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ざまあは意外に難しい!

作者:キミマロ
「もうお前とはやっていけない。この学園を今すぐに出ていけ、顔を合わせる可能性があるだけでも嫌だ」

 あまりにも一方的な宣言。
 鳳凰院明の強い言葉に、その場にいた誰もが石化した。
 私は思わず眉を顰めると、はしたなくも彼の顔を睨みつける。

「どういうことでしょう? 私、何も身に覚えがございませんが」
「しらばっくれるな! お前、しとやかそうに見えて裏では酷いことをしているそうじゃないか!」
「ですから、身に覚えがございません」
「とことんシラを切るつもりか。なら、証拠を見せてやる」

 明の影から、一人の少女が前に出てきた。
 あの顔は……千田千春か。
 学園の女子の中で、私が最も苦手とする人物だ。
 何かと被害妄想が強くて、話していると面倒――じゃなかった、手間を感じる子なのよね。
 最近、明と仲良くしているっていう噂があったけれど……何かあったのだろうか?

「この顔の傷、お前が階段から突き落とした時に出来たそうじゃないか! これでも、認めないのか!」
「それは、彼女が自分で落ちて出来た傷だと聞いていましたが。この間の雨の時、濡れた階段で足を滑らせて」

 そう言って周囲を見渡すと、すぐに何名かの女子が私に同調して頷いてくれた。
 千春が階段から落ちて怪我をしたことは、女子の間ではちょっとした話題だったからだ。
 目撃者だっているし、私のせいでないことは明らか。
 しかし――

「他の連中まで抱き込んでいるとは、流石だな。お前のそういうところが、俺はとても嫌いだ」
「……何を言っても、聞く耳もちませんか」
「ああ。だからお前に出来ることと言ったら、俺の前からすぐに姿を消すことだけだ。荷物をまとめて早々に立ち去ることだな。言っておくが、親に言いつけても無駄だぞ。おじさまとおばさまは既に俺の味方だ」
「なんですって?」

 これには、流石の私も驚くしかなかった。
 学園内の揉め事のために、わざわざ親にまで手を回すとは。
 お父様やお母様がこいつの言い分を信じたとは思えないけれど、そこは権力で押し込んだのだろう。
 鳳凰院家を怒らせれば、我が玖条グループなんて呆気なく倒産してしまうからね。
 しかし、こうなってしまえば家に戻ることすら出来ないじゃないか。

「明様は、私に野垂れ死にしろと? ここを追い出されて、さらに家にも戻れない状況を造られてはどうしようもありません」
「ふん、手切れ金ぐらいはやろう。これで細々と生きるんだな」

 吐き捨てるように言うと、明は小切手を寄越してきた。
 地面に落ちたそれを拾い上げると、振り向くことなくその場から歩き去る。
 やがて背中側から「怖かった!」という千春の甘ったるい声が聞こえて来た。
 このブリッ子め、バカ御曹司め……ッ!
 私は惨めさと悔しさ、そして何より強い復讐心を胸に走り出したのだった――。

――○●○――

「いや、でも逆に良かったじゃないですか!」

 荷物をどっさり積み込んだリヤカー。
 それを押していると、後ろのメイドが何とも能天気に言い放った。
 彼女の名は三葉栞、私の専属メイドである。
 こんな状況になってもついてきてくれたりと、気はいい子なのだけど……何かとドジなのが玉に瑕だ。
 あと、ちょっとばかり口うるさい。

「良かったって、これのどこが!」
「鳳凰院様に、これまでの悪事がばれてなかったことですよ! あれだけ怒っていらっしゃったので、てっきり全部ばれたのかと」
「ばれたって、そもそも私は悪いことやってないじゃない」

