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食べすぎと赤い外車
しばらくすると少し青みがかった白い器が老婆の前に置かれました

ペガサスのママは人の食べるものをのぞき見するような品のないことはしません

目の前のことなので見たくなくても自然に見えました

「いつものをお願い」

「はい二段で」

意味が分りました

うな丼の上に乗ったうなぎとご飯の間にうなぎがかくれるよう二段に入っていたのを発見しました

裏メニューと思って間も無く注文した二色重がでてきました

香の物ときもすい付でした

二重になったフタをとってみました

こげ目が適度についた白焼きのうなぎがみえました

ペガサスのママ
「美味しそう」

まだ食べるのを我慢がまんして白焼きのうなぎが入っている下のおじゅうを見ました

お重にはていねいに焼かれたと絶対に分かるうなぎがれの香りと共にありました

美しい味としか言いようがないうなぎの二色重を残さず食べました

食べ終わると川長のお店の外に出ました

ペガサスのママ
「こんな美しい味のうなぎは一年ぶりだわ」

思わず言葉が出てしまいました

ちょうど顔のでかい中年の女が通りかかりました

ジロッ!とペガサスのママのメイクしてない顔をいやらしく(のぞ)き込みました

顔のでかい女はソフトクリームをめながら通り過ぎようとしました

普段から声の大きなペガサスのママは顔のでかい女の後姿に向って言いました

ペガサスのママ
「ふん デブ 食べ過ぎよぉ」

中くらいの声で言いました

すると顔のでかい女は振り向こうとしました

短い首が回らなかったので振り向けないでそのまま立ち去りました

ペガサスのママ
「へっ 大変だ 首がめり込んでいるわ!ほほほ デブはいつも食べているわ!」

普通の声で顔のでかい女が立ち去っていく後姿を見て上品に笑うとバス停に向いました

ペガサスのママは今日から十日間は中堅商社の課長代理になります

おネエ通りのペガサスに出勤するような訳にはいきません

バスの中で練習をしました

ペガサスのママ
「ぼ 僕は 僕は」

バスにられて一年ぶりとはいえなつかしい香りするバス停に到着しました

そこから見なれた景色のなかに愛着を感じながら科学忍者隊ガッチャマンの歌2を歌いました 

ペガサスのママはささきいさお になってました

生まれた家を目指して暑い田舎道を元気にオオマタで歩いて行きました

実家に近づくと白いプレイミオとトヨタの8人乗りのアルファードASが見えました

もう一台はスズキ自動車のグレーのアルトのバンの三台が止まってました

奥に農作業用の古いスズキの軽自動車のキャリーが止めてあるのが見えました

その横に赤色のワーゲンゴルフがそれ見たかのように輝いているのがいやでも目に入りました


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