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不老不死の魔女とはどうやら私のことらしい 作者:Ellen

1章.混乱の王宮編

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13.政治の初心者

朝。目が覚めると、ヤマトがお腹の上で寝ていた。

「あーちょっと。起きられないからそこどいてヤマト」

「あははは...もう食べられないから...」

ヤマトは寝言で答える。答えになっていないのだが、可愛いから許す。こういうのはTwitterに上げてみようかな。
そういえば、この世界にいてもあまりスマホを使っていない。政治の時位は必要になってくるだろうが、案外なくても大丈夫な物なんだな。

そうしてヤマトの写真を撮り、ヤマトを起こさないように起き上がる。スマホを机に置いたところで、部屋の扉がノックされた。

「はい」

「レクセリアです。朝食の用意ができたので、食堂までお願いします」

「いつもありがとうございます」

「そういえば、この間言っていたあれが届きましたよ。」

あれが届いたのか。後で、ヤマトにも見せるとしよう。そうして私はヤマトを抱いて、部屋を出る。

「ほら起きろー、朝ごはんの時間だぞー」

「んあー...あうっ」

ヤマトを床に下ろし、席に着く。向かい側には既にアドルフがいて、コーヒーを飲んでいた。

「一応言っておくが、今日からお主が全て政治をしなければならないからな。まあ、頑張ってくるのじゃぞ。」

そう言ってパンをかじるアドルフ。

「はい。今まではありがとうございました」

私もそう返して、朝食を食べ始める。

「今日は午前中は会議です。大臣たちから報告があるので、それに沿って政策を決めてください。午後はフリーなので、特訓でもしましょうか」

レクセリアさんのやっている仕事は、王様の秘書のようなものだ。主にスケジュール管理などをしている。

「ご馳走様でした」

朝食を食べ終わり、部屋に戻る。そうしてヤマトに、今日の朝届いたものをヤマトに見せる。

「はいこれ、今度から使ってね」

「はあ!?」

私がヤマトに見せたのは何を隠そう、猫用トイレだ。必要だと思ってレクセリアさんに頼んだのだが、余計だっただろうか。

「僕にこれを使えと!?僕悪魔だよ!?」

「悪魔でもトイレは行くでしょ?」

「悪魔はトイレに行かないんです」

なんだそのアイドルはトイレに行かないみたいなの。そっとしておこうと思い私が部屋から出ると、レクセリアさんとばったり会った。そういえば、会議の時間だったか。

「会議の時間です。案内するので、ついてきてください」

「ええ、ありがとうございます」

そう言って、レクセリアさんの後ろを行く。扉の前で彼女は止まり、その扉を開けた。

「それでは、頑張ってください。」

そうして私は中に入る。大体20人ほどだろうか。
さて。始めるとするか。

「じゃあ、まず━━━━━」

なんとか会議は終わった。私自身、何を言っているのか分からなかった。それでも何とかなったってスマホ凄い。
昼食を摂って部屋に戻ると、ヤマトがベッドの上に座っていた。機嫌はまだ悪いが、とりあえずましにはなっているだろう。

会議が終わってから思ったのだが、この国の指導者は馬鹿だったらしい。私が元いた世界よりも遥かに面倒で効率の悪い社会だった。それが数年前から良化傾向にあったのを見ると、アドルフはいろいろ頑張ってくれたのだとわかった。
それでもまだこの国は大丈夫ではない。これから、かなり大変だろうが、私がやらなければいけないことだ。

「しっかし...素人の私から見ても無駄すぎるシステム多かったな...」

「ていっ」

「痛あ!」

私がそんなことを言っていると、ヤマトが蹴りを入れてきた。

「...何するのさいきなり」

私がそう聞くと、ヤマトは当然だというように鼻を鳴らし、上に乗ってきた。

「僕は猫じゃない。この姿は依代が猫だからだ」

「あーまだそれで怒ってたのね...」

ヤマトって意外とめんどくさい性格してるんだな。まあ今回は悪いことをしたと思うし、謝っておこう。

「私が悪かったって。だからほら。機嫌直しなよ」

「はあ...今回は許すけど次やったらしばくからね」

それは恐ろしい。悪魔にしばかれるのか。まあ、やらないように気をつけよう。そろそろ、特訓の時間だ。レクセリアさんも待っているだろうし、庭に向かうとしよう。
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