 私がそう言い切ると、栞はふうっと大きなため息をついた。
 いつもは元気満点の顔が、心なしかしょんぼりして見える。

「……いろいろしてるじゃないですか! 競馬にパチンコ、賭け麻雀! 最近だと競艇にもハマってましたよね!」
「しょうがないじゃない、小遣い足りないんだから! 全部勝って儲けてるから問題ない!」
「問題ないって、勝手にお姉様の免許証を借りて年齢とか誤魔化してますよね! それ違法ですよ!」
「ばれなきゃいいのよ、ばれなきゃ」
「完全に犯罪者の言い訳だ!」

 天を仰ぐと「今は亡き大旦那様――」と懺悔を始める栞。
 ったく、日常生活に支障は出てないんだからどこがダメなのかしらね。
 猫被ってるから学園内での評判は上々だし。
 たまに徹夜で麻雀してたって、バッチリ成績は上位なのよ!

「そんなことよりも、これからどうするのかだわ。明のやつ、あんなこと言ってるくせに百万しか寄越さなかったわよ。これじゃ、せいぜい三か月分の生活費にしかならないわ」
「……ほとぼりが冷めるまでホテルに滞在して、そのあと旦那様に詫びを入れてはいかがでしょう? 親子なんですから、それで何とかしてもらえると思いますよ?」
「あのね、そんなことじゃ私の気が収まらないのッ!! 明と千春に目にモノを見せてやらなきゃ、死んでも死にきれない!」
「だったら、明様よりもイケメンでお金持ちの男性を見つけるとか? 王道ですよね! お嬢様って見た目だけはこの上なく恵まれていますから、きっと見つかりますよ!」

 瞳を輝かせ、妙にウキウキした様子で言う栞。
 何を妄想しているのか知らないけれど、ぜんっぜん私の性格を分ってない提案ね。
 だいたい、見た目だけは恵まれているってどういうことよ!
 中身は粗悪品みたいじゃない!

「あのね、それって結局は新しい男の力を見せつけてるだけでしょ?」
「……言ってしまえば、そうですね」
「甘いッ! 私はね、人の力に頼るのが何より嫌いなの! そんなの、親の力で威張るス○夫みたいなもんじゃない!!」
「ま、まあ確かに。でも自力でってなると……」
「今は二十一世紀なのよ! 男の力に頼らなくたって、私の力だけで何とかして見せるッ!」
「おおおッ!!」

 栞は感嘆の声を上げると、ぱちぱちと手を叩いた。
 その輝く瞳からは、私に対する尊敬の念が感じられる。
 ふ、そこまで崇められると照れるわね。

「とりあえず、何をするにも資金が必要だわ。服とか宝石とか、一番いい奴だけを残して売り払うわよ!」
「なんで、一番いい奴を残すんです?」
「人との交渉事の時に、身なりは大事でしょ? だから一番いい奴は残すのよ。これからは商談の場面とかも増えるしね」
「なるほど!」
「で、資金を確保したらこいつに全額ぶっこむわ!」

 懐にしまっておいた新聞を取り出す。
 すると、見る見るうちに栞の顔が曇った。

「これは?」
「マキバインパクトよ! 今日の中山の最終レース、こいつに有り金全てを賭けるわ!」
「え、ええ!?」
「大丈夫、オッズはちょっと高いけど波に乗ってるから。今日は手堅く勝てるはずよ」
「そ、そういう問題ではなくてですね……。お嬢様!?」
「お先に! 早いとここれを売り払わないと、間に合わなくなっちゃう!」
「ちょ、ちょっとーー!!」

 ――○●○――

「さ、流石はお嬢様。ギャンブルで負けたところを一度も見たことがありませんでしたけど、まさかここまで増やすとは……」

 デスクの上に積まれた札束の山。
 ざっと五十億円相当のそれを見て、栞は盛大に顔を引きつらせた。
 実家に居た頃も、これだけ大量の現金は見せたことなかったからね。
 根っからの庶民のこいつじゃ、無理もない。

「私にかかれば、ざっとこんなもんよ」
「は、はあ。それで、このお金を使ってどうやって復讐をするんです?」
「え? まだまだ増やすつもりよ」
「ど、どういうことですか!? てっきり、このお金で凄腕のヒットマンでも雇うんだと思ってましたけど!」

