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不老不死の魔女とはどうやら私のことらしい 作者:Ellen

1章.混乱の王宮編

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10.幼女とたこ焼き

遅刻しましたごめんなさい
今日はこの国の首都である、カロヒアにヤマトと来ている。ちなみにレクセリアさんもお付きとして来ている。詠唱省略の特訓が始まって2ヶ月経ったのだが、一応使えるようにはなった。しかしまだ精度は十分とは言えないので、今も特訓に励んでいる。一応レクセリアさんを本気にさせる程度には強くなったと思う。

「しかし...一国の王様がこんな気軽に外出って、この国大丈夫ですか?」

「その王様本人が何言ってるんですか...」

レクセリアさんが呆れたように言う。
今日は息抜きに来ている。この世界に来てから今日まで8ヶ月ほど王宮で引きこもっていた訳だが、始めて外に出た気がする。

「おったこ焼きっぽいのがある」

私が指をさした方向には、何やら屋台のような物がある。その屋台の主人は何やら闇魔法を使いながらたこ焼きのような物をを作っていた。

「魔法ってあんな使い方出来るんだな...」

見たところ元の世界の様な鉄板は使っていなかったのだが、店主は闇魔法で作った重力場を上手く使って生地を球体に整えていた。

「あれは...たこ焼きですね」

やっぱり、この世界にもあったのか。小腹もすいてきたところでお金もあるし、久しぶりに食べよう。

「レクセリアさんもたこ焼き食べます?」

「あ、頂きます。ありがとうございます。」

この人のこういう聞かれたら遠慮しない所好きだな。

「ヤマトはどうする?」

「僕猫舌だから」

「マジで!?」

ヤマトは猫舌だったのか。ということは、悪魔は猫舌が多いのだろうか。

「悪魔がみんな猫舌って訳じゃないよ。僕は黒猫の体をしているから猫舌なだけ」

「心を見透かすのやめてもらえませんかね?」

「心を読む魔法は得意なんだ」

さらっと怖いことを言われた。心を読む魔法なんてあるのかよ。とりあえずたこ焼きを買いに行こう。

「すいませーん、たこ焼きくださーい」

「あいよ」

店主が手際よくたこ焼きを詰める。

「たこ焼き15個でお代は銀貨1枚だ。サービスしといてやるぜ」

「ありがとうございます」

いい店主だ。常連になろう。しかし次はどこに行こうか...

「この国には慣れたかい?」

「ええ、まあ」

どうやら店主は私が国王だと気づいたらしい。

「次期国王は次に転移してきた奴って前国王が言ってたからなあ。嬢ちゃんみたいなしっかりした人で良かったぜ」

「ありがとうございます」

「んじゃ、また来てくれや」

店主と別れ、ふと目をやると、そこには涎を垂らした6歳ほどの幼女がいた。その幼女は私の前に来たかと思うと、突然こう言い放った。

「おいっ貴様!もし良かったらそのたこ焼きを我に献上してくれてもいいのだぞ?」

「いいよ。はい、4個でいいかな?」

ちょうど買いすぎたと思っていたのだ。

「貴様結構優しいな!?」

そう言って幼女は私があげたたこ焼きを頬張る。

「あ〜、おいひい...」

なんだろう。すごくかわいい。めっちゃほっこりとした気分になる。とりあえず2人のところに向かうとしよう。

「じゃあね」

私はその幼女に別れを告げて、ヤマトの元へ歩く。しかしたどり着いたところで食べ終わったらしき幼女がやってきてこう言った。

「ありがとうな、感謝する!礼といっては何だが、今から我の屋敷に招待しよう!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そんなんこんなでこの幼女の屋敷に招待してもらったのだが。一人の少女が持つには随分と豪勢な屋敷だった。王宮の3分の2程の面積をの屋敷を持つ少女。一体何者なのだろうか。

「よし、存分に楽しむがいい!」

笑顔で言う幼女。あれ、私王様だよな?こんなことして大丈夫か?

「おお、黒猫だ!悪魔か!悪魔なのか!」

幼女がヤマトを抱き抱えて言う。

「そういえば、自己紹介がまだだったな!我は名をプリムローズ・アークハート・スチュアートという!よろしくな!」

なんだこの幼女。ついていけない。

「シャルル・アクロイドです。よろしく。プリムって呼んでいいかな?」

とりあえず私も名乗る。

「そうか!貴様があの新王の!そういえば、歳は幾つなのだ?」

「15歳だよ」

「そうか。随分と年下だなのだな」

ん?幼女に年下って言われた?私が不思議に思っていると、幼女が信じ難い事を口走った。

「我は大体42歳だ」
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