さてさて、唯ちゃん勉強大変だぁ~!
という自分も受験生なので、しばらく投稿できないと思いますorz
まぁ、こんな駄作、楽しみにしてくださってる方は居ないと思いますが・・・・。
ではどぞ
ノ
けいおん! 18th
・・・今、コイツは・・・ギター担いで新しい挨拶を編み出したコイツは何て言った?
「えっ!?中間テスト!?」だと・・・?
唯がギターを買ったその翌週、俺と唯が一緒に帰っている最中和が追いついて、それを今知らせたところだ。
和「・・・それも、コード?」
響「ま、こうでもしてないと覚えないんだろ・・・・。ってか唯、知らなかったのか?」
唯「うぅ・・もう中間テストなのかぁ・・・・、せっかくがんばってギター練習しようと思ってたのに・・・・」
和「・・・・。」
何か言いたげな和。
響「なぁ、こいつ、勉強したことあんの?」
和「勉強したこと・・・・無いわね。」
即答・・・・。
とほほー、と暮れながら話を聞いていた唯がウインクをかます。
唯「そっかー、なら大丈夫だね☆」
響・和「いや、大丈夫じゃ無いから・・・・・」
最後の一言は唯に届いてなかったらしい、鼻歌を歌いながらコード練習している。
響「そういえば、和は何で今日こんなに遅いんだ?」
和「あぁ。私は、図書室で勉強してたから・・・って、これ、さっき言わなかった?」
響「聞いてなかった。」
和「即答で返さないでよ・・・・」
そういやぁ、病院脱兎の一件で、コイツには貸しがあるのを忘れていた。
響「和、何か奢ってやるよ、リクエストあるか?」
和「そうねぇ・・・・」
和のことだから、多分何故俺が奢るのか、察しはついているはずだ。
ちなみに唯は話を聞いてないので奢らない方向にする。
和「唯はどうするの?」
響「・・・・。」
・・・。
思考を読まれたのか?もしそうならあーた、かなり性悪ですよ和さん・・・・。
唯「え?何が?」
案の定、唯の耳には入っていなかったのに・・・・。
和「響が奢ってくれるって。」
唯「ほんと!?じゃぁねえ・・・・」
和「そうだ唯。前に駅前の喫茶店、新しいケーキを作ったって、話したよね?」
唯「えーっと、響君が居なかった時のあれ?」
和「そうそう。そこに行かない?」
和気藹々と、話を進めていた唯が少しずれて歩いていた俺に振り返る。
唯「いいよね?響くん♪」
響「・・・あぁ、どこでも良いぜ。」
如何とでも成りやがれ!!
唯「やった♪」
和「じゃ、案内するわね。」
響「おう。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
唯「あー、美味しかったぁ~♪」
響「幸せそうだな。」
和「唯にとって甘いものは無いとだめなのよ。」
響「唯だけじゃないと思うがな。」
澪や、律の顔が浮かんだ。
響「和はどうなんだよ?」
和「私は・・・そうねぇ・・・・。どちらかというと甘いものより、苦いのや辛いのかしら。」
言われてみればそれっぽい・・・。
響「なんか、大人って感じだな・・・・」
和「あら、年寄りみたいって良く笑われるけど、そういう風には言わないのね。」
響「あのなぁ・・・姉貴と妹がいて、女性の扱いが分からないほど俺は馬鹿じゃないぞ?」
和「そうね、馬鹿だとは思ってないけど。」
響「なんか、気にくわ・・・・」
と続けようとしたところ、栄養補給を完了した唯が先にたって手を振り上げた。
唯「二人ともー!置いてくよー!」
空気読め・・・とは言わないが、せめて愚痴くらい言わせてほしいものだ。
隣で小さくため息をつく声が聞こえ、
和「はいはい、今行くわよ。」
和は小走りで唯に歩み寄っていった。
ていうか、アイツが俺らに合わせるべきじゃね?
