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第五十八話~心の中の狼が目を覚ましました~

 俺の正面に完全武装したケンタウロスの集団が展開している。その数およそ六十騎。

 人間でいえば腰に当たる部分に曲刀を差し、矢筒を背負い、手には弓か騎兵槍。更に馬体の背に投げ槍も装備している。自分では恐らく手が届かなくて取れないだろうから、仲間が使うことを前提としているのだろう。


「タイシ殿、覚悟はよろしいか?」

「おう、いいぞ」


 対する俺もそれなりに準備をしている。一応安全のためストレージから取り出した神銀製のシンプルなデザインの兜を被り、両手には同じく神銀製の手甲を装備した。これで頭と手も守られる。他の部位はオロチレザーのジャケットやズボンが守ってくれるだろう。

 腰の神銀自在剣(今命名した)を抜き、切っ先を地に向ける。


「本当に鏃はそのままでよろしいのかな?」

「問題ない。殺す気でこい」

「そうか。では……」


 少し離れたところにいる鎧を着ていないケンタウロスの女が弓に矢を番える。恐らく先ほどと同じく、音の鳴る鏑矢だろう。キリキリと弓が引き絞られ、ケンタウロス達の緊張が増す。


 ピイィッ!


 音がした瞬間、正面の騎兵槍を持った三騎のケンタウロス達が突進してきた。その他のケンタウロスはまるで一つの生き物のように滑らかに左右に展開し、半包囲を敷いた上で移動しながら矢を射かけてくる。

 それはまさに矢衾だった。左右斜め前から殺到してくる矢だけでなく、逃げる先である正面と真後ろに向けても矢が射かけられている。まるで逃げ場のない面制圧だった。ただ物量で弾幕を張ってくるオークどもの矢衾とはわけが違う。


「ふっ!」


 矢衾に対して俺が取った行動は前進。

 思い切り踏み込みんで左右斜め前からの射撃をやり過ごしつつ、右手に持った神銀自在剣を振るって当たりそうな矢を切り払う。流石にいくつか命中したが、オロチレザーのジャケットはケンタウロスの放った矢を通さず、また神銀製の手甲や兜も鋼鉄製の鏃を軽く弾いた。

 とは言え、下がれば延々と矢を射かけられてジリ貧なのでここは前に出るのが良い。

 そうしているうちに突撃してきた三騎が正面と左右から微妙にタイミングをずらして槍を突き出してくる。一本目の槍は神銀自在剣を叩きつけて穂先を砕き、返した刃でもう一本の穂先を斬り飛ばす。最後の一突きを紙一重で避け、お返しの体当たりで吹き飛ばしてやる。

 なんか色々折れた音が聞こえたが、死にはしないだろう。とりあえずあいつはリタイアだな。

 最初の攻撃をやり過ごして一瞬気を緩めたのがいけなかった。突撃してきた三騎の後ろに隠れて四騎が遅れて追従してきていたのだ。俺には接敵しない距離を保って駆け抜けていく四騎が、すれ違いざまに何か投げつけてくる。同時に後ろへと走り抜けていった二騎の方向からも風切り音が聞こえてきた。


「むっ」


 ケンタウロス達が投げつけてきたのは三つの錘を紐で結びつけた投擲物――ボーラだった。クルクルと回転しながら飛んでくるボーラを神銀自在剣で二つほど切り払ったが、後ろから飛んできたものを含めて四つが俺に命中して手足に絡みつく。ついでに錘があちこちに当たって割と痛い。


「グランドスパイダーの糸を撚り合わせて作った紐だ。ワイバーンでもそいつは千切れないぜー?」


 ボーラを投げつけてきたケンタウロスの中にチャラタウロスが紛れていたらしく、そう言って全力で遠ざかっていく。手足を絡め取られた俺の眼前には完全に半包囲を敷いて俺に弓を構えるケンタウロス達。


「降参ですかな?」

「いいや? 早く撃ったほうがいいぞ?」


 降伏勧告してきたペネロペにニヤリと笑いながらそう言ってやると、彼は表情を変えずにその手を振り下ろした。一斉に矢が放たれるその前に、俺は手足を拘束するボーラの紐を引き千切る。


「えっ。マジで?」


 後ろからそんな声が聞こえたが、それに構わず俺は全力で前に跳ぶ。

 俺の人外じみた脚力で蹴られた地面が爆散して弾け、景色が加速した。手元で柄を捻り、巨大剣へとその刀身の大きさを変えた神銀自在剣を盾にして一気に間合いを詰める。

 巨大剣越しにこちらへと弓矢を向けるケンタウロスの顔が引き攣るのが見えた。そのケンタウロスを撥ね飛ばし、ケンタウロスの集団に突入する。


「ぎゃあっ!」「ひぎぃっ!」「ごはぁっ!?」「や、めえぇェン!」


 再度柄を捻って片手剣モードへと刀身を縮めた神銀自在剣の腹でケンタウロス達の腹を叩き、平手で背中に紅葉を作ってやり、側頭部をハイキックで打ち抜き、馬体の尻を平手で張ってやる。悶絶して倒れこむケンタウロス達。


