休み時間〜Resting time〜
「海!生きてる?死んでる?」
彪の声で我に返る。
「……死にかけてた」
海の返事に、彪はニヤッと笑う。
「三途の川見た?」
「……渡りかけてた」
「うわっ!!マジッ!?」
本当だったりもする。三途の川では無かったが。
「渡っときゃ良かったじゃね〜か」
言ってきたのは不良君D。葉田 哉輝で通称ヤキ。
「あんたが渡りなよ、ヤキ」
私が案内して、後ろから突き落としてあげるよ
道連れではありません。
「余計なお世話、だ」
一瞬ドキリとした。が、不良君Dは読心術を習得していないだろうと、なんとか安心する。
「なぁ、今日一緒に帰ろ〜ゼ」
不良君D、彪を狙っております。
「ん〜〜今日?花冠姉妹も引っ付いて来るよ」
女王様は、鈍感なようで、そうでなかったりもする。
「……止めとく。オレ、あの双子苦手だし」
手をひらひらと振りながら、不良君Dはあっさりと諦める。
海は、花冠姉妹を密かに、本っ当に密かに腹黒毒舌スナイパーと呼んでいる。略して黒毒ナイパー。海をも勝るやり手の狙撃手。二人揃うと無敵。女王様のみ制御出来る。
「ふ〜ん、そっかぁ」
さほど残念そうでない女王様は、携帯を出してモーニングコール。
「ルッキー、起きてる〜?今日学校だよ」
ルッキーってことは……愛娘さんか………
「あっホント〜〜?待ってるからさ、早く来なよ」
愛娘さんのご登場は、一時限目の真っ只中で行われます。今しばらくお待ちを。
「でさ、さっきの話しだけど、“お試し”してみたら?」
「…………」
“お試し”をして、どうなるのか?
“お試し”の相手として選ばれた人は、殺されるでしょう。恐らく。この学校の男子生徒、かなり血の気が多いので。 |