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不老不死の魔女とはどうやら私のことらしい 作者:Ellen

1章.混乱の王宮編

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17.変人の集まり

私は昨日誤算して勝ってしまったため、現在征伐隊の集合場所付近にいる。

「そう言えばさー」

「どうしたの?」

「昨日の試験官の人いるじゃん、あのカルヴィーノっていう人」

「あー居たねー」

昨日王宮に戻り、私は恐ろしいことに気がついた。

「あの人よりレクセリアさんの方が強かったんだよね...」

「もうあの人王宮のメイド辞めたらいいんじゃない?」

そして、扉の前に着いた。正直、入りたくない。プリムのようにキャラが濃い人達ばかりだろう。しかしそれでも、私は入りざるを得ない。

「失礼しまーすっと...!?」

ドアを開けた瞬間、恐ろしい────いや、不気味な光景が視界に入り込んできた。
なんと、恐らく征伐隊のメンバーであろう数人が逆立ちをしていた。しかもその中央には椅子が宙に浮いた状態で逆さになっていた。何かの黒魔術かな?

「ふふふっ、さあさあ私に勝てるかなぁっ!?」

そのセリフを聞いた瞬間、私はドアを閉めた。ガチャリと。

「よし。ヤマト、帰ろっか。」

そう言って、私はその場を後に────したかった。

「ちょっと待て!」

怒鳴られた。解せぬ。私は逃げようとするが、腕をがっちりと捕まれて逃げられない。

「さあ来い来い~私らから逃げようとしても無駄だぞ~?」

そうして別の人から背中を押され、中へ入れられる。

「おー!待っておったぞ!やはり我の見込み通り、貴様は受かったな!」

部屋に入ると、プリムが立ち上がって言った。
部屋には他にオッドアイの女性やケモ耳少女など、8人ほどいた。見た目普通の人間が少ししかいないって、ここ大丈夫なのか。

「ははっ、引いてますね...まあそりゃそうですよね...ドア開けたらあんな不気味なことしてるんですもんね...」

見た目普通でも心が普通じゃなかった。大丈夫じゃねえよここ。まああとはそれぞれの性格に賭けるしかないか。

「ほらほらアオぴょん、そんな落ち込まずに」

「いやだからその呼び方やめてくれませんかねえ!?」

「あーもう早く自己紹介しよー」

...まとまらない。まあ薄々分かっていたことだが。するとまとめ役らしい女性が来た。

「まあ、とりあえず自己紹介をしようじゃないか。あまり騒がしいと、彼女も困るだろう。シャルル、だったかな。一応言っておくがここでは敬語を使わなくていいよ。どうせすぐに歳をとるんだからな。」

彼女はそう言って、私の前に寄ってきた。それに合わせて、他の皆もぞろぞろと座る。

「私はシャルル・アクロイド。こっちはヤマトね」

「私はカネルヴァ・ジリアクスという。オッドアイで覚えてもらえると嬉しい。今後、よろしくな。ほら次、アオぴょんよろしく」

「どうも、蒼木宇佐危です。男なのに女みたいな下の名前のせいで不本意にもアオぴょんって呼ばれてます。次はサラね」

「サラ・デルデヴェーズでーす。角が生えてるけど魔族じゃなくて鬼だからねー?間違えないでよー?次プリムー」

「知っての通り、我がプリムローズ・アークハート・スチュアートだ!次、オリヴィア頼む!」

「オリヴィア・ボルトルッツィといいます。特徴はケモ耳と尻尾。無闇にモフったら思い切り蹴るからね?次レイよろしく」

「レイ・セルウィン、ここでは主に参謀をやらせてもらってるよ。次、ゾーラだ」

「ゾーラ・フェアファクス、人間です。『魔女』じゃないからね?次は愛しの姉さん!」

「どうも、溺愛の妹から指名を受けた姉、レイチェル・フェアファクスです。うちの妹と仲良くしてやってね」

そうして全員の自己紹介が終わり、カネルヴァが立ち上がる。こういう時にまとめるところを見ると、恐らく彼女がリーダーなのだろう。

「さあ、ここは様々な世界のあぶれ者や異端者が集う、征伐隊だ。今日とて、常人はここには居ない。国からの依頼が来た時しか動かない、特務機関。今日から君は、そのメンバーだ。」

「うん」

「そんな変人の集まりに、化け物の中に、混ざる勇気はあるかな?」

「当たり前じゃん、私は、居場所がないからここに来たんだよ。だから、今日から私も変人で、あぶれ者で、異端者だ。皆、よろしく。」

そう言って、私は座り、カネルヴァが言う。

「なら、歓迎だ。まず、歓迎会でも開こうかな?」

しばらくして、部屋の扉がノックされる。そして、書類を持った女性が入ってきた。

「依頼だ。」

カネルヴァはそう言って、ドアの前に行く。彼女は書類を受け取り、女性は部屋から出ていく。

「さあ、作戦会議を始めよう。」

私の新しい日々が、ここで始まる。
少し投稿ペース落ちるかもです
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