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短編初挑戦だい!!
嫉妬したがり屋
作:コロコロ


「嫉妬してぇなぁ〜。」

は?

「いきなり何言い出すんだテメェ。」

ツッコミをいれたのは俺、桜田 天介てんすけ。そしていきなり意味不明発言したのは親友と書いて悪友と読む、小野寺 拓馬たくま。現役高校二年生。只今昼食の弁当を教室で食ってます。

「いやさ、俺となりのクラスにいる岡田 京子きょうこさん好きだっつったじゃん。」

こいつの言う岡田 京子という奴は、おとなりのクラスにいる女子のこと。成績優秀、スポーツ万能、容姿端麗、礼儀正しく穏やかな性格をした、今では珍しい大和撫子という奴だ。おまけに生徒会長も務めている。だからこの学校じゃアイドルとマドンナ通りこしてヴィーナスの生まれ変わりと呼ばれているほど。大げさなんだよこの学校。アホか。

「それで?」
「でさ、やっぱ相手が相手だろ?ライバル多いじゃん。」

そりゃヴィーナスだもんな。

「でも彼氏いねぇって言うじゃんよ?」
「まぁ、そう聞くけどな。」
「でもよ、俺だとあの人と吊りあわないだろ?」
「そうか?」
「当たり前だろ?俺はあの人に比べて成績は下から数えたら早いし、運動もまぁまぁっていうレベルだし、顔だってあんまよくないし、性格が周り曰く『おかしい』だろ?どう考えても無理無理。」

そこまで自分を下と見てるのか?まぁこいつの言う事は全部合ってるけどさ。特に最後の。

「だから、あーゆー人は同じくらいのレベルじゃなきゃダメじゃん。」
「そゆもんか?」
「そゆもんだ。」

そんで、『嫉妬してぇなぁ』とかいうセリフの意味がわかんないのだが。思春期なら『お付き合いしてぇなぁ』とか『デートしてぇなぁ』とかならわかるけどさ、何よ『嫉妬してぇなぁ』って。

「でさ、俺実は昔っからやってみたかったことがあるんだよなぁ。」
「何だ?」
「それはなぁ・・・

俺が片思いしている女子は、実は別の奴が好きだった。その男子もその女子の事が好きだった。そしてどちらかが告白し、遂に二人は付き合い始める。俺はそれを知って衝撃を受ける。だが俺はその男子の所へレッツゴー!そして俺はそいつに向けて高らかにこう宣言をする!『おい!○○とお前が付き合うなんて、俺は絶対に認めねぇからな!!』

ってなシチュエーション♪」
「正直に言おう。アホかお前は。」
「え〜何で〜?」
「何をそんな自分が圧倒的不利な状況を望んでんだよ。意味ねぇだろ?」
「だってテレビ見ててやってみたかったしさぁ。」
「大体、嫉妬とかそうゆうもん元からないだろお前の中によ。」
「だってよぉ、うちの家族全員が一度くらいは嫉妬しとけってうるさくてさぁ。」
「何なんだお前の家庭は。」
「とゆーより俺も実は前々からしてみたかったんだよなぁこうゆう嫉妬♪めちゃくちゃハラハラしてさぁ、俺もあんなハラハラした展開がしてみてぇんだよ。」

あぁ、こいつはとことん変人へと爆進し続けている・・・。

「変人とは我にとって最高の誉め言葉なり!!」

さいですか。あと思考を読むな。





「それって・・・意味あんの?」
「いや、世間一般からして意味はないんだが、どうやら本人にとってはすごく真面目なんだそうだ。」
「大変ね、天介も。」
「俺の周りの連中もそう思ってる気がしてならねえよ。」

今俺の目の前にいる小柄な少女は、岡田 京子とは違う別のクラスであり、俺の彼女の松岡 美羽みわ。ツインテールとパッチリとした目が特徴的だ。まぁ世間一般で言う美少女なのだが、付き合う前は俺は別にこいつに興味は無かった。でも美羽の方から告白受けた時はマジびびった。因みに気が強い。で、今は美羽と一緒に帰路についている。拓馬とは別のルートだから別れている。