「近くにいる者は抜刀! 押し潰せ! 他の者は散開して距離を取れ!」


 ペネロペの指示で俺の近くにいるケンタウロス達が一斉に曲刀の鞘を払ってその刃を振り下ろしてくる。幅広の曲刀は振り下ろし攻撃に強力な打撃力をもたらす。つまり一撃が重い。

 だが、俺の身体能力と神銀自在剣を相手取るには鍛えられたただの鋼の曲刀では力不足だ。


「ふんっ!」


 気合一閃。

 四方八方から振り下ろされた鋼の曲刀が砕け散り、夕日を照り返してキラキラと光る。

 あの剣術馬鹿の義父(おっさん)に半ば無理矢理剣の鍛錬に付き合わされること数度。この程度の芸当は俺にも可能になっていた。

 義父殿は俺の剣を技術に経験が追いついていない、気持ちの悪い剣だと評していた。そこを見抜くとは流石は剣術レベル5+の人外である。


「そぉいっ!」


 剣を捻って大剣モードに変更しながら剣を振り抜いた勢いを更に加速して周囲のケンタウロス達を剣の腹で薙ぎ払って吹き飛ばす。まかり間違ってサクラ肉のミンチにしてしまわないようにそっとである。なんかそっと触れた場所が内出血でドス黒くなってたり、そっと撫でたケンタウロスが白目剥いて痙攣している気がするけどきっと気のせい。


「撃て撃てぃ! あれを人間と思うな! ドラゴンとかそういう類の者と思え!」

「ドラゴン如きと一緒にするなよ! あれくらいワンパンで殺せるわ!」


 矢やらボーラやら投げ槍やらが飛んでくるが、気をつけるのは投げ槍だけだ。矢はよほど当たりどころが悪くない限り通らないし、ボーラによる拘束は一瞬俺の動きを妨げる程度にしかならない。投げ槍だけは直撃すると痛そうなので、しっかりと回避して切り払っておく。

 馬の脚力で逃げながら射撃を繰り返してくるケンタウロスを追い掛け回して各個撃破していく。

 しかし弓の扱いは流石だな。必死に逃げながら射かけてくるのだが、てんでばらばらに射ってくるのではなく、しっかりとある程度の数をまとめて一斉発射してくる。

 狙いも正確だし、時間差でしっかりと避ける先にも矢を『置いて』くるからどうしても一瞬足止めされることが多い。どうせオロチレザーのジャケットやパンツを抜いてくることは無いので気にする必要は無いと言えば無いのだが、衝撃は抜けてくるのでそこそこ痛いのだ。

 わざわざ痛い思いをするのも馬鹿らしいので律儀に切り払っている。

 しかしそれもこれまでだな。実力は引き出せただろう。そろそろ決める。

 全力の二割くらいで動いていたのだが、四割くらいにペースアップする。見る見るうちにケンタウロス達と俺との距離が詰まり始める。


「やめろー! 死にたくなごばぁっ!」「もうだめだぁ、おしまいだぁ」「望みが断たれた!」


その数が十程度になったところで流石にケンタウロス側が降伏した。


 ☆★☆


「さぁ、回復してやろう」


 負傷したケンタウロス達を回復魔法でまとめて回復してやる。死人はいなかった。手加減したからね! まとめて薙ぎ払ったうちの一人が三途の川を渡りかけてたけど間に合ったからセーフ。セーフです。


「重ね重ねかたじけない」

「いや、気にしないでくれ。大した手間でもないんだ。魔力は有り余ってるからな」


 最後まで俺に追い回されたケンタウロス達は疲労困憊といった具合で荒い息を吐きながら地に伏している。矢弾を撃ち尽くし、槍も投げ尽くし、最後には抜剣突撃まで仕掛けてきたが俺に傷一つ負わせられなかった。そのせいで心がポッキリと折れてしまっているようだ。

 その他のケンタウロスの戦士達は矢の回収などを始めていた。金属製の鏃はそれなりに高価で、貴重な品なのだ。刀身の砕かれた曲刀や騎兵槍を眺めて悲しげな表情を見せる者もいた。思い入れのある武器だったのかもしれない。少し悪いことをしたな。

 俺はあれこれと指示を出しているペネロペに声をかけ、武器を失ったケンタウロスに俺の作ったサーベルとショートソードの刀身を流用して作ったロングスピアを与えるように言ってそれらの武器を押し付けておいた。