 ……この子、サラッと凄いこと言うわね。
 私は額に手を押し当てると、うんざりした顔で言う。

「流石にそこまではしないわよ! 私の目標はただ一つ、鳳凰院グループを乗っ取ること! それで、明の奴をグループから追い出してやるわ!」
「そんなこと、出来るんですか!?」
「お金さえあればね。調べてみたんだけど、鳳凰院グループの支配構造はかなり古くさいものなのよ。大元の鳳凰院物産がグループの株式の大半を握ってるから、ここさえ買えば他もぜーんぶ手に入るわ。この時代に、ここまで無防備な会社も珍しいもんね」
「で、でも鳳凰院物産って時価総額が凄い金額じゃなかったです?」
「ええ」
「ええって、そんなお金どうするんですか!!」
「だから増やすのよ! さすがに、ギャンブルでそこまで増やすのは無理だからこれからは株をやるわ」

 デスクの端に設置されたボタンを押す。
 たちまち部屋の壁が下って、向こうに四畳半ほどのスペースが現れた。
 そこには六つのモニターを備えたPCと専用デスクが設置されている。

「……いつの間にこんなものを!」
「驚いた? 時計も東京・上海・ニューヨークとそれぞれの市場にあわせたものを置いてるから、いつでも仕事が出来るわ。ついでに、夜食用の炊事室とかトイレも近くに作ってある。運動不足解消のための、トレーニング器具まで用意してあるわよ!」
「じゅ、準備は万端って訳ですね……! でも、お嬢様って株取引の経験はそんなにありました?」
「あんまりないわ! だから、栞の出番よ!」
「え、私の!?」

 目をぱちくりとさせて、動揺を隠せない様子の栞。
 私は彼女の肩に手を置くと、その目を見つめてゆっくりと言い聞かせる。

「あんたには、これから占い師をやってもらうわ。で、やってくる客に私の指示する会社の株を買わせる」
「株を? お嬢様、占い師の才能なんて有りましたっけ?」
「あるわけないでしょ。でも、私の指示する会社の株は確実に上がるわ」
「ど、どうしてですか!? だいたい、そんなことできるなら私が占い師なんかやらなくても――」
「ふ、考えても見なさいよ。今の私たちには相当な額の資金があるわ。これを使えば、小さい会社ならある程度は株価操作が出来るはずよ」

 私の言葉に、栞は「うわあ」と息を漏らした。
 彼女は引きつった表情でつばを飲むと、言う。

「それってつまり……あらかじめ上げる予定の株を買わせて、客の信用を勝ち取ると?」
「そういうこと。それである程度まで客の信用を得られたら、今度は上げたい株を客に買わせるわ」
「……客の資金で株価を釣り上げたら、その隙に売り抜けてぼろ儲けすると?」
「その通り! あんた結構可愛いから、すぐに占い師として成功すると思うわ。そうすればこっちの勝ちよ」
「ダメです、そんなの絶対にいけませんッ!! 明らかに風説の流布ですよ!」

 栞は私を突き放すと、ぶんぶん首を横に振った。
 肝心なところで頑固な奴だ。
 まったく、しょうがない子ねえ……。
 懐から小切手を取り出すと、サラサラッとゼロを八つほど書く。

「じゃ、これでどう?」
「い、いっしぇんまん!?」
「手始めにこれだけ。あとはあんたが占い師としてあげた収益の、三割ってことでどう?」
「よ、四割です! お嬢様の発案とはいえ、私がやるんですからね!」
「わかった、もってけドロボー!」
「ありがとうございます! 私、必ずや世界一お金持ちの占い師になって見せますからね!」
「…………本音が駄々漏れだわ」

 目を円マークにした栞に、私はやれやれと両手を上げるのだった。

 ――○●○――

「見えます、見えます……! SK電機の株を買いなさい、来月半ばまでには必ず上がります!」

 大きな水晶玉を見ながら、芝居がかった仕草で言う栞。
 フードを被ったその姿はいかにも胡散臭いのだが、客の男はそんなこと気にしていなかった。
 彼は奥に立っていた秘書を呼びつけると、株を買うように指示を飛ばす。
 そして、懐から――