「そんで?アンタはどうすんの?見てるだけ?」
「いや、俺にどうせえと?あいつのわっけのわからん恋話と形容していいのかどうかもわかんねぇことに俺が突っ込めと?」
「まぁ無理よね。」
「わかってらっしゃる。」
「あ、でも・・・。」

美羽が思い出したっていう感じで掌をポンと叩いた。

「こないだ京子と話したんだけど、何か京子も好きな人がいてるらしいよ?」
「え、マジかよソレ?」
「マジよマジ。」

そういやこいつ、岡田 京子と仲よかったよな。ってことは事実なんだろうな。

「あいつの願いが成就されっかもなぁ。」
「まぁ、あの子があの拓馬に興味があるっていうのは無いに等しいからね。」
「あれ?好きな奴誰か聞かなかったのか?」
「それがはぐらかされちゃって。」
「さいで。」

でもまぁ、これであいつも安心して嫉妬できるな。よかったよかった。




日本語おかしいよな?嫉妬できてよかったってどないやねん。




〜そして翌日〜




「おはよう。」
「おっはー。」
「ファ・・・。」

俺は欠伸をしつつ、学校の校門を目指して歩く。周りは、それぞれの友達に朝の挨拶をしながら歩くクラスメートや先輩後輩。美羽は俺ん家より遠いから、俺より先に家を出るため、基本俺は一人で登校する。まぁこの話はどーでもいい。学校に着き、教室へ向う途中、拓馬がソワソワと隣の教室を覗く。いつもの光景だから別に気にするこたぁねえさ。ま、覗く理由なんて丸分かりだしな。

「よ、拓馬。」
「よう、天介おはよう。」

覗きつつも返事をする。当然、その視線の先には・・・。

「やっぱお前の片思いの相手、か。」
「イエース。」

英語にする必要はないだろうがそこは。で、お目当ての相手である岡田 京子はというと、机の周りにいる友人達と談笑していた。めちゃくちゃ綺麗なストレートの黒髪に、シャープに整った顔立ちに、穏やかな瞳に桜色の唇。更には雪のごとく白い肌。まさに女神と言っても過言ではない美少女だ。話している途中で朗らかに笑う時に片手を口元に添える仕草も、ちゃっかりさまになっている。一つ一つの動作がめちゃくちゃ綺麗だ。こりゃ学園のヴィーナスっつーのも納得がいくよな。今更だけど。

「大抵、あーゆーのには彼氏かなんかいるっつーのが定番なんだけど・・・。」
「いねえんだよなぁ。」

過去に何十、いや、何百という男が彼女に告白をしたらしいが、全員ことごとく撃沈。つまり彼女は今フリーなのだ。余談だが、彼女は学校外でもその名を轟かせていていて、そいつらも告白をしてきたらしい。が、やっぱ撃沈。しかし、そいつらカウントせずに学校内だけで何百人もの男子が敗れ去っているっつーのは、もうギネスもんじゃねーか?あ、そうそう。彼女、実はかの有名な岡田財閥の社長令嬢なんだよな。だから彼女の周りのどっかにはSPがいんだよなぁ。それで今まで安心だったっつーわけだ。噂がでかけりゃでかいほど、バカな奴が増えるからな。主に変質者とか。

「おい、拓馬。お前に吉報だ。」
「?」
「どうやら美羽いわく、彼女・・・好きな奴がいるそうだ。」
「!!」

お、予想通りの反応だ。

「ま、マジか!?」
「おう。」

ま、大抵の男ならショックを受けるか、期待するかどっちかだろうが・・・。

「いよっっっっっしゃ!嫉妬できるぜ嫉妬!!」

まぁ期待・・・つっても全然逆方向の期待なんだけどな。



俺、何でこんな奴と友達やってってんだろうな・・・。



そして授業が始まった。が、拓馬を見てみると、何かソワソワしていて落ち着きがない。授業が始まる前、あいつは『京子さんは、今日中に誰かに告白されるか、する!』とかのたまっていた。その根拠は『勘だ!!』らしい。

