薔薇の國のアリス(10/59)縦書き表示RDF


薔薇の國のアリス
作:鏡美 有雛



第4話 破滅の城と紅き狂乱女帝。


 
 エースに担がれたまま移動すること約20分。
いつのまにか見慣れた薔薇畑へ戻ってきてしまい、ものすごく落ち込む。
……今まで私が必死で走ってきた道に、たったの20分で逆戻りするなんて、本当に予想外だ。

 いや、そんな事より、クラウスの事がものすごく気がかり。
今すぐにでも来た道を戻って彼女の容態を確認したいっていうのが私の本心だ。
でもそんな事したらこの筋肉男が今度こそ本当にクラウスの細い首を片手でへし折ってしまいそうだから、下手な行動はできない。

 ただ担がれていることしか出来ない、無力な私。

 ずっとエースの肩で揺られているため自慢の茶髪はボッサボサ。エプロンドレスのエプロンもよっれよれ。こんなの年頃の乙女の格好じゃない。
そしてズキズキとする腹部の痛みもそろそろ限界に達してきた。

そりゃあ、20分も強引に担がれたまま乱暴に走られたら、お腹痛くなるに決まってるけど。

「……エースッ」
「なんだありす」
「肩にお腹が当たって痛いの。そろそろ降ろして」
「あと少しだ。我慢しろ」

 な、なにいいッ!? 女子は大事に扱えと習わなかったの!?
彼のしれっとした態度に腹を立て、私が子供みたいにふくれっ面をつくっていると、そのうち本当に城の門らしきものが前方に見えてきた。

 高級感のあふれる真っ白いレンガが積まれてできた高い壁に、紅薔薇のつるがしつこく絡みついた大きな漆黒の門が備えられている。
こんなの、普通に生活していたら一生見ることなんてなかったであろう代物だ。


 やがてエースがようやく門の前に到達すると、門の壁に備え付けてある四角い変な機械に向かって「こちらエース。ありすを連れてまいりました。門を開けてください」とぶつぶつ呟く。

 すると自然に門がギイィッ……と軋むような音を立てて独りでに開いた。
――変なところがハイクオリティー、それが薔薇の国。

「ねぇここが……女王の城?」
「正しくはまだ門だ。城の本玄関まであと100メートルはある」
「うげっ! まだ担がれるの!?」

 私の文句も虚しく、エースは広くて固い肩を容赦なく揺らしながら再び走り出す。
腹への衝撃のせいでぐえっぐえっとものすごく情けないうめき声を出す自分が、ちょっと憐れになってきた。

 門と城をつなぐ地面には、薔薇畑や薔薇の森と違い、薔薇のつるやいばらは一切ない。むしろよく整備されているなという考えを起こす、青々とした短い芝。
また、高さもエースの身長くらいにそろえられた薔薇の木が綺麗に道にそって生やされている。
やっぱり女王が住む所だから庭師でもやとって整備させてるのかな。

 ――そういえば、今何時? 
ハルに起こされてから軽く5時間は経っているわけだから、えーと。

 白ジャージのポケットに愛用している携帯電話をいれていたけど、今では勝手にエプロンドレスに着替えさせられてしまったためその後の携帯さんの行方、いや、白ジャージでさえ消息不明。
仕方がないので私はエースの耳元に限界まで顔をそらして大きな声で話しかけてみた。

「ねぇエースーッ、今何時?」
「推定午後3時だ」
「……推定って、オイ!」

 彼は時計も見ずに時間を唱えた後、無表情のまま黙々と走り続ける。
がさつ・適当の王者だなぁ、もう本当にこの人ったら!
私はわざと彼に聞こえるぐらいわざとらしく、深いため息をついた。

「ありす。ほら、城の前へ着いたぞ」
「……ぎゃ」

 それはさきほどの白いレンガが幾重にも積まれ、私たちの前に気迫を伴いながら大きくそびえ立つ建造物。
気迫の中にも繊細さと美しさをそなえていて、もはや城というよりひとつの芸術品といわれても可笑しくなんかない。
というか大きすぎて……て、てっぺんが見えない。

 するとエースは右手で私を担ぎ支えたまま、左手で扉を力強く押して開く。
重たい音が周辺に響き渡り、ついに女王の城へ私たちは入り込んだ。



 城の床は磨かれた美しい大理石。その上には定番の赤いカーペット。
無駄に広い玄関(いや、大広間か?)を顔ひとつ変えずにエースはどすどすと歩き、慣れた足取りで中央にあった階段を上り廊下を通っていく。
でも初めて城に足を踏み入れた(?)私にとっては、城内はまるでタチの悪い迷宮だ。