「敢闘賞ってことで」

「承知」

「明後日の朝、お前達を新天地に連れて行く。荷物や家畜をまとめて移動の準備をしておけ。移動にあたって家畜を減らす必要はない。魔法で空間を渡っていくから、移動そのものも一瞬で終わる。明後日の朝に出発して、午前中には全員が新天地に着くだろう」

「御意」

「明日も昼過ぎに一度顔を出す。必要な物資があればこの資金を使ってガンディルで買っておけ」


 そう言って俺は金貨が50枚ほど入った袋をペネロペに渡しておく。最初に渡した物資だけで明後日まで保つのではないかとも思ったが、ケンタウロス達がどれくらい食うのかわからないしな。

 俺から金を受け取ったペネロペは膝を折って俺に頭を下げた。うむ、苦しゅうない。


「よし、とりあえずの段取りはこんなもんか」


 俺の言葉にマールが頷く。


「そうですね。そろそろ陽が落ちますし、宿に戻りましょう」


 ケンタウロス達に別れを告げてこの場を辞去する。後は宿でディナー、その後は風呂に入って部屋で寛ぐとしよう。土埃を浄化の魔法で落としながらマールと共に宿へと向かう。


「えへへ……」


 なんかやたらとマールがニマニマクネクネしている。距離もいつもよりもずっと近く、俺にピタリと抱きついて離れない。なんだか随分と甘えてくるな? 久々に二人きりだからかね。


「随分とご機嫌じゃないか」

「そりゃもう、タイシさんと二人きりですから。そんなに前のことじゃないのになんだか懐かしくて。覚えてますか? 前にもクロスロードの街をこんな風に歩きましたよね」

「ああ。色々服買ったり、猫主人の武器屋で武器を見たりしたよな。あん時はトロール討伐でザクザク儲けたんだっけか」

「そうですそうです。その後、騎士団にタイシさんが呼び出されて……」


 マールの表情が翳る。


「あの時、クロスロードから逃げていなかったら、フラムさん達の暗殺部隊が襲ってこなかったら、私たちは今頃どこでどうしていたんでしょうね?」

「そうだなぁ……まぁ、なんだかんだで同じような事になってた気もするが。もしかしたら気楽な二人旅を続けてたかもしれないな? 大氾濫を死なない程度に目立たずやり過ごしていればな」

「あはは、でもタイシさんは優しいですからね。きっと目の前で他の人が沢山死ぬのは見捨てられなかったでしょうね。そうなったら、似たような事になっていたかも?」

「さぁどうかな。俺はそこまでの正義漢じゃないと思うけどなぁ。でも、それならカレンディル王国に束縛されずにマウントバスや大森林に行ってたかもな。いや、米を食いたがっただろうからもしかしたらゲッペルス王国経由でミスクロニア王国に行ってたかもしれん」


 とりとめのない『if』の話をしながら宿へとゆっくりと歩く。もしかしたらあったかもしれない、無数の可能性と分岐点。二人とも敢えて口には出さないが、その中には俺が死んでしまうものや、或いはマールが死んでしまうものもあったかもしれない。

 もし万が一、どこかのタイミングでカレンディル王国がマールを暗殺していたら、今頃俺は史上最悪の魔王となっていたかもしれない。


「着いちゃいましたね」


 話しながら歩いているうちに宿の前に辿り着いていた。魔道具のランプが蛍光灯のような白い清浄な光を放っている。


「時間はまだまだあるさ。今晩は二人きりだからな」

「そうですね、二人きりです」


 宿に着いた俺達はすぐにディナーを頂いた。

 メニューとしては中華料理に似たようなラインナップだった。油を多用した炒め物や、手の込んだ煮込み料理や蒸し料理が多く、ボリュームがあってガッツリ系だ。


「美味しいんですけど、重いんですよね」

「わかる。俺はいいけどマールはキツそうだよな」

「そうなんです。そもそも、余るくらいの量を作るのが当たり前らしくって……」

「ああ、なんとなく理解した」


 恐らく飽食を是とする文化なんだろうな。それこそ元の世界のお隣の国がそんな感じの文化だった気がする。料理も似てるし、どこか奇妙な符号のように思えるな。

 俺も割と食う方だが、さすがに余した。全体的に味は良かったんだが、毎日これだと胃もたれしそうだな。俺的に一番の当たりは蛇肉のスープだな。サッパリ系の薬味が入っていて、意外と旨味もある。何より肉の食感が悪くない。こう、やわらかい柔らかいけどなかなか噛み切れない弾力があってな。俺は割とこういう感じの肉が好きだ。

 え? 蛇肉に対する忌避感? 八岐大蛇肉も食ってるし今更だよね。虫だけは今でも少し引くけど、蜂の子美味しかったからなぁ。今なら問題なく食えるかもしれん。

 マールは海鮮物の入った蒸し饅頭みたいなのがお気に入りのようだった。海鮮小籠包の大きめサイズみたいな。海から遠く離れているこのガンディルで海鮮物とは、と思ったら乾物を戻して作っているらしい。戻した水も生地を練るのに使ったりしているそうだ。なるほど。