あぁ頭いてぇ。授業にもだが、あいつにも。

「お、おい天介、天介!!」
「ん?」

そして昼休みとなり、さぁメシを食おうとした時、あいつが切羽詰ったような顔をして駆け寄ってきた。

「どうした?」
「き、きた!きたきたきたぁ!!!」

うん、めちゃくちゃうるさい。

「な、何だよ?」
「とにかく来い!」

無理矢理立たせて、駆け出す拓馬。俺も慌ててその後を追う。途中で美羽にすれ違った。振り返って見てみると、『何があったの?』とアイコンタクトをしてきた。それを『わかんねえよ。』と返す俺。そして何故か美羽も追ってきた。アイコンタクトに有する時間はわずか二秒。そして俺と美羽は、拓馬の後を追っていき、校舎裏へと来た。そして拓馬が草陰に隠れ、俺達も同様に草陰に隠れる。

「おい、なん・・・。」
『シーッ!』

拓馬が一指し指を口元にもっていき、静かに!という定番の合図を出した。

「「?」」

俺と美羽は草陰から顔を出すと・・・。

「あれ、京子じゃない?」

美羽の言う通り、そこには岡田 京子がいた。ただ、一人じゃない。もう一人・・・。

「金島先輩じゃねえか。」

そう。もう一人は、この学校のプリンスと呼ばれている金島 総一郎そういちろうだった。整った茶髪と、ジャニーズにも引けを取らない顔立ち。優しい瞳が特徴的で(クラスの女子談)、まさに神の申し子と謳われている俺らの一つ上の先輩だ。当然、頭脳明晰、運動神経抜群である。ヴィーナスの次はプリンスかよ、て初めて聞いた時は大袈裟過ぎて驚いたな。もう何でも来いだ。

「二人、何してんだ?」
「まさか・・・。」

俺と美羽の会話に、拓馬が割り込む。

「そう、金島先輩はここに京子さんを呼び出したんだ。」
「・・・ってアンタ違うクラスなのに何でそんなの知ってんのよ?」
「極秘秘密だ。」

何が極秘か。あ、勘か。すげえな的中してるよおい。

「先輩、何の用ですか?」

京子が話しかけた。うん、声も綺麗だな。凛としていて鈴のようだ。

「な、にウットリしてんのよ?」
「す、すいませんでした・・・。」

あの、足踏むのやめてください美和さん。痛いですからめちゃくちゃ。

「あのさ、君に話があって。」

いや、話があるから呼び出したんだろーが。まぁそこは置いといてやろう。

「話?」
「うん・・・じ、実は俺・・・。」

拓馬を見ていると、落ち着かない様子でいた。

「お、俺!・・・君のことが好きなんだ!!」

おお!言ったぁ!!

「金島先輩、やっるぅ〜!」

小声で美羽も賞賛した。そして拓馬はというと・・・。

「キターーーーーー!!\(゜▽ ゜)ノ」(小声)

うん、明らか喜んでるね。普通逆だろ。あ、こいつ嫉妬したかったんだな。つーか喜んでる時点で嫉妬じゃなくなるだろが。

「だから・・・付き合ってくれないか?」

真っ直ぐに彼女を見つめる先輩。対する岡田・・・もうフルネーム呼ぶのメンドイな。対する岡田さんは、面食らった顔をして戸惑っている。そりゃね、プリンスって呼ばれてる奴から告白されりゃ驚くだろうさ。しかし、これはお似合いなんじゃねえか?学校のヴィーナスとプリンス・・・まさに稀に見る美男美女の最強カップルじゃねえか。そうなれば、もう彼女にSP付ける必要無くなるし、彼女も悠々と過ごせるってもんさ。

「あ、あの・・・私・・・。」

お、言うか言うか?隣を見れば、美和はハラハラした様子で、拓馬はワクワクとした様子。じゃ俺はドキドキだろうな。マジで緊張すんな。他人なのに。

「私・・・。」

(((よし、言え!!!)))←俺ら三人の心の叫び。

「あの・・・ごめんなさい!!!」
(((あらら。)))