と思いはしたものの、和が向こう行ってしまってはもう後の祭りだ。
響「ぁったく・・・」
俺も、並ぶように足を速めた。
――――――――――そして、テスト当日――――――――――――――――――――
だりーな・・・・
一限から精神的なものと肉体的な疲労を感じていた。
というのも、店長が無理やりシフト変えたからだ。
おかげで昨日は大忙し。
お駄賃とか言って臨時の給料貰えたから良いとするが・・・・。
俺が疲労を出すようにため息をついたと同時に、開始のチャイムが鳴った。
「始め!」
監督の先生の声が静かな教室にこだまする。
あぁ、勉強してないのに行けるのかな、俺。
ぺらり、と問題を捲った俺は驚愕した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
律「やっとテストから開放されたあぁぁぁあ~~~!」
ま、律にとっては十分すぎる苦だったろう、伸びをして安堵のため息を漏らす。
ムギ「高校になって急に難しくなって、大変だったわ。」
響「そうか?今回ほとんど中学の復習だったじゃん。」
澪「ま、それもそうだな。だが、それでも大変そうなやつが―――――」
澪がゆっくりとこれ以上無い暗い笑みを見せる人物に目を向ける。
澪「ここに。」
唯「アハ・・・ハハハ・・・・・・」
響「顔からして悲惨なんだな。」
恐る恐る、澪が尋ねる。
澪「そんなにテスト悪かったのか?」
唯が無言で手に持っていた紙を澪に差し出す。
俺と律も横から覗き見るが・・・・
響「見なかったことにしていい?」
律「現実逃避しちゃ駄目だ、響。」
複雑な顔で律に止められた。
澪「12点・・・・・」
自分をあざ笑うかのように唯が口を開いた。
唯「クラスでただ一人、追試だそうです・・・・。」
澪・響「うっわぁ・・・・・・」
こりゃ、やばいな。
何とかして励まそうとムギが人差し指を立てて見せる。
ムギ「大丈夫よ!今回はちょっと勉強の仕方が悪かっただけじゃない?」
律もそれに続く。
律「そうそう!ちょっと頑張れば追試なんて余裕余裕!」
唯「勉強は全くしてなかったけど・・・・」
その二人の励ましは意味無く、粉砕された。
律「励ましの言葉返せコノヤロウ!」
そりゃ、苛立つよな。
響「なんで勉強しなかったんだ?」
唯「いやー、しようと思ったんだけどさ、」
ならば何故・・・?
唯「勉強の息抜きにギター練習してたら抜け出せなくなって・・・・」
・・・そういうことですか、そうですか。
唯「おかげでコードほとんど弾けるようになったよ!」
澪「その集中力を少しでも勉強にまわせば・・・・・!」
響「・・・離せ3人とも。こいつの脳みそに勉強というものを叩き込んでやる・・・!」
俺の拳が唸りをあげる!
お前を殴れと泣き叫ぶ!
ムギ「きょっ響君!」
澪「落ち着いてって!」
律「今怒ったからそれで勘弁して!」
ようやく憤怒が収まり、席に座る。
響「全く・・・追試まで後どれくらいあるんだ?」
唯「えーっと、一週間くらい。」
多少怯え気味だが、もう怒る気もしない。
澪「一週間かぁ・・・微妙だな。」
律「勉強できるのかぁ~?」
唯「出来るよ!ていうかそういうりっちゃんこそどうだったのさ!」
律「私?」
自分のカバンを漁る律。
ここに取り出したりまするは――――
唯「りっちゃんは私の仲間だって信じてたのに・・・・」
響「顔と学力がマッチしてねえな・・・・」
律「二人とも失礼だと思わないのか!?」
手の甲を頬に当てて律が笑った。
律「私くらいになると、何でもそつ無くこなしちゃうのよ!」
先から澪がニヤニヤしてるが・・・
澪「テスト前日に泣き付いてきたのは誰だったっけ?」
律「あっ!バラすなよ!」
・・・笑ってたのはそういうことか。
突然唯がさっきと真逆の笑顔で、
唯「それでこそりっちゃんだよ!」
律「赤点取った奴に言われたくねえ!!」
そんな風景を見ながら、苦笑しあう俺と澪、ムギだった。
響「澪とかムギはどうだった?」
まぁ、こいつらは上位点だろうな。
澪「はい、」
ムギ「これね。」
差し出されたその二つを見る。
恥ずかしくない点数だから余裕で出せるんだろうな。
澪「響は?」
響「あ?俺?・・・唯とは逆なんだが・・・・」
唯「逆って・・・21?」
響「んなわけないだろ!」
突っ込みながら、カバンからファイリングしたそれを取り出してみせる。
響「まぁ、ぶっちゃけ、勉強した効果なかったんだけどな。」
澪「・・・・・。」
ムギ「・・・・・。」
律「・・・・・。」
丸以外ない俺のテストを見て3人とも固まった。
唯「昔から、響君勉強できてたよね~。」
響「まあな。」
ちなみに説明しておくと、
響「俺、もとは公立志望で母さんが私立は行かせないつもりだったから、半分おふざけでここを志望したんだ。」
行かないから、話のネタに志望ってことで・・・。
澪「・・・公立って言うと、どこの?」
響「・・・・紅葉ヶ谷だけど・・・・?」
ムギ「あの・・・・超難関の?」
律「おふざけって・・・・」
響「あぁ、すまん。」
顎を下げる。
ムギ「一応・・・他のテストも・・・良いかしら?」
数学以外のテストも取り出す。
響「同じだぞ?」
律「・・・・貴様・・・・!」
響「な、何怒ってんだよ!」
澪「世の中って理不尽だな・・・・・」
ムギ「現実は時に残酷なものですね・・・・」
響「ちょ、何悟っちゃってんの・・・・?」
必死に勉強したが届かず、落ちた。
公立は。
その分滑り止めの私立は余裕なとこを選んでおいて、余裕で受かった。
響「で?勉強できるんだな?」
唯「うん、まかせて!」
胸に手を当てる唯だが、かなり不安だ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~別の日~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いつも通りの席に付いた唯が
唯「追試の人は合格点取るまで部活動禁止だって・・・。」
羊羹を食いながらそう言った。
律「え!?じゃあ、ここに居るのもまずいんじゃ!?」
唯「大丈夫だよー、お菓子食べに来てるだけだし♪」
羊羹を食べて受け流す唯。
律「・・・そっかー、それなら大丈夫だね☆」
笑顔で返す律。
律「何でやねん。」
響「よし、律、そのチョーク離すなよ。」
律&俺のバンドアタックだ!
唯「ギブギブ・・・・!」
タップしてるのを確認したので拳を収めて元の席に付く。
やっと、律がチョークを放して喋れる状態になった唯。
響「聞こう、唯。勉強の成果を教えたまえ。」
机に肘を突き、某指令のようなポーズで聞いてみる。
唯「えーっとぉ・・・じつ」
響「正直にな。」
目が泳いだので釘を指す。
唯「・・・。」
硬化ベークライトを注いだわけでもないのに固まる唯。
体制を元に戻し、ため息をつく。
響「さてはお前、勉強して無いだろ・・・・。」
唯「あはは~・・・。」
響「笑っても誤魔化せないぞ。」
俺は机に肘を突いて片手で頭を抱えた。
響「まったく・・・澪、コイツが合格点取れなかったらどうなるか教えてやれ・・・」
澪「え!?私!?」
響「いいから・・・早めに状況を理解しておくに越したことは無い。」
澪「そっ、そうだな、よし唯。良く聞いて。」
唯「・・・・」
真顔で澪を見つめる唯。
澪「もし、唯が部活出来なくなったら私たち4人だけになるんだよ?」
響「あぁ、つまり部員数が足りなくなって・・・・、」
律「それで、・・・・廃部?」
響「そういうことだ。」
羊羹を食べる手を止めたムギが心配そうに尋ねる。
ムギ「追試は何時あるの?」
唯「い、一週間後・・・」
澪「一週間後かぁ・・・」
唯「それだけあれば、毎日ここに来ても大丈夫だよね!☆」
「「「「・・・ぁあ!」」」」
全員一斉にずっこっけた。
響「何、ピース作っとんだお前は!」
とりあえずチョップをかましておく。
律「そんだけしかないの!」
澪「追試に受からないと、このクラブ自体もなくなっちゃうんだよ?」
唯「そ、そうだよね!皆と居たいからあたし、頑張る!」
キラキラしてるのは良いが、さっきといってることが矛盾してっぞ・・・・。
響「頼むからな・・・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
唯「うぃっしょお・・・・・・」
自室で参考本を広げる唯。
唯「よぉし、やぁるぞ~~!」
気の抜けた声で腕を掲げた。
と、それをするための勉強机に目を向ける。
唯「・・・なんでこう散らかってるかなぁ・・・・・。」
そうして、掃除してるうちにコードの本を見つけ・・・・・
唯「♪」
ちゃんちゃんちゃんちゃん・・・・・・。
唯「あ、もうこんな時間!?早くお風呂はいって寝なきゃ!」
~~~~~~~~~・・・・こうして数日が過ぎ・・・・~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
部室に入った途端に唯が澪に抱きついた。
唯「というわけで澪ちゃん助けて~~!」
澪「え!?私!?」
驚いた澪に目を向けられる。
教室で俺も頼まれたが・・・・
響「俺はさっきめんどいってパスしたからな。」
数学が一番苦手なのだ。
律「お前、冷たいな・・・」
響「教えれる気はしない。ってか、追試数学だから尚更な。」
澪「仕方ないなぁ・・・・それじゃ、今日、勉強会するか!」
唯「本当!?」
律「唯も澪に教えてもらえば合格点取れるよ!上手いんだぜー、澪は・・・・」
経験者は語るな。
澪も照れている様子・・・・・・
律「一夜漬け教えるのが!」
澪「うおーい!印象悪いな!」
“普通に教えるよ!”と、付け足した言葉とともに律に澪の『脳天チョップ』が炸裂した。
~~~~~~~~~~~そして~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その道中・・・・
響「ほんとに俺も行っていいのか?」
唯「うん、お父さんもお母さんも居ないから。」
・・・その言い方だと俺が何かしでかすみたいだな・・・・・。
澪「え?じゃあ、いつも家には一人でいるの?」
響「妹が居るとか行ってなかったっけ?」
唯「うん。」
律「唯の妹かぁ・・・・」
俺も他3人と揃って想像してみる・・・・・。
またなんか、天然でぽや~っとしてて、ごろごろしてそうな奴が思い浮かぶが・・・・・・
大体アタリだろう。
ムギ「大丈夫そうねぇ。」
俺もムギと同じように笑って唯をみていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
響「ここか・・・・」
律「結構大きいな・・・」
唯「はいはい、皆入って入って~♪」
唯がドアを開けて俺らを招きいれてくれた。
俺らの気配を察したのか、誰かがドアから出てきた。
?「あ、お姉ちゃんお帰り~。?。お友達?」
すたすたと、俺らのお前に立って
憂「初めまして、妹の憂です。いつもお姉ちゃんがお世話になってます。」
礼儀正しく自己紹介した。
響「・・・・。」
呆気に取られたのは俺だけでなく、他3人も全く同じリアクションだった。
出来た子だ・・・・・!
その出来た妹と別れ、俺らは唯の部屋へと・・・・・。
澪「さてじゃあ、始めるか!」
ムギ「そうね。」
響「俺はサポートに回るよ。」
唯「皆ありがとー♪」
真ん中に設置された四角い机に、
澪
唯[机]俺
紬
と座るが、律は・・・いいのだろうか?
目を向けてみると・・・・。
律「ヒマー・・・・」
等と呟きながら、ぼーっとベッドにもたれ掛っていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
着々と唯が勉強を教えてもらっている中、ついに奴が動き出した。
律「ひまー!」
唯のベッドでごろごろ寝転がりまくる。
人のベッドで何だって遠慮なくそんなこと出来るんだ?・・・・。
律「ぐるぐるぐるぐるーーーー・・・・」
唯の物であろう椅子に乗ってぐるぐる回る。
・・・良く酔わないな・・・。
律「おっ!漫画!」
これで落ち着きそうだ。
律「あっはははは!」
・・・その笑い声で俺らが落ち着かねえわ!
澪「あーっもう!」
響「っせーっての!」
ゴゴンッ!
5秒後には律はお団子二つ付きで部屋を追い出されていた。
と、一騒動終わったところで唯がペンを置いた。
響「・・・どうした?」
いきなり机に突っ伏せ、
唯「だめだぁ~!やっぱり集中力が続かない・・・・」
澪「おいおい、まだ初めて30分もたってないぞ?」
仕方ない、さっき打ち合わせておいた・・・・
響「ムギ、」
指を鳴らす。
ムギ「はいっ!」
響「例のものを。」
ムギは後ろに置いてあったそれを取り出す。
ムギ「唯ちゃん、ケーキ持ってきたから後で食べよう?」
響「だから、」
ムギ「もう少し頑張って!」
今度は状況限定でムギと俺のバンドアタック!
瞬殺、か。
唯「・・・・・」
黙々とやり始める唯。
澪「流石だな、響とムギの計画性・・・・」
計画通りではあるんだが・・・・・手が阿修羅になるなんて聞いてないぞ!
・・・・・唯が阿修羅化してから、ちょっとして・・・・
律「おー、皆、やっとるかねー・・・・」
馬鹿が舞い戻ってきたが。
「「「「・・・・・・」」」」
・・・無視を決め込む。
あわてて部屋を出る律。
次は・・・
律「いえーい!私だ4!」
少しうるさいが、無視するに限る。
・・・またしても退散。
次来たらオシオキだな・・・・。
・・・・澪が教科書を置いた。
どうやら澪も痺れを切らしたらしい。
多分、これが最後だ。
勢い良く開け放たれたドアから、何度も律が転がり込んでくる。
最初はインパクトある
律「うぅおおおおおぉーーー!!」
だったが・・・・
次第に、
律「ふあっどうりゃったぁ!」
次に
律「ううおおっっと!」
そしてシメは疲れてきたのか、
律「ういしょっとお・・・・。」
完全に親父の定型文が出た。
締めくくる前に
俺と澪は律の両サイドに立ち、
律「たのもぉ!」
澪・響「やかましい!!」
そして、俺と澪のバンドアタックが完成した。
名付けて『律専用オシオキアタック。』
なんとも陳腐な名前だが、この際気にしない。
分かりやすい方がいいからな。
そして唯も澪によって問題を大分終え、お菓子タイムに入った。
唯「おぃしぃ~ぃい♪」
律「ほんと、このために生きてるって感じだよね!」
二重のたんこぶ×二箇所=4回殴られた後を携えた律、そして、その邪魔の努力もむなしく、平然とこの時のために頑張っていた唯が幸せそうに歓声を上げた。
澪「この子達の人生って一体・・・・。」
響「同感だな・・・・・。」
律が串刺しにしたケーキを口に入れようとしたその時、
ピンポーン!
チャイムが鳴った。
唯は全く動かないが、良いのだろうか?
と、思った矢先、妹の憂が応答する声が聞こえた。
来たのは・・・・
和「どう?捗ってる?」
響「和じゃん。」
バスケットを下げて、あの、優等生キャラが入ってきた。
響「よ!」
和「あら、響も居たの。」
響「居ちゃ駄目みたいな言い方だな、おい・・・。」
和「冗談よ、」
俺から目を外して、律たちに向ける。
和「皆さんが軽音楽部の?」
唯「あ、紹介するね、秋山澪ちゃんと、田井中律ちゃんと、琴吹紬ちゃん。」
唯の簡単な紹介も終わったところで、3人同時に、
「「「よろしく~」」」
と、頭を下げた。
軽く会釈してから、和も紹介を返す。
和「真鍋、和です。唯とは近所で幼馴染なんだけど、高校でも同じクラスになりました。」
唯「幼稚園からほとんど一緒なんだよ~。」
・・・幼稚園から、大変だな、和。
顔を見合わせて和が笑う。
和「不思議な縁よね~・・・。」
響「そうでもないんじゃないか?」
唯「え?」
聞き返された。
響「それって、単なる腐れ縁だろ?」
言い終わった途端、和に冷ややかな目で見下された。
和「失礼な言い方ね・・・?」
響「自重します、サーセン・・・・・。」
ため息をついて和が、バスケットを掲げた。
和「それより、ほら、サンドイッチ。」
唯「おおっ!今丁度おなか減ってたとこ!」
響「ケーキ食ってたろ・・・・」
律「ぜんぜんオッケー!出して出してー!ごっつぁんです!」
合掌して律は和を拝んだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
憂が持ってきてくれたオレンジジュースと、和の自作サンドイッチを食いながら、俺らは駄弁り始めた。
和「中学のとき、私が熱を出してしばらく休んでたんだけど・・・、毎日唯が、プリントを持ってきてくれたんだよねぇ・・・・。」
律、サンドイッチに夢中にならずにせめて話は聞こうな・・・。
って唯、話吹っかけられてるのお前だぞ!
唯「・・・、私風邪引いた事なくってぇ~。」
響「・・・。」
何となく、ことわざが思い浮かんだが口に出せばまた、あの視線が降りかかりそうなのでやめておく。
和「でもねぇ、その持ってきたプリントの中に唯のテストも間違って入ってて、」
その10点のテストを見て和は苦笑したらしい。
・・・・こうやって、『馬鹿は風邪引かない』が裏付けられます!
和「でもホント、あの時は助かったんだよ。」
唯「えへへ~」
母の看病をする子供・・・か。
何となくそんな感じに思える。
澪「そういえば律も・・・」
悪そうな笑みで澪が律を見やる。
律「わぁーーー!!言うな言うな!!」
唯「へぇー!何々!?」
澪「律ってばさぁ!」
律「澪ーーっ!」
・・・こうして、時間が過ぎていくのだが・・・・・
勉強、もう良いのか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
結局、それぞれが家に着くのは10時位になることとなった。
響「はぁ・・・・」
ベッドに入って、俺は溜息をついた。
寝なければならないって、思ってても、毎日悪夢を見てるんだ。
そう簡単に『さぁ、寝よう!』なんて、誰が言えるか・・・・。
明日は、唯は大丈夫だろうか?
そういえば、烏侠達とチャットしてねえな・・・・。
響「あー・・・ダメだ、いらねえことばっか思いつく・・・・。」
・・・・・じゃあ、寝ればいいのに、何だって俺は・・・・、
・・・・・、俺は・・・・・恐れてる?
自らを鼻で嘲笑する。
夢の中で、あの少女を虐待することに・・・?
・・・だな。
何度、あの夢を見たんだろう。
虐待する夢を。
怖い夢を。
カナシイ夢を。
苦しい、かどうかは分からない。
・・・・あれ?事件のとき、俺が見た夢は・・・・そんな感じで対象がはっきりして・・・・
・・・・・澪だ。
俺があいつを殴ってた。
リンク・・・しちまったな。
あぁ、完全に当てはまった。
響「違う・・・って誰か言ってくれよ・・・・・!」
嘘だろ・・・・・!
・・・動機は?
いや、その前に、これは確定していない。
俺の思い違いかもしれないし、澪に酷似した人かもしれない。
・・・落ち着こう。
ちょっと考えることを変えよう。
最近の異変は・・・。
やっぱり、目だよな。
コントロールが効いてたのは一瞬だ。
もう、出そうと思えば出来るが、出したくないときにまで出るようになってる。
変えたくないのにこうじゃ、また、いつ澪が気絶するか分からないな・・・。
気を付けなきゃならない。
だが、それの代償か副産物か、気のせいか、関係ないのか。
・・・・戦闘能力の向上なんて、おかしいよな。
あの『モノクロ』に来たゴミどもを一掃するとき、目が赤くなってたとして、それで、戦闘能力の向上?
目が赤くなったら戦闘能力が上がるなんて、ゲームか漫画みたいな話だ。
現に・・・・
布団を抜け出して。壁を殴ってみる。
こっちが痛い。
目の色を変えて・・・・
痛くないし、さっきは軋まなかったのに、今、壁がミシッていったよな。
・・・はぁ、心どころか、体まで人間離れしていくな・・・・。
昔っから、気に入らない奴はゴミだクズだ、果てには存在しないことにしてたから・・・・それの報いだろうか。
・・・報いなんてないか。
神様ってのがあるのを信じて助かるなら、事故で死ぬ人は居ないと思うがな。
・・・・まぁ、それは人の勝手だから、どうでも良いがな。
・・・・。
さて、寝なきゃならないんだが・・・・・。
とりあえず、明日、俺が澪と知りたいか、母さんに聞いてみよう、と、頭に置き俺は悪夢をみた。
はい、あ、言うの忘れてました!
あけましておめでとうございます!
ではまた次話!ノシ
P.S.
最後の方余りにも文がひどいと思ったので修正しました。
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