 高級感に満ちた廊下には大量の紅薔薇の入った大きな花瓶がいたる所に置いてあって、薔薇の香りがむせ返るほど私の鼻をついた。

 廊下はとても複雑に入り組んでいて、さっきから異常に多い曲がり角を顔ひとつ変えずにエースはどんどん進んでいく。
右へ左へとぐにゃぐにゃ曲がり、私の身体もつられて右へ左へと振り回されそろそろ三半規管が悲鳴をあげてきた。

 ……喉まで嘔吐物(おうとぶつ)がこみあげてきている感じがして、あわてて口を両手で押さえ込む。

「おえっ――エース、一体あと何回廊下を曲がれば気が済むの」
「女王陛下の部屋につくまでだ。あと4回ぐらいだろう」

 4回ッ……! ギリギリってところだ。

「あんま私のこと揺らさないでね。吐いちゃうから」
「ちなみにもしカーペットの上に吐いたら、お前の命の保障は出来ないぞ」
「ええぇっ!?」
「陛下は汚いものがお嫌いなんだ」

 汚いものは私も嫌いだよ。てゆーかむしろ、好きな奴なんて絶対いない。
絶対エースって考え方が普通の人よりちょっとズレてる!

 吐き気を散らすために出来るだけ頭を上に向けて深呼吸をスーハースーハーとしつこく繰り返していると、ついに廊下から曲がり角がぱたりと消えた。

 私たちの目線の先には、大きな金色の扉。
城の内装も細部までこだわられていて凄かったが、この空間は特にそうだ。
扉には薔薇と2本の剣が交わるような紋章が彫られていて、神秘的でとてつもなく綺麗。

「……うわ、ちょ、なにこの豪華な扉!」
「これから陛下の部屋に入る。くれぐれも失礼のないようにな」
「え、これ女王様の部屋の入り口なの?」

 私の質問は余裕でスルーし、彼は金の扉をゆっくりと押した。

 壁紙は白。カーペットは紅。
部屋の広さはそれはもう凄まじい。さすが女王の部屋。
天蓋(てんがい)付きのシルクの大きなベッドに、白を強調としたシンプルな家具。
そして一番目に付く大きな窓のそばに、大きくも小さくもない影が浮かび上がっている。

「――陛下、ありすを連れてまいりました」

 その謎の影に向かってそう言うと同時に、エースは部屋の床へ私を自分の肩から乱暴に下ろした。
そして彼は私のほうなど一瞥もくれず、ちゃっかりとその場でひざまずく。
投げられた私は腹から地へ落下して顔面(特に鼻とか鼻とか鼻とか)を思いっきり打った。

「いっ……たぁーいッ! こンの、馬鹿エー……!」

 髪を振り乱し涙目になりながら怒りで声を震わせ、勢いよく地から顔を上げる。
だが、私のうつぶせの目線の先にはエースはいなくて、代わりに少々傷を負った青い髪の小さな2人の子供が映った。

 なんと先ほどのロゼルとロゼッタが部屋の隅に縄で後ろ手を縛られた状態で座っている。
思わず驚いて目を見開き、声を張り上げてしまった。

「えぇっ、ふふ、双子ォ!? 何でココに!?」
「……げえぇぇっ、ありすじゃんッ!」

 すると憂鬱(ゆううつ)そうな顔をしてうつむいていた双子は私の存在に気づくと、途端にふたりして苦虫を噛み潰したような表情を顔いっぱいに浮かべた。
そこまでしなくてもいいじゃないか。

「ありすが逃げたから俺ら任務失敗ってことにされてさっきエースに捕まったんだ!」
「そうよ、ありすのせいよ!」

 いや、それは自業自得でしょ?
……待って。任務失敗ということは、ハルは無事だったのかな?

 よく見るとロゼルのコートの両腕に一発ずつ弾痕のような跡があったけど、そこはもう丁寧に治療されたようで傷口に当たるであろう場所からは血は出ていない。
とにかく何か懐かしいような感情にかられ双子をうつぶせのままじぃっと見ていると、いつまでも起き上がらない私にしびれを切らしたのか、私の右隣で体勢を整えているエースが口を開いた。

「おいありす。陛下の前だぞ、早く立て」
「……は、はぁっ!? 大体あなたが私を地面に落とさなければ私は今頃大地の上で堂々と足を踏みしめてっ……!」

 エースの口調に腹が立ち、ブーブーうるさい双子から目をそらして男のように思いきり立ち上がると、ちょうど窓から漏れた光が人影の持ち主の全体像をくっきりとさらけ出した。

 溢れる気品。グラマラスな肉体。
顔には化粧が大胆に(ほどこ)されていているけど、実際私のほんの1・2歳くらい上でしかないだろう。
赤い瞳、大きく巻かれた赤い髪。そして頭上には金色のティアラが乗っている。
だが彼女の風貌からクラウスのようなふんわりとした女の子らしさはみじんも感じとれない。

