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怒哀楽
作:白琴



楽の章<1〜5>


1
   雄大

 たのしみは、
 肩を 揺すって、
 万物に、
 平等に、
 笑って、
 大いに、
 おもしろい、
 世を生きる。

 カエルがはねる
 池のほとりで、
 そんな雄大な風景。




2
   犬っころ

 ころころと、ころころと、
 明るい色をこしらえて、
 ころがり、ねむる、犬っころ。
 
 ころころと、犬っころ。
 昨日はどこへ行ってきた?
 ゆたかな生き様の、犬っころ。





3
   ノート

 書いてしまった。
 学ぶ事、
 出来事、
 自分なりのおもしろさ。
 自分のノートを持ち歩いた。
 心の中に、丹念に重ねた。
 ノートを持ち歩く。

 脇にかかえて、胸をはって、
 おおきな、おおきな画用紙に
 書いてしまう。




4
   スタート地点

 さあ 生きましょう。

 ここがはじまり。

 先に行った人もいる。

 さあ 行きましょう。
 途中に落とし穴があります。
 おもしろいでしょう。

 すばらしい しかけでしょう。
 
 さあ 行ってください。
 数々の難所が待っています。

 心を動かすからくりがいっぱいです。

 のっしのっしと、お進みください。




5
   やすらかに

 深く、息をすって、
 おちついて、すう、はあ、と。
 いきることを、段々に、

 もっといっぱい。
 最後に一行。

 ラウンド1。







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