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月を見るとき、
作:あきら



 あらすじ
僕にとって完全に見えた彼女が実は僕以上に不完全だったなんて、今でも僕には理解できないんだ。


 Nコード
N9739A


 文字数(読了時間)
2930文字(約6分)


 種別
通常小説[短編作品]


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 ジャンル
文学

 キーワード
月小説 テーマ小説  


 出だし150文字
深夜だというのに、空はほのかに明るい。街の明かりが空を包み、その深淵たる闇から人を守っている。薄闇の空に、違う世界から迷い込んで行き場のない旅人のようにただ一人ぽっかりと浮かぶ月を見上げる。幻影のように現実味のない月は目を離した途端、もう二度と見られないような、寂しい気持ちに僕をさせる。そして僕は




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