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男の料理番組

男の料理番組

作者:
 スタジオ中央のキッチンをスポットライトが照らす。
 キッチンの前にいるエプロン姿の若い女性がテレビカメラに笑顔を向けた。
「皆さんこんにちは。岩鉄先生のクッキングエルボーの時間です」
 軽快な音楽とともに複数のテレビカメラが移動し、若い女性の動きを追う。
「それでは一文字岩鉄先生に登場してもらいましょう。先生、お願いします」
 キッチンとは別の所にスポットライトが当たる。降り注ぐ光の中、大きな影が現れた。
 二メートル近い長身、角刈りの頭に鉢巻、大きな傷のある厳しい顔、筋肉の鎧のような肉体を黒い胴着に身を包んだ男が、腕組みをして立っている。
「男の料理研究会副会長の一文字岩鉄先生です。先生、どうぞこちらへ」
「うむ」
 男はゆっくりと、しかし隙の無い動作でキッチンへとやって来た。
「先生は料理の他に武術もやっていらっしゃるんですよね?」
「うむ、古来より男は敷居を跨げば七人の敵ありという。そして敵に打ち勝つには心身の鍛錬が必要であり、それには武道を修めるのが一番だ。ちなみに敵は五人倒したので残りはあと二人だ。お前も敵か?」
 男は鋭い目線を若い女性に向けた。若い女性は笑顔のまま男の言葉を無視して番組を進めていく。
「それでは先生、料理の方よろしくお願いします。今日はどのような?」
「この鶏を使う」
 そう言って男は、胴着の中からぐったりとした鶏を掴んで取り出した。
「鶏は安くてヘルシーなので最近注目されていますね。それでは本日のメニューです」
「そのまま食え」
「それではまた来週」

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