「なんで? ・・・・・私はスバル君を助けなきゃいけないのに・・・・・・・・!」
ミソラの願いも虚しく、人形は再生していく。
「どうなってんだ? 永遠に再生するのか!?」
もう何対倒しただろうか。燃やしても再生してしまい、ただ二酸化炭素の嫌なにおいが周りに充満する。
「オックス、ノイズ率は?」
『ブロロロロ、まだ100%もいってねえぜ・・・・・・』
さすがに4人の気力ももうない。
「どうすれば・・・・・・・・」
打開策も無いまま、体力と気力が削がれていった────
「ワイドスラッシュ!」
鋭利な爪が、植物を切り裂く。けれどそれは再生させられてしまう。
『リーフランス』
スバルのいる足元から植物で出来た槍が突き出る。
「くっ!」
間一髪で避けるスバル。けれどそれを追ってまた槍は形成されていく。
『どこまで追って来る気だ!?』
『あなた達が死ぬまでよ』
その言うとおり、避け続けるスバルを延々と追ってくる。
スバルはらちが明かないとばかりに空中に飛んだ。
「エアブレイド!」
3枚の平行な衝撃波がプロヴェに向かって飛んでいく。
『プラントウォール』
幾重もの植物の盾が衝撃波を緩和してしまう。
「キリがない・・・・・・・」
『私には一撃必殺の攻撃が無い代わりに、再生と防御に優れているわ』
淡々と喋るプロヴェ。スバルをそんなプロヴェから眼を逸らさない。
(ロックマンが戦えば戦うほど成長する・・・・・・・だから私が抜擢されたのか)
計画は知らない。知ってもしょうがない。どうせ自分は『あの方』のために働くのだから。
『スバル・・・・・・俺もやるぜ』
スバルの後ろにウォーロックが実体化する。
『あいつが再生するなら、その再生しているときに俺が切り裂いてやる!』
「分かった、頼むよウォーロック!」
『そっちもな!』
そしてスバルは地面を蹴った。
『リーフカッター』
突然空から降ってきた葉っぱがスバルとウォーロックに向