「先生、今回の謝礼でございます」
「いつもすみませんね」
「いえいえ! むしろ、少なくて申し訳ないぐらいですよ!」

 そう言うと、男は足早に去って行った。
 少ない、ねえ。
 陰からちらっと見ただけだけど、渡された札束はかなり分厚かった。
 百万どころではない膨らみ方だ。
 二百万……いや、三百万近くはあったかも。

「栞、あんたもなかなか稼いでるじゃない」
「あ、お嬢様! 来てたんですか!」
「話したいことがあってね。しっかし、あんたもよくやるわね」

 栞の頬に手を伸ばし、軽く撫でてみる。
 うん、前よりも明らかにすべすべしている。
 スタイルの方も、心なしか良くなってるみたいだし……。
 こりゃ、よっぽど美容に金を掛けてるわ。

「あんた、もしかしてエステにでも通ってる?」
「あ、分かります? 代官山にいい感じのお店が出来たので、そこへ毎日」
「アルカンシエールだったっけ? でもあそこって、一回で十万ぐらいかからなかった?」
「えーっと、十五万くらいだったような。最近調子が良いので、それぐらい安いもんですよ」
「……何だか、メイドとは思えない金銭感覚になってるわね」

 一回で十万のエステを安いと言い切るとは。
 メイドらしからぬ言い草に、思わず顔をしかめる私。
 すると栞は、ぷくっと頬を膨らませる。

「そういうお嬢様は、もっと豪快にお金を使ってるじゃないですか! 知ってるんですよ、カジノをホテルごと買っちゃったってこと!」
「あれは投資の一環だからいいの! だいたい、私はお嬢様なんだからいくら使ったっていいでしょうが! ……そんなことより、今日はいよいよ鳳凰院物産へ買収を仕掛けるって話をしに来たの」
「おお、ついにやるのですねッ!!」
「そうよ! ようやく、よーーやく雪辱を晴らす時が来たわッ!」

 拳を突き上げると、涙を流す私。
 思えば学園を追い出されてから、長いものだった!
 でもこれでようやく、あの憎たらしい明に復讐が出来るわ!
 まずはみんなの前で土下座させて、次に会社から追い出して……ふははははッ!!
 この私を怒らせたことを、骨の髄まで後悔させてやるわッ!

「ん、何よこんな時に」
「私が取ります」

 部屋の端に置かれていた内線電話が、いきなり鳴り始めた。
 すかさず栞が受話器を取る。
 すると彼女の顔色が、みるみる蒼くなっていった。

「た、大変ですお嬢様ッ!」
「どうしたのよ?」
「と、特捜部が来ちゃいました! い、いまビルのエントランスにいるそうです!」
「ええッ!?」

 慌てて窓のブラインドを上げる。
 下を覗き込めば、ビルの前に黒いバンが何台も並んで乗り付けていた。
 まずい、明らかに強制捜査だわッ!!

「お嬢様、いったい何をやらかしたんですか! 特捜部が来るなんて、普通じゃないですよ!」
「ええっと……いっぱいやりすぎて分かんないわ!」
「そ、そんな!」
「逃げるわよ!」
「逃げるったってどこに! ここはビルの五十階ですよッ!」
「こんなこともあろうかと……!」

 栞を下らせると、ベルトに仕込んだスイッチを押す。
 ばねが外れ、折り畳まれていた翼が広がった。
 すぐさま栞が声を上げる。

「すごい! ハンググライダーじゃないですかッ!」
「出来る女は逃走手段の一つや二つ、常に用意しておくものなのよ! じゃッ!」
「あ、ちょっとッ!!」

 窓を蹴破って外に飛び出そうとした途端、栞が私に抱き着いてきた。
 ば、バランスがッ!!
 女とはいえ、いきなり抱き着かれたらヤバいッ!
 落ちちゃうッ!!
 グライダーが大きく左右に揺れて、見る見るうちにアスファルトが近づいてくる!

