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ありきたりです。読まない方がいいですよ。しかも読み直ししてないんで、後日ちょっと書き直すかもしれません。
WANKO
作:メフィスト牛子


わしのように数百年も生きておる者は、世界に200人あまり。だが、伝説のわんこそば職人の話を知るものはそうは居るまいて。


予備校帰りの地下鉄で、どう見ても6〜7歳くらいにしか見えない男の子は、そう言うといきなり俺の膝にちょこんと座った。
まだラッシュには早すぎる時間。電車内は割と空いており、この子の親らしき人物もいない。
ぎょっとしている俺を無視して、そいつは続けた。

彼の打つそばを食べた者たちは、たちまちその味の虜になる。そしてその味を忘れられず、寝ても覚めてもわんこそば、いつどこでなにをしていようとわんこそば、それも、必ず彼の打つわんこそばでなくてはならず、どんなに名の通った有名店のそばであろうと、あのそばに魅入られた者らにとっては糞と同等でしかないのである。
そしてついに、他の食物を一切受け付けなくなったその者らは、そばへの飽くなき憧れ、満たされぬ渇望と絶望感の中で、くだんのそば以外のありとあらゆる食べ物を目の前にしながら餓死するのである。

これは脅しでもなんでもないゆるぎない真実であり、このそば職人の術中にかかっては、どれほど屈強な男であれ、例外なく苦悶の死を約束されるのじゃ…。


俺は信じられない、といった様子で目を白黒させた……いや、させていたと思う。
どうして?なぜ?
喉がカラカラに乾いて、思うようにしゃべれない。ぱくぱくぱく━━━━━━━━━━━━━━
向かい側のガラス窓に映ったそんな俺の表情を、ガキは楽しそうに見つめている。

(くそっ!くそっ!くそっ!くそっ!)
ぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱく━━━━━━━━

それでもなんとか声を振り絞り、この謎の少年に言わなければいけないことがある。
ぱくぱくぱく━━━━━ぱくぱくぱく━━━……言わなければ!
ぱくぱくぱく━━━━
!その時、ふいに声が出た。
「ちょ………重!どいてくれる!?」


ほらね、だから読まない方がいいって書いておいたのに…













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