 私がそう思った理由は、多分彼女の格好から。
ドレスは黒ではなく、真っ赤。しかも身体のラインが強調されるようなタイトなタイプ。この国に来て黒い服を着ていない人物なんて初めて見た気がする。

 一目でわかった。彼女が女王様だ。

「……あ」
「ずいぶんおてんばな娘だな。これは本当にアリスの生まれ変わりなのか?」
「さようでございます、陛下」

 驚くような、いや(いぶか)しむような表情を浮かべて女王は私を上から下までまじまじと見つめている。
……そんなに私、想定外の性格してた? それならなんだか複雑な心境だ。

「どうも、初めまして女王様。倉澤ありすです! 何か私に御用ですか!?」

 私はエプロンドレスの端をちょいとつまんでお姫様みたいに自己紹介をする。もちろん、『倉澤ありす』の部分を特に強調してだ。
しかし女王は鼻で笑ったかと思うと、冷たく私をあしらった。

「お前の名前などもうとっくに知っている。ちなみに私の名前はエースから聞いていないか?」
「……な、何も説明されないまま拉致されたんで知りませんッ」
「なら、二度は言わぬぞ。ルージュ・フランディーズ・ヴィクトリアだ。覚えておくが良い」

 ルージュと名乗る女王も、ドレスの端をつまんで私のようにお辞儀し返す。
私と違って背筋やら振る舞いに凛とした気品があり美しい。さすがは女王って感じだ。
さきほどの私の【なんちゃってお辞儀】を思い出すと、なんだか恥ずかしくなる。

「……で、用件は? ないなら私城から速攻脱出しますよ」
「用件? そんなの、ありすを他の住人から奪うことに決まっているだろう」

 え? 今の状況って、女王様が薔薇の国の他の住人から私を奪ってるってことになるの?
ハルや双子やエースと違って、彼女は自分の手を直接くだして私を奪っていないからそう感じるだけなのかな。
私が思わず首を傾げていると、女王は窓から目を完全に離して、こっちをじぃっと見つめ始めた。

「それよりもありす。その黒いエプロンドレス、どこで手に入れた?」
「これは、気絶している間に着替えさせられてて」
「ふん……どうせ、私のペットのいつもの悪意に満ちたイタズラだろう。で、ありすはそのエプロンドレスは気に入ったか?」
「まあ、可愛いし嫌ではないですが」
「そう、良かったじゃないかエース。自分が作った服を気に入ってもらえてな」

 女王がフッと笑うと、エースは初めて私の前で困った顔をしてみせた。
え、何、このエプロンドレスって……!

「こ、これっ、もしかしてエースが繕ったんですか!?」
「そうだ。奴は昔からフリルやらレースやらのついた洋服作りが上手くてな。私が3年前くらいに、ありすがこの国に来た時に着る用の服を作らせておいたんだ」

 ――ぎゃああ、想・定・外!
【ミスターがさつ】のエースにそんな趣味があったなんて!
スキンヘッドの筋肉質でいかつい男が、職務が終わった後ちくちくと針仕事をやってる所なんて想像できない。てゆーかしたくない。

 エースのほうを一瞥してちょっと笑っていると、女王がものすごく小さな声で呟いた。
しかも何故か私の首の辺りを熱心に見つめながらだ。
少しの間、部屋の中に嫌な沈黙が訪れる。

「……やはり、欲しいな」
「へ?」
「その、頬は薄紅色で血色がよく、青白い血筋の通ったか細き白い首。やはりお前の首だけは私の理想通りだ。美しい」

 すると女王はゆっくりと赤いドレスを引きずりながら双子がいるところとは逆の隅まで歩き、彼女と同じくらいの大きさの物体を手に取った。
金色の、鎌。ところどころに飛びついた錆色がどうも目に付く。
これを一体、何に使うと?

「やはり我慢できん。今すぐにでも首を手に入れる」

「――い、今、何て?」
「陛下、いけません! まだ戦いは始まったばかり。今ありすの首をはねてしまったら、国中で史上最大の暴挙が起きます!」

 ……首を、はねる?
一体どういうことなの。しかもエース、『ありすの首をはねたら』って言った?