「は、離しなさいッ! 落ちるわッ!!」
「離したら死んじゃいますッ!! だいたい、一人で逃げるなんてひどいじゃないですか! 私はどこまでもお嬢様と一緒ですよ!!」
「女に言われてもうれしくないッ!! このままじゃ二人とも死ぬから、私だけでも……おッ!!」

 風が、風が吹いてきたッ!!
 目いっぱいに風を受けた翼は、私たち二人の体重を何とか支える。
 ふう、首の皮一枚繋がったわ!
 あとはこのまま着陸して、逃亡を図ればいいわね。
 なーに、もともと足がつかないように仕事してたからこの場を凌げば大丈夫でしょ……って!
 今度は風が強すぎッ!!

「お、お嬢様! 高度がどんどん上がっていますよッ!」
「風が強すぎて、コントロールできないのッ!」
「そんな! このままじゃどこかに飛ばされちゃいますッ!!」
「知らないわよ! こうなったら、もうどうにでもなれッ!!」

 こうして私と栞は、風の向くまま気の向くまま空の彼方へと流されていったのだった――。

 ――○●○――

「お嬢様、なかなか船は来ませんね……」
「そうね……。さすがの私も、喉が渇いてきたわ」

 数日後。
 私と栞はどこぞの無人島に不時着して居た。
 あの時の風向きからすると、ここはたぶん太平洋のど真ん中だろうか。
 なかなか船は通りがからないし、日差しはキツイ。
 身体の水分がどんどん汗になって流れ出て、渇いていくのが分かる。
 ああ、このままじゃ死んじゃうッ!

 そう思っていると、視界の端に何やら黒いものが見えた。
 あんなところに、島なんてあったっけ?
 不審に思っていると、その黒い影は見る見るうちに大きくなってくる。
 これは……船だッ!
 それも、半端じゃない豪華客船である。
 しめた、ここはなんとしてでもあの船に助けてもらわなきゃッ!!

「おーい、おーいッ!!」
「助けてーーーーッ!!」

 目いっぱい声を張り上げる。
 ついでに、物を燃やして煙も上げる。
 すると、祈りが通じたのだろう。
 船の動きが止まり、ゴムボートを下ろして来た。

「やった、助かったわ!」
「良かった、これで日本に帰れますね!」
「ええ! 久々にお水が……ん?」

 ゴムボートに乗って、こちらへやってくる救助隊。
 その先頭に立つ青年の顔に、私は明らかに見おぼえがあった。
 さらに、その隣に立つ少女の顔にも覚えがある。
 こ、こいつらは……!
 何でこんなところに!

「麗奈に栞! どうして無人島なんかに!」
「それはこっちのセリフよ! どうして、二人がここに!」
「そ、それは……ハネムーンで、世界一周旅行をしようと」
「ハネムーンッ!? あんたたち、学生結婚したわけッ!?」

 私が叫ぶと、二人は黙って身を寄せ合った。
 互いに頬を赤く染めた様子は、まさに初々しい新婚さんそのもの。
 う、嘘でしょ!
 どうして私をハメたこいつらがこんなに幸せそうで、私がこんなひどい目に遭ってるのよ!!

「か―ッ! どうしてどうして!! 普通はこういうのって、私が幸せになってこいつらをざまあするのが普通でしょ! 何でよ何で! どうしてッ!!!! ……げふ」
「あ、お嬢様ッ!! 空腹なのに、そんな叫びまくるからですよッ!」

 意識がもうろうとして、栞に抱きかかえられる私。
 ざまあって、なかなか上手く行かないわね……ッ!
 担架に載せられながら、私は世の不条理さを噛みしめるのだった。
 ええい、いつか絶対にざまあしてやるんだからね……!!

 ――終わり――
衝動に駆られて書いたけど、後悔はしていない……!
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