生の草原ボスです4
『職業:冒険者がLv93になりました。
狙撃主がLv51になりました。
獣人がLv17になりました。
狂人がLv31になりました。
魔術師がLv47になりました。
ローグがlv22になりました。
重戦士がLv23になりました。
剣闘士がLv10になりました。
神官がLv3になりました。 』
『スキル:クエイクLv2 パワーエンチャントLv2 ガードエンチャントLv2 スピードエンチャントLv2 マジックエンチャントLv2 アイスロックLv2 空蹴りLv4を習得しました。 』
『スキル:魔力矢Lv1 狂化Lv2 詠唱短縮 武器強化(剣)Lv1 真剣術Lv2を習得しました。
スキル:詠唱短縮が無詠唱魔法に吸収されました。 』
真レオウルフキングを直接倒したわけではないのだが、レベルが結構上がってくれた。影を仕留めたのがよかったのかもしれない。
みんなが宝箱の近くに集まると、ゼルセ達を戻してみんなの様子を確認した。見た感じ怪我を負っている気配はない。キャラビーは少し心配だったが、見る限りは無事だ。
「みんな怪我とかしてないか?」
「大丈夫です」
「大丈夫だよ。ちょっと疲れたけど」
「私も大丈夫だよ。マナが回復してくれたし」
「どこかで攻撃をもらったのか?」
「至近距離だったからフレアベアの魔法を防ぎきれなくてね。足をかすっちゃったんだ。すぐにマナが回復してくれたけど」
言われてみると、ヒツギのズボンの裾が若干焦げていた。ズボンの焼けてしまったところから生足が見えている。火傷の跡はなく、傷もないきれいな足だ。
「メイってば私の足に見とれてるの? 見せてあげようか?」
「いや、いいよ。怪我の跡は残ってないみたいだし、きれいな足のままだ」
「もう、メイってば~」
ヒツギがズボンのベルトに手をかけ始めたので放置しておこう。
「マナもお疲れ様。ずっと集中しているのは大変だっただろ?」
「さすがにもうへとへとだよ。回復が追い付くとはいえあんまり無駄に魔力を消費できないからしっかりと真レオウルフキングの魔法を見極めていかないといけなかったからね」
「おかげで俺たちは戦闘に専念できたからな。できる範囲だけど、何かしてほしいことあるか?」
「子づく――」
「できる範囲な」
「混よ――」
「キャラビーは何がいい?」
「冗談冗談。スルーはやめて」
「で、何がいいんだ?」
「マッサージ」
「マッサージ?」
「そ、足とか肩とか。疲れてるからお風呂上りにマッサージしてほしいな」
「んー……それくらいならいいかな。今日の夜でいいか?」
「うん。しっかりお願いね」
「わかった。キャラビーは?」
「私は大丈夫です」
「遠慮すんな。キャラビーだって頑張ったんだから。影をしとめる時うまく誘導してくれたし、ありがたかったよ」
「あ、ありがとうございます。では……頭を、撫でてもらえますか?」
「それでいいのか? あまり無茶なことは無理だが、もう少し欲張ってもいいぞ?」
「いえ、お願いします」
「お、おう」
なんか普段自然とやってたけど、こうやって構えられるとなんかやりにくいな。
「じゃ、じゃあ、やるぞ」
「はい!」
しっぽがこれでもかってくらい揺れている。それから1分ほど頭を撫で続けていた。
「さて、お楽しみの宝箱だ。何が入ってるかな?」
「罠はなさそうです」
「……」
「できればヒツギかキャラビーが使える防具が好ましいな」
「そのヒツギは今も無言でじっとメイを見つめてるけどね」
「ベルトに手をかけ始めたから放置するしかなかったんだよ」
「ひどい……」
「俺にどうしろって言うんだよ。とりあえず宝箱を開けようぜ」
宝箱を開いてみると、その中には1冊の本が入っていた。
「これは……魔導書か?」
見た目的にはただの本にしか見えないが、そんなものがボスの宝箱に入っているとは到底思えない。
「これは……クエイクの魔導書だね。私とメイはなくても使えるし、ヒツギかキャラビーが持っていたほうがいいかな」
「私は使う機会がないと思うからキャラビーが持っておいて」
「私でいいんですか?」
「そうだな。クエイクをすでに使えるようになっている俺やマナが持ってても意味ないしな」
「あ、ありがとうございます」
「とりあえずは魔法袋に入れとけ。普通の袋とかに入れておくと持っていかれる可能性もあるし。あれなら必要な時以外は誰かのアイテムボックスに入れておくか?」
「それがいいと思います。ではご主人様、お願いします」
「それじゃあ町に出かける時と家にいる間は俺があずかっておくわ」
「お願いします」
受け取った魔導書をアイテムボックスにしまうと、自然と宝箱も消え、少し離れたところに大きな扉が出現した。クリア後に一定の時間ででてくる感じかな?
「じゃあダンジョンコアの部屋に行って転移陣で戻る?」
「転移陣は使えるようにするけど、俺は少し残っていくよ」
「どういうこと?」
「ここなら思いっきり暴れても問題なさそうだからな。今ならボスも出てこないだろうし」
「たしかに、一度全員がボスエリアから出ない限りボスは復活しませんですし」
「館の庭とか森でやるわけにはいかないからね。でもそれなら私たちも待つよ?」
「好きに暴れろって言ったら一部自重しようとしないやつがいるからな。万が一を考えたら俺たちだけのほうがいいんだ。入り口も『クエイク』で塞ぐ気だし」
「ほんとに大丈夫?」
「大丈夫だって。1時間もかからないと思うし、先に館に戻っててくれ。戻ったらギルドに報告に行くってことで。そういえば、50層攻略したって何か証拠になるものがあるんだったか?」
さすがにダンジョンコアを持っていくわけにはいかないだろうし、証明するものが何もなければ、攻略してもいないのに嘘で攻略したと言う可能性もある。資料には載っていなかったからすっかり忘れていた。
「ダンジョンコアの前に特定のアイテムが置いてあるそうだよ。それをパーティで1つもっていけばいいんだって。前にメイが一人で洞窟エリアに行ったときにギルドで確認しておいたから。でも、やっぱりメイは知らなかったかぁ……」
「う、悪い」
「転移陣が使えるかどうかで確認できるみたいだから、確実に使えるようにしておいてね」
「わかった」
「じゃあ私たちは行くから。あ、先にお風呂で汗を流してるかも」
「了解」
マナたちが扉に入って行くのを確認して、入り口のところまで戻ると、『クエイク』で壁を作る。次に来た人が困るといけないので、紙に『現在ボス戦中のため一時的に塞いであります。危険回避のためなのでご了承ください』と書いて貼っておくのも忘れない。キャラビーが言ったとおりであれば、こうしてボスエリアから出ているからボスは復活したはずだ。
「全員出てこい」
『眷属召喚』でみぃちゃん以外全員を呼び出す。コルクとゼルセはさっきまで出していたが、まだまだ暴れたそうだったからもう1回だ。
一方でみぃちゃんは呼ばないことにした。みぃちゃんは、俺の従魔たちの中ではだがランクが低く、能力も一段と劣っている。他の奴と対等に戦えるところがあるとすればスピードだけだが、そのスピードもヒメには届かないし、他の連中はそのスピードを気にせずに攻撃を当ててくる。
従魔たちを実際に戦わせて確認したところ、一番強かったのがヒメ、次がコルク、ゼルセ、カルア、アンナ、みぃちゃんの順だった。カルアの成長具合が著しく、コルクとゼルセともいい勝負をしていた。ほんと驚いた。
「主、今度こそ暴れてよいのだな?」
「ああ。今からもう一回ボス戦だ。全員思いっきりやってよし」
俺の言葉で一部のやつらの口元が歪む。普段は暴れ足りないからうれしくて仕方ないのだろう。
「行くぞ」
俺の二度目のボス戦はボスエリアに現れたモンスターたちを見た従魔たちの雄叫びで始まった。
どうもコクトーです
『刈谷鳴』
職業
『ビギナーLvMAX(10)
格闘家 LvMAX(50)
狙撃手 LvMAX(50)
盗賊 LvMAX(50)
剣士 LvMAX(50)
戦士 LvMAX(50)
魔法使いLvMAX(50)
鬼人 LvMAX(20)
武闘家 LvMAX(60)
冒険者 Lv93/99
薬剤師 Lv42/60
聖???の勇者Lv12/??
狙撃主 Lv51/70
獣人 Lv17/20
狂人 Lv31/50
魔術師 Lv47/60
ローグ Lv22/70
重戦士 Lv23/70
剣闘士 Lv10/60
神官 Lv3/50
魔人 Lv1/20
精霊使いLv1/40
舞闘家 Lv1/70
大鬼人 Lv1/40 』
久しぶりのレベルアップです。
ではまた次回