*15 「プレゼントやて?」
俺は部屋に戻った。
そして、前買ったラブラブストラップを
机の奥から出した。
そして、それをポケットに入れて
和葉の家に行こうとした・・・。
トントン
「誰や?」
ガチャ
「・・・和葉さんのところに行ってしまうのですね。」
「上野さん・・・・。」
「気づいていました。あなたが婚約すると言ってくれたのは嬉しかった。」
・・・スマン、上野さん。
「けど、その時のあなたの顔は寂しげでした。」
「俺・・・スマン!!」
ギュッ
くれはは平次の手を握る。
「頑張って下さい・・・平次さん。」
「おおきに・・・上野さん。」
バンッ
俺はおもいっきりドアを開けた。
ダダダダダダ
階段を駆け降りる。
「服部!」
新一は平次を呼び止めた。
「なんや、工藤か。」
「・・・これ、俺の母さんから。」
「えっ?」
工藤は俺に白い箱をくれた。
中身は・・・・。
「タキシード・・・?」
黒いタキシードだった。
結婚式で着る様な立派な物だ。
「二人の仲が進展します様にだって。」
「・・・サンキューな。」
「それと、宮野から・・・和葉ちゃんへって。」
また白い箱だ。
中はまだ見ないでおこう。
「・・・なぁ、工藤。」
「あん?」
「俺は・・・和葉が好きや。」
「いや、知ってたし。」
「なんでや!!」
俺、そんなこと言ったか?
なんでや!?
「・・・見てれば分かるよ。」
「へっ?」
「お前ら・・・俺達に似てるよ。」
「工藤・・・。」
「頑張ってこいよ、服部。」
「ああ!」
パンッ
二人は手を叩き合った。
そして、服部は行った。
目をキラキラさせて・・・・。
後ろには
優しく微笑む
くれはさんがいた。
「くれはさんに聞きたいことがあります。」
「あら・・あなたにはばれていたのですね。」
「もう、その話し方・・・やめたらどうですか?」
「・・・そやな。」
「この婚約はうそですね。」
「・・・なんのためやと思う?」
「二人をくっ付けるために。」
「正解や。」
「あなたのおかげでもありますし。」
「あの二人自身の力のおかげでもある。」
「くれはさん・・・。」
「なんや?」
「あなたは・・・服部のこと。」
「好きやったかもしれません。」
「・・そうですか。」
「けど、まさか平蔵さんまで協力するとは思いもしなかったで。」
「僕もです。」
くれはさんはまた微笑む。
「平次さんが婚約すると言った時は焦ったで。」
「僕もです。」
「作戦失敗になるとこやったもん。」
「あいつ・・・鈍いというかなんていうか。」
くれはさんは笑ってた。
それにしても・・・
くれはさんはどこから来たんだ? |