 無意識のうちに自分の首に両手をそえ守るような形をとる。
私の脳裏になにか恐ろしい予感がかすり、一歩、また一歩と小さく後ずさりしていった。
すると金の鎌を両手でしっかり構えた女王が私のほうへゼェゼェと息遣いを荒くしながら、ずるり、ずるりと近寄ってきた。
エースもさすがに予期せぬ事態に危険を察知したのか、ひざまずいていた膝を素早く立ち上げ腰にささっていた剣を構えて女王の前に立ちふさがる。

「ちょ、いきなり怖ッ――」
「陛下、落ち着きになってください! いくらなんでもそれには反対です。国の統率者の貴方がそんな風になってしまうのは、この国の秩序が全て乱れてしまうことを意味するんですよ!」

 エースは女王に言い聞かせるような口調で、自分の太い声を最大限まで張りあげて叫んだ。
地面が揺れたんじゃないかと思うくらいソレはこの部屋にいる全員の脳からつま先まですばやく伝達していく。
だが女王はエースの横やりのせいで余計に瞳を鋭くして、怒りに似た感情を全面的に(にじ)ませ出した。

「……ええい、うるさいエース! 私がどれだけ長い時間ありすを待ちわび夢にまで見て、どれだけありすの首を欲しがっていたかはずっと私の護衛をやっていたお前にならわかるだろうっ! もう抑えきれないんだ。戦いが終わるまでなんて、待っていられるか! 今すぐにでも首がほしいんだっ! 邪魔をするならお前をバラバラに斬る!」

 なんてめちゃくちゃな女王だ。
すると女王は、彼女の手のなかで妖艶な輝きを放つ鎌を勢いよく振り回し、柄の部分をうまく使ってエースの身体を壁まで思いっきりはじき飛ばした。

「がはッ!」
「エース!?」

 勢いよく壁に頭を打ち付けてしまったらしく、エースはスキンヘッドを抱えて苦しそうな声を絞りだした。
私はその一部始終に恐怖し、後ずさりの体勢を取りながらもその場から足を動かすことが出来ない。

 女の力だけであの筋肉の塊みたいなエースを軽々とはじき飛ばしたのだから、今彼女の心の中には私たちの想像をはるかに超えた『ありすの首を手に入れる』という欲望に対する執念と力を燃やしているのだろう。
彼女の血走った瞳は、もう私の首しか映していない。

「ちょっと、来ないでくださいッ! 首なんてお金いくら積まれてもあげられませんよ!」
「首っ……ありすの首を……」

 エースに助けを求めようとしたけど、彼はさっきの衝撃のせいで壁に寄りかかったままぐったりとしているし、まだちょっとでも役に立ちそうな双子は後ろ手を縛られ自由を奪われているから絶対私を守ってなんてくれない。
女王は目をギラギラさせながら徐々に私に接近してくる。さっきの冷静・冷酷な態度はどこか彼方へ消え去ってしまったようだ。

 『逃げなきゃ』

 頭の中で波打つ警報。私自身の声。
でも足がすくんで動かない。

 『逃げて。ありす。死んでしまう。早く逃げて。逃げて逃げて逃げて逃げて逃』

 私そんな簡単に死にたく、ない。

 すると棒立ちになっていた両足が、ようやく恐怖という名の呪縛から解放された。
私はとっさに必死の形相で駆け出し、背後の金の扉に向かって無我夢中で走る。
目の前の憎き扉に全体重をかけた激しい体当たりをくらわして、部屋からの脱出を試みた。

 ガタンッという激しい音が城内に響いたのち扉は大きく開いて、その反動でよろけて転びそうになった。
すると後ろから大きな鎌がビュンッと風を切る音が響く。
まずい、こんなところで転んじゃったら、あっという間に頭と身体が真っ二つになって女王の思うつぼだ。

「待ぁてえええぇぇぇありすうううぅぅうぅぅっ!!!!!!」
「ぃ、嫌ああぁー!」

 私はまたもやエプロンドレスをひるがえし、頭のリボンを揺らしながら後ろを一瞬も振り返らず全力でぐにゃぐにゃの廊下を走り続ける。
慣れない靴をはいて走っているせいで何度か足がもつれた。
けれど止まったら間違いなく私の人生バッドエンド!

「はッ……はぁっ……くっ!」

 今度は肩に担がれているわけじゃないから三半規管は大丈夫だけど、体力の消費がとてつもなく激しい。
運動部に入っていてよかった。もし文化部や帰宅部だったら、今頃体力が底をついて立ち止まってただろう。

 それに対して女王は広い廊下をドレスをひきずりながら走って、私の背中を追いかけてくる。その際、振り回した鎌が当たり花瓶が大量に割れて薔薇が廊下へ散乱した。
でも彼女はそんなのには目もくれない。見えているのは、私だけ。


 脳裏では『不思議の国のアリスに出てくる女王様は首切りと裁判がお好き』という言葉がふと浮かんできたが、それをずっと気にしていられるほど私は今余裕なんてなかった。


はい。
次回、ハイエナのごとく追い掛けてくる女王と、逃げるありすの運命はいかに…(・ω・;)(;・ω・)






ネット小説ランキング>異世界FTシリアス部門>「薔薇の國のアリス」に投票





ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう