず終わりじゃ。形式上はの。」

そう言うと王様は私に歩み寄って来た。

「そのスマホってどんな仕組みで動いてるんじゃ!?こっちの光ってる箱は?今回の転生者は沢山不思議なものを持っていると聞いてな!いやぁ昼も眠れなかったんじゃよ!」

なるほど。こういう人だったのか、この国の王様。さしずめ『以上知識欲者』ってところか。この世界面倒くさそう。

「あのー、レク...」

彼女が言っていた事の意味が分かったのでレクセリアさんを呼ぼうとしたのだが、王様に口を塞がれた。

「いいかあいつだけは呼んではならん!あいつは私にだけはあたりが強くてなぁ...恐ろしいんじゃ!」

「へえーそうなんですか王様ぁ」

いつの間にか王様の背後にいたレクセリアさんが言う。満面の笑みで王様に近づき、手を伸ばす。

「うわぁ助けてくれぇーーー!!お願いじゃから!命だけは!」

「この私が逃がすとでも思っているのですか?」

「ちょっ、タンマ!待つんじゃ!まだ早いぞレクセリア!!あちょっ極まってる!極まってるから!」

「それでは、シャルルさん。入国審査は終了です。転移時に目覚めた部屋にお戻りください。何かご要望などがあれば、部屋のテーブルにあるベルを鳴らしていただければ私が伺いますので」

レクセリアさんはあっという間に王様を捕まえ、応接間から王様を引きずりながら出ていった。

「あの人ってさ...王様だよね?」

「そうだけど?」

「いや何でアレを当たり前の様に見てられるの...」

とりあえずレクセリアさんの言う通り、部屋に帰ることにした。あの王様でこの国は大丈夫なのだろうか。

-----------------------

部屋に戻ると、ある程度荷物が片付けられて部屋は綺麗だった。ベルの横には紙が置いてあり、そこにはこう書かれていた。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
外出などの際にも、このベルを鳴らしていただければ私が駆けつけます。

レクセリア
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「来て欲しくないな...」

私はそう零して、ベッドに横になる。まだ3時位なので、少し眠れそうだ。

「夕飯になったら起こしてねー」

ヤマトにそう言って、私は眠りについた。

-----------------------

目が覚めたらすっかり夕方になっていた。しばらくベッドに座っていたらレクセリアさんが夕食の連絡にやって来て、食堂へと案内された。

少し疑問に思っていることがあるので聞いてみた。

「今更ですけど、なんで私って王様と同じ部屋でご飯食べてるんですか?」

「まあ、そのうち分かりますよ」

またはぐらかされてしまった。

「あのー、レクセリアさん」

「何ですか」

「実は私は今朝からお腹が痛くてな、ピーマンが食べられないんじゃよ」

「なら今すぐにでも楽にしてあげますが?」

「私が悪うございました」

この国駄目だな。
夕食はとても美味しかったのだが、王様がレクセリアさんにいつやられるか心配だった。
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