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   出会いは夢の中の初体験−4−
 俺の右の手のひらに、渦巻き状の痣がある。
 直径1センチ位なんだが、ラーメンの鳴門のようでちょっと見、間抜けな感じだ。
 昔から時々かゆくなり、ちょっと将来皮膚ガンとかなんとかやばいんじゃないか?と思っていた。
 その右手のあたりがなんかあつくなっている気がする。

 俺は、閉じていた目を開けようとして、頬にかかる髪と、
 くちびるに触れる柔らかな物を感じて、驚いて目を開けた。
 目の前にぼやけた肌色の世界。
 とっさに焦点が合わない。
 俺は、寝てるのか?
 くちびるに触れる感触が離れ、俺の目の前に、さっきの少女のアップの顔があった。
 目を閉じたその顔は、とてつもなくかわいい人形のようだ。
 髪の毛が緩やかに落ちてきて、俺の頬にふれ、彼女が目を開けた。
 どきんとした瞬間に、思考の回路がつながった。
 いまのって、き、き、き……言葉にならん。
 その顔の近さにどぎまぎして視線をしたにそらした。さらに驚愕。
 俺の目の先に見えてる形のいい二つの膨らみは、その真ん中でつんとつきだしている膨らみは、幼児の頃はいざ知らず、もはや記憶の彼方にある、女性の胸の膨らみだろうか。
 俺は、とっさに起きあがろうとして、そして……自分も服を着ていないことに気が付いた。
「うわあ」
 どうしていいのか分からず、首をひねって周りを見てみる。
 そこには……何もなかった。
 ただ、白い光が満ちているだけだった。

 女の子が体を起こした気配に、俺は顔を戻してそちらを見た。
 眼が釘付けになる。
 白い肌。それがピンク色に染まっている。
 形のいい豊かな乳房が揺れて、その胸が呼吸と共に上下している。
 彼女は、俺の隣、腰あたりの位置に膝をそろえて座っていた。
 改めて彼女も何も身につけていないことを確認して、俺は眼のやり場に困り、彼女を見上げた。
「ここ、どこ?」
 間抜けな質問。
 彼女は俺を見つめて、恥ずかしそうな笑顔を見せた。
「それは、今は答えられません。……裕人さん……会いたかった。あえてよかった。……今は、わたしを……抱いてください」
 もう、訳が分かりません。
 いいんでしょうか、俺で?ていうか、いいのか俺?
 さっき初めてあったんだよ。どこの誰かもわかんないんだよ。
 しかも、絶対これは普通じゃない。
 ありえない。
 ……だけど、今、目の前にいる少女は現実で、俺の心臓はこれ以上ないほどどきどきしている。
 そして、さっきから心のどこかで、この少女を懐かしく思っている自分がいる。ような気がする。

 少女の体が再び近づいてきて胸が合わさった。
 少女の声が聞こえる。
「裕人さん。あなたは、わたしの運命。わたしの希望なのです。わたしのすべてをあなたに……」


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