 少々量が多いのには参ったが、豪華な料理を堪能できたのは良かった。たまにはこういう重くて豪華な料理も悪くない。


「あの……今日は、魔法なしでゆっくり、しませんか……?」


 食事を終えて部屋へ戻り、ゆっくりと二人でお風呂に入ってからマールはそんな風に切り出してきた。なんだか妙にしおらしい。

 久々に二人っきりだし、今晩はどうなることかと若干身構えていた俺としては少し拍子抜けである。なんというかいつもはこう、ガツガツしてる感じですし。マールさんマジ猛獣。

 俺としてはどちらかと言えばそういうゆっくりじっとりねっとりの方が好みであるし、一も二もなく了承した。結果としてなんというか、すごく盛り上がった。

 いや、何が盛り上がったかと言うと、いつもは捕食に来るマールが妙にに大人しくて、それでいていつもとは比べ物にならないくらい甘えてきたのだ。確実にいつもと何かが違う。

 蕩けるような甘い声で俺の名を呼びながら必死に抱きついてくるマール。そんな彼女を前に俺の薄紙のように強靭な理性は完全に崩壊した。

 仕方ないよね、男の子だもの。


「うぇひひ……」


 翌朝、どんな夢を見ているのかだらしない笑みを浮かべながら俺の腕によだれを垂らすマールさんである。おうコラ、俺の腕が凄いことになってるんですわ? お?

 まぁ後で軽く浄化すればいいか。生活魔法マジ便利。昨晩の痕跡も綺麗になってるしね。

 さて、今日はどうしようか。

 まだ街の中で見て回っていない場所もあるし、留守番組へのお土産を買って回るのもいいな。昼過ぎにはケンタウロス達の所に行かなきゃならない。領都に連れて行った後のことを少し話しておかないとな。

 そうだ、家を建てるための建材も調達しておこう。カレンディル王国からゲッペルス王国行きの建材がこのガンディルで止まって不良在庫になってるかもしれん。安く買い叩けるかもな。

 もう少しマールの寝顔を見てから行動を始めよう。どうやらいい夢を見ているみたいだしな。


「うぇひひ……タイシさぁん、私たちの赤ちゃんですよぉ」


 なんか口元をむにゃむにゃさせながらマールさんが爆弾発言をしました。


『あ、そうだ。ちょっと冒険者ギルドで済ませたい用事を思い出したので、行ってきますね。一時間もかからないと思いますから』

『はい、済みましたよ!』

『そうですね、二人きりです』

『あの……今日は、魔法なしでゆっくり、しませんか……?』


 俺の脳裏に電流が走り、微かに感じていた違和感が全て繋がる。そうか、そういうことだったのか。パチリと目を開けたマールとばっちりと目が合う。


「マールさん」

「はい」

「昨日、避妊魔法解除してきましたか」

「……」

「してきましたね?」

「……はい」


 しゅんとした顔でマールがその事実を認める。俺の脳裏に針の刺さった近藤さんが過る。この子はなんということをしてくれたのでしょう。


「あの、怒ってますか?」

「怒っています。とても怒っています」

「あの、ごめんなさい。私、その、タイシさんを取られたく――」


 俺は強引にその唇を塞いでお馬鹿さんの言葉を強制的に中断させる。マールはイヤイヤをするように首を振って抵抗していたが、暫く強引に逃さずにいると観念したのか大人しくなった。


「俺が怒ってるのはそんな大事なことを秘密にしたからだコラ。この馬鹿ちん」

「だって、だって……私よりもフラムさんやクスハさんの方がおっぱい大きいし、メルキナさんやデボラさんの方がタイシさんを上手く甘やかせるし……あうぅ……」

「お前ね、自分でけしかけといてハマるとかアレですか。高い木に登って降りられなくなる猫ですか。この……言葉にし難いっ!」


 ポロポロと涙を流すマールを抱きしめて広いベッドの上をゴロゴロと転がる。なにこのお馬鹿で可愛い生き物。自分で色々画策しておいて今更不安になってお馬鹿やらかすとか本当に馬鹿可愛すぎる。


「よし決めた。今決めた」


 俺はストレージから紙とペンを取り出し、サラサラと『昼過ぎに出てくるまで声をかけないでください』と書きつけて入り口のドアに貼り付け、すぐにドアを閉めて鍵をかけた。

 これからどうするかって? 野暮なことを聞いてはいけない。わかるね?

 俺は狼だ、狼になるのだ。わおーん。

セーフ! セーフのはず!

ノクターン送りの刑は許してください! なんでもしますから!_(:3」∠)_

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