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1000文字小説 作者:折坂勇生
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7・金髪美女ともぐりっこ


 金持ちの息子ディックに招かれて、豪邸にある大きなプールで遊んでいた。
 最高だった。泳ぐことがではない。
 周り中が美女、美女、美女の美女だらけ。
 性格は悪いが金だけはたっぷりあるディックが呼び集めただけあって、どの女もスタイル抜群で、自分が一番美しいんだとアピールするように、きわどい水着を着けている。
 この中で一番の美女は、プールに潜っているエリーだ。なかなか出てこなくて、周囲は心配気に見守っている。
「ぷはぁっ!」
 エリーが水の中から出てきた。
 タイムは3分37秒。
 すごい!すごい!とおれたちは喝采する。
「あっちゃあ、衰えちゃった。4分は持ったはずなのに」
 顔は笑いながらも、悔しそうにしている。
「ねぇ、だれか私に挑戦しない?」
 潜り合いの競争をしようとエリーは提案する。
「おれがやる」
 肺活量なら自信があるので、真っ先に手をあげた。
 プールに入って、エリーの正面にくる。彼女はにっこりと白い歯を見せる。
「スタートっ!」
 大きく息を吸って、同時に水の中に潜った。
 水中でおれたちは見つめ合った。
 彼女は余裕綽々に微笑んでいる。金髪の髪が泳いでいて、人魚のように美しかった。
 1分21、22、23と、頭の中で時間を数えていく。
 2分が過ぎると、エリーの笑みは消えた。
 だが、3分経ったら笑みに戻った。
 クイクイと、おれに人差し指を見せる。おれは視線をそれにむけた。その指を、肩に掛かったビキニの紐に引っかけた。撫でるように少しずつ紐を外側へと動かしていく。
 エロチックだ。
 おれはごくりと喉をならす。
 紐は外され、ビキニがふわりと浮いた。豊満なおっぱいが見えそうになっている。
 思わず、鼻から空気を出してしまった。
 エリーはおっぱいを手の平で隠す。そして、誘惑するように色っぽい視線を送った。
 ぶくぶくと、息を吐き出した。しまった。これ以上、息が続かない。
 彼女は勝利の顔を浮かべている。
 くそ! 負けてたまるか!
 おれはエリーを指差した。
 エリーは目を丸くしてそれを見る。その指を素早く、おれの股間に向けた。
 そこには、巨大化したおれの一物があった。
 ぷはっ!
 と、エリーは息を吐き出した。
 今だ!
 一気にパンツを下ろして、20センチ近くある自慢のマグナムをご披露した。
 エリーの顔は泡だらけになり、勢いよく水中から出ていった。
「勝ったあああっ!」
 ガッツポーズをあげて飛び上がったおれに、
「ヘンタイ!」
 エリーは力一杯に平手打ちをし、おれは水中に戻っていったのだった。
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