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不老不死の魔女とはどうやら私のことらしい 作者:Ellen

1章.混乱の王宮編

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3.殺人のすゝめ

更新遅いですゴメンナサイ。リアルの関係デスねハイ。
「お母さんを殺すって…」

黒猫は口をあんぐりと開けて驚いている。
それもそうだ。私は母親を殺すと言ったのだから。

「それはそれで魔女としての才能かもしれないけど、こんな幼い少女の口からそんな言葉が出ていいのか…もうちょっと純粋な少女になってみようよ。」

「とにかく教えて。殺す方法」

「ダメだ。末期だわこれ。どんな教育したらこんなにもお母さんのこと好きになれないんだよ。」

話が進まなそうだったから言っただけなのだが、逆に話が止まってしまった。

「いいから!早く殺し方を教えて!」

さすがにイライラしたので私がそう言うと、黒猫はため息をつき、説明を始めた。

「まず、一番楽なのが毒殺。まあ食べ物に何か適当な毒を致死量まで入れればいいだけ。その次に楽なのは、ナイフで首を刺すくらいかな。これは寝てる時にやれば全く気付かれないから二番目。三番目は、焼殺かな。これも簡単。深夜に家に火を放って逃げるだけ。その時はなるべく殺したい人の側に最初に火が回るように細工するだけ。」

「油でも撒けばいいの?」

「まあそうかな。でも僕は毒殺をおすすめするよ。すぐ逃げられるし他人にばれにくいからね。」

「じゃあ今日中に殺すから、すぐに魔法を頂戴。それですぐに同じ境遇の人がなるべく多い世界に連れて行って。」

「その魔法だけじゃ魔女としてやっていけないんだけど…まぁ今回だけ特別にいくつか魔法をあげるよ。」

「計画通り」

「うわ悪魔をはめるとかこの子怖い!」

まぁ嘘なのだが、どちらにしろ私にとってはラッキーだった。黒猫は笑いながら、体毛の中から小瓶を取り出した。

「それじゃあこれをお母さんの食べるものに入れてね。その後すぐに僕は迎えに行くから」

「その前にそれがどこから出てきたのかが気になるんだけど」

「ファンタジーってやつです。触れないでください」

そんな会話を最後に、私は路地裏を後にした。


-----------------------

家に帰ると夕方になっていて、お母さんも家に帰ってきていた。そのお母さんも、今殺している所なのだが。

「シ...シャル...たす...け...て...」

お母さんはもがき苦しみ、食卓に倒れた。時々体がビクッと動いたり口から泡を吹いたが、しばらくするとそれもなくなった。

「鮮やかな手口だねぇ」

黒猫だ。どうやら、窓の外から見ていたらしい。

「その手口を教えたのはあなただけどね」

「いやいや、僕が今までに見てきた中でも惚れ惚れするような手口だったよ。」

そう言って黒猫はお母さんだった肉の塊に近づく。すると次の瞬間、黒猫の体はまるで支えを失ったかのように倒れた。そしてその体から、黒い靄のようなものが立ち上がった。

その靄は肉の塊を覆い尽くすと、何やら蠢き始めた。それが終わると、その靄は黒猫の体に戻り、黒猫は立ち上がった。

お母さんに特に変化はないが、何か人として大切なものが失われているように見えた。

「ふう。美味しかった。それじゃぁ行こうかな。魔法についての詳しい説明はあっちに着いてからね。」

そう言うと黒猫は、手で床を叩き始めた。

「何をしているの?」

「あっちに繋がる穴を作ってるとこ」

しばらくすると、底が見えない穴が床に出現した。

「じゃあ、行こうか。」

「いや待ってこれをどうするの?」

少し嫌な予感がしたので聞くと、予想通りだが聞きたくなかった答えが返ってきた。

「この中に落ちる」

「へ?」

「中に落ちる」

「この穴の中で紐なしバンジーをしろと?」

「うん」

ありがとうお母さん。私はここで人生を終えます。さっき殺したけど。

「なに死ぬみたいな顔してんの。ちゃんと無傷で向こうに着くよ。」

「怖いものは怖いんだよ!」

半ばやけになって私が反論すると黒猫はため息をついて、私の体を押した。穴の中に自由落下する体。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

天井が遠のいていく。

「それじゃあ後でね〜」

そんな気楽な黒猫の言葉を最後に、私の意識は暗転した。
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