うん、ずっこけたね。そりゃもう勢いよく。

「え、ええ!?」

あ、やっぱ驚くか。告白した本人も。

「な、何故だ!?何故ダメなんだ!?」

そりゃ気になるわな。

「わ、私・・・他に好きな人がいるんです。」

ありゃりゃ、金島先輩は対象外だったのか。これは俺らの的がはずれたな。

「好きな人!?それは一体誰なんだ!?」
「え・・・。」
「言え!言わないと納得できないぞ!」

肩を掴んで岡田さんを揺さぶる先輩。つーか、あれ?先輩ってあんなキャラだっけか?もっと温厚な気がしたんだけどな。

「な、何よあれ?無理矢理聞き出して・・・最低じゃない。」

美和もいきなりの先輩の豹変ぶりに驚きを隠せずにいた。

「おいおいおい、京子さんに何してんだあの野郎め。」

うわ、めちゃくちゃ怒ってやがる・・・拓馬の奴。

「わ、わかりました!言いますからやめてください!!」

ついに屈した岡田さんは、解放された肩を摩った。そこまで強かったのか。俺まで許せねえな。

「さあ言え!どこのどいつだ!」

もう脅迫に近い声色で詰め寄る先輩。あ、もう先輩付けたくなくなってきた。

「わ、私は・・・。」

(((ゴクリ・・・)))←俺達が生唾飲み込んだ音。

















「私は・・・二年一組の小野寺 拓馬さんが好きなんです!!」




















「「「・・・。」」」




















「「「なあああああああああああああああああああああにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!?????!!!!??????」」」
「「!?」」

え、いや、ちょと待て!二人驚いてるけどそんなの関係ねえ!!(小島よしお風)

「美和ちゃん!?そ、それに・・・。」
「い、いやいやいやいやいやおかしいでしょ絶対!?」
「つつつつーか今確かに拓馬っつったよな!?たしか〜〜〜〜〜に小野寺 拓馬っつったよな!?聞き間違いじゃねえよな!?」
「はが、はががががががががが!!!???」

ああ!?拓馬ぶっ壊れたあああ!!!???

「・・・はい。」

しおらしく言われてもーーーーーー!!???

「とと、取り合えず落ち着こう!な、俺ら!」
「う、ううううん。」
「もげ、もげげげげげげげげげ!!!???」
「お前はもっと落ち着け!!」




* しばらく落ち着くまでお待ちください。




「スーハースーハー・・・よし、落ち着いた。」

ようやく落ち着きました。

「で?何でこいつ(拓馬)が好きなんだ?」
「え?・・・今言うの?」
「あ、いや今じゃなくても・・・。」
「今聞きたいから今言って?私達以外誰もいないから。」

うわ、美和大胆。

「・・・。」

そして喋るまで待つ俺ら。

「私・・・入学式の帰り道に、ペンダント落としちゃって・・・それ、お母さんからもらった大切な物だったら、ずっと探してて。でも日が落ちかけてたから、探すのはほとんど無理な状態になって・・・その時に、通りかかった小野寺くんが声をかけてくれたの。事情を話したら、一緒に探そうって言ってくれて、日がすっかり落ちちゃったにもかかわらずにずっと探し続けてくれて・・・それでやっと見つけてくれた時から・・・。」
「ずぅっと片思いってわけね・・・二人とも。」
「え?」

ああ、こりゃ以外だったぜ・・・拓馬も、そん時に一目ぼれしちまったって言ってたしな。二人とも両思いってわけか。

「何で言わなかったのよ?」
「だ、だって・・・恥ずかしくて・・・。」

シャイってわけだ。

「で?アンタはどうなのよ?」

美羽が拓馬に顔を向ける。当の本人はまぁだビックリしてんのか、口を開けたり閉めたり開けたり閉めたり・・・無限ループじゃねえか。

「・・・。」
「あ、あの・・・改めて言います。」

岡田さんが拓馬の前で手を組む。

「拓馬さん・・・わ、私と・・・私でよければ、お付き合いしていただけませんか?」

頭を下げる岡田さん。それで正気に戻った様子の拓馬。

「え、いや、ちょっと、あ、頭上げてくださいよ。」

メチャクチャ慌ててる拓馬。珍しい・・・いつもはへらへらしてる奴がここで取り乱すとは。

「あ、あの・・・お、俺も前から君の事・・・す、好きだったんだよね・・・。」
「え・・・。」

驚いて顔を上げる岡田さん。うわ〜顔真っ赤。

「だ、だからさ・・・俺からも・・・マジでお付き合いしてください!!」

頭を下げる拓馬。さっきとは逆の光景じゃねえか。

「は・・・はい!!」

嬉しそうに返事をする岡田さん。お、ってことは・・・。

「カップル誕生、ね!」
「そうだな。」

うん、見ててなんかいいな。親友に恋人が出来ると、何か嬉しいぜ。

「ふざけんな・・・。」
「「「「?」」」」

あ、そういやも一人いたな。金島。もう先輩付けてやんね。つーか「」一つ多いな。あ、岡田さんのか。告白された本人も忘れるなんて・・・結構ひどいな。

「ふざけんな!俺より、そんな何の取り柄もない奴が好きだと!?金も、容姿も大したことないそんな奴が好きだと!?ふざけるなよ!俺の方がそんな奴よりも恵まれてるってのに!!」

な・・・!!

「なん「んだとテメェ!!!!」・・・。」
「ぐはっ!?」

あ〜・・・メチャクチャぶん殴りたかったんだけど・・・美羽が先に飛び蹴りかましやがった。それをモロに顔に受けてぶっ飛ぶ金島。華麗に着地した美羽は、金島を見下すかのように睨みつける。

「テメェ・・・自分が負けたからってキャンキャン騒いでんじゃねえよ。京子はアンタなんて眼中に無かったんだよ。自分がモテてるからって百パーセント成功すると思うなよ?」

こ、こえぇ・・・怒りのオーラが体中から滲み出てるよおい・・・睨まれてる金島はもちろんのこと、俺らまで身震いせずにはいられねえ・・・。

「金島先輩・・・。」

いきなり岡田さんが喋りだした。

「私は、自分のことなら何を言われても構いません。しかし、私の思い人である拓馬さんのことを悪く言うのは、いくら先輩でも許せません。」

そして・・・。

「次言ったら・・・私も美羽ちゃんと同じことしますよ?」

ニィッコリ、と笑う岡田さん・・・こ、この人もこえぇ・・・静かにキレるタイプだ・・・。

「ひ、ヒィイイイエエエエエ!!!」

二人の殺気に負けて、躓きながらも逃げ出す金島。あ〜あ、プリンスも今日で終わりだな。

「天介?」
「拓馬さん?」

!!

「「行くよ。」行きましょ。」
「「・・・はい。」」

まだ怒ってるのか、ニコニコしながらも怒りオーラ全開の二人・・・恐ろしくて頷くしかない俺ら。

こ、恐すぎる・・・。



〜そして数日後〜



あれ以来、拓馬と京子(仲良しになったから呼び捨て)は晴れて公認のカップルとなり、俺と美羽合わせて四人で屋上で弁当食ったり、いろんなとこに出掛けたりもした。因みに、金島はあの一件から『学校のプリンス』から『学校一の臆病者』へと人気が急降下。あまりの恐ろしさに引きこもりになったという。まぁ、あれだけの殺気が直撃すりゃあなぁ・・・無理もねえな。


あ、そういえば。


「なぁ拓馬。」
「何だ?」
「結局、お前嫉妬したいっていう願望はどうしたんだ?」
「あ〜・・・。」

しばらく考え・・・。

「・・・まぁまたいつかあるだろ。」

その妙なとこでお気楽な頭をかち割ってみてえよ・・・。

「天介〜。」
「拓馬く〜ん。」

遠くで美羽と京子が俺らを呼ぶ。

まぁ、何はともあれ・・・。

「さて、行くか?」
「そうだな。」

楽しけりゃいいか。



Fin


たまにはヘタレな主人公でも書くさ。













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