もう…後悔しても遅い…
あなたは...後悔しないで。
実話です。
今も好きです。
坂下 こうた(さかしたこうた) 14歳 中3
新山 せいな(にいやませいな) 13歳 中2
塾で一目惚れ。
振り向いてはくれない。
辛い恋愛。
ハッピーエンドはありません。
どちらかというとバッドエンドです。
まだクラスに馴染めない5月。
私は友達から紹介された塾の説明に来ていた。
説明がおわり、来週から塾に通うことになった。
せいな『塾とかだるいだけじゃん!?』
お母さん『なにいってんの?あんな点数とられたら受験が心配よ。』
そう。中1の時にさぼりにさぼりまくって5教科の合計点数は100点も超えていなかった。
そして塾に通う日。金曜日でした。
担当『新山さん?よろしくね。』
せいな『よろしくお願いします。』
私は、挨拶する担当の先生をそっちのけでつい目の前にいる人がすごく気になった。
イケメンとは言いづらい顔立ちだったが、
デスクに向かっている姿がすごいクールで、一瞬でなにかに落ちた音がした。
そこから先生の雑談だったり、授業をしたりなどしていたが、それでもやっぱりその人がすごい気になった。
同じ中学校の1個上の先輩。卓球部らしい。
坂下先輩...かぁー。
私はイラスト部に入っていて、階は同じだった。
部活の時はよく見かけるようになった。
せいな『卓球してる姿もクールだな...』
私は毎週金曜日の塾が楽しみになり。
学校で会えなかった日は、すごいしょっくだった。
塾でたまにみせる笑顔、落ち着くような冷静な声。
性格は、冷血人間だろう(笑)
それでもよかった。なにか接点があるだけでも。
そんな感じで夏休みになり、塾にも慣れてきて、クラスにも慣れてきて、仲良くなる子がたくさんいた。
夏期講習ですごく仲良くなった男の子がいた。
名前は慶太同じ中学校の1個下。
すごく天才で、いつも負けてしまう。(笑)
せいな『ねぇー、上の名前なんだったっけ〜(笑)』
慶太『え?しらなかったの?坂下だよ』
せいな『坂下...?(え?嘘。もしかして...)』
先生『しらなかった?坂下先輩の弟だよ。』
せいな『うっそぉぉぉ!?まじ?』
慶太『そんな驚く?(笑)』
いや、そりゃ驚くでしょ!?
だって好きな人の弟って...
先生『好きなんでしょ〜?坂下先輩のこと〜(ニヤニヤ)』
慶太『まじで!?(ニヤニヤ)』
せいな『え!?なんで知ってんの!?』
先生『何年生徒のこと見てると思ってるの?わかりやすすぎ♥応援するよ。』
せいな『うわまじか。かなり気色悪い爆笑』
慶太『兄ちゃん恋愛には興味ないと思うよ。』
せいな『それはね。うん。みたらすぐわかるわ...。』
いわゆる草食系男子?って感じです。もーほんとに草しか食べないような..
※ちゃんとお肉たべてます。
先生からの応援もありながら、自信をつけていったわけですよ...
無事夏期講習も終わり。
平常授業に戻ったんですが...
たしか10月ぐらいですかね〜事件ですよ事件。(私情)
まーそこそこ弟と仲良くなり...
(兄より仲良くなってしまいました。)
先輩とはちょっとずつ喋れるようになってきたある日です。
恋愛の話になりましてね。
先生『新山さんの好きな人って結構以外だよね〜』
せいな『いや、いみわかんないから!///』
先生『慶太くんと話してたんだ〜』
坂下先輩『え?慶太しってんの?聞いてみよ(笑)』
せいな『え?いや、無理です!絶対聞かないでください!』
坂下先輩『なんで?(笑)』
全然話を聞き入れてくれない先輩。
せいな『聞いたら絶対後悔しますからーっ!』
坂下先輩『え...?いみわかんない(苦笑い)』
やらかしたぁ〜いやバレた!?え、ばれた!?
あーもーだめだ死にたい...
今バレたら気まずすぎんか???
その日は一睡もできず。
あっとゆう間に次週の金曜になりました。
せいな『いや、どーゆー顔したらいいの!?怖すぎ...もー無理ぃぃ』
塾にはいると
せいな『(あれ?ん?普通?普通の態度...)』
逆に悲しくなってしまった自分がいたのです。
そのまま何も進展がないまま11月...
実は、今月先輩の誕生日です。
ずっと前に、英語の勉強するので英語で誕生日教えてください。
という謎の方法でゲットしました。
答えは、イレブンサーティーン。そう。11月13日でした。
けど...いや日曜日!?祝われへんやん??
友達『メアド交換してそれで祝ったら〜?』
goodアイデア!!友よ!愛してる!
ということでガチコチに緊張しながら金曜日。
ポッキーの日でした。
先輩が帰るのをみはからって追いかけました『今思えば、ストーカー。』
せいな『坂下先輩っ!!』
坂下先輩『え!?なになになに。((後ずさり』
せいな『先輩、日曜日誕生日じゃないですかーっ!』
坂下先輩『え?なんでしってんの?』
せいな『(いや、あんたがゆーたんやぁーん!)...え、あ、聞きました...』
坂下先輩『...』
せいな『それで、その、祝いたいのでメアド交換してもらえないでしょうか!?』
坂下先輩『え?あー、メアド.....あ、携帯壊れた』
え?え?おいおい、なにその断る定番の言葉『携帯壊れた』いやわかりやすっ!
せいな『え!?(頭こんがらがる)』
坂下先輩『うん。なんか、朝に壊れてた。』
せいな『え、あ、そうですか...分かりました。ありがとうございます、』
急いでその場から走って立ち去りました。
泣くよりも...びっくりする方が勝って...
その日は一睡もできませんでした。
テスト期間も挟み、2週間ぐらい坂下先輩とは話さずにいました。
せいな『いや、あんな事があったし、かなり気まずいよね...』
塾へ行くと、普通の態度でした。
せいな『ほんと調子狂う。神経すごいわ...でも、好きなんだ...』
ですがその日、坂下先輩が初めて喋りかけてくれました。
塾には、私の嫌い...というか苦手なAくんがいます。
Aくん『このアップルジュース1000円!(先生に向けて)』
坂下先輩『は?』
せいな『は?って...爆笑』
という感じでよくわからない言動をよくします。(笑)
すると急に
坂下先輩『アップルジュース飛んだよ』
せいな『え?うそっ!?どこ!?(思わずタメ...)』
Aくん『まだ開けてないから飛ばんし〜』
せいな『え!?(先輩の方をみる。)』
坂下先輩『(ニヤニヤ)』
せいな『嘘かーい!爆笑』
すごいキュンってきました。(笑)
先輩もイタズラ好きなのかなって...(笑)
自惚れてました。
そして、3年生は本格的に受験という感じになり、担当していた先生は就職先が決まったので卒業し、接点がなくなっていきました。
それでも、学校で会える日はすごく幸せで、金曜日の4時間目の音楽は、先輩のクラスと同じ時間にあったので、いつもいつも見れました。
最後の方は、会えなかった日はないと思います。
すごくすごく、幸せでした。
2月に入り、バレンタインの時期になりました。
私も普通に友達にチョコを交換するという感じになっていました。
ギリチョコでも男子にはあげたくないと思っていたので(初めてそんなことを思った。)作りませんでした。
でも...一応と、先輩の分のチョコを作りました。
バレンタインの前の週の金曜日、
渡さないと後悔するよ?
いいの?
と友達に言われましたが、なかなか渡せませんでした...
ですがバレンタインの週の金曜日。
勇気をだして渡せました。
塾の中で渡したので、周りには友達や、先生が...(今思えばなんであんなとこで渡したんだ...)
男の先生からも、『チョコをもらって嬉しくないやつはいないから、好きじゃなくても貰ってくれるよ。』
と言われていたので、まー、チョコは貰えるだろうと...
思っていたのですが。
坂下先輩『俺...彼女おる。貰ったら怒らえるから...』
え?彼女?いや、初耳なんですけどぉぉ!?
なんでいつもいつも予想外の答えばっかしてくんの?
彼女いるんだったら初めから彼女いるアピールせんかい!?
みたいな感じで脳内暴れてました。
いろいろハプニングがあり、最後まで好きと分かってもらえず...
鈍感すぎるし。
でもそんなあなた全部が好きなんです。
思い返せば経験もしたことない恋愛でした、(笑)
今は5月。
まだ好きです。(笑)
先輩は頭のいい高校に行ってしまい...
私には、バカ高ですが、目指している高校があります。
先輩を好きになってもーすぐ1年がたちそうです...
いや、かなり寂しいやつ...(笑)
いつでも彼女候補いますよーっ!
次に会ったときは、『すき』ってちゃんと言うから。
迷惑かもしれないけど...
ちゃんと振ってもらおう。
次の恋に進むために.....
【完結】
読んでいただき、ありがとうございます。
初めての作品です。
ハッピーエンドじゃなくてすいません
皆さんは、後悔しないような恋愛をしてください!
私は、もう後悔しないように、自分をしっかりもって、前に進みたいなと思います...
なかなか難しいでしょうが...
私は先輩が好きすぎました。
みんなから『え?ブスやん?』
みたいな感じでいわれたんですけど、
好きの気持ちに理由なんかないわ!
とずっと答えてきました。(笑)
アホですね爆笑
では、よい恋愛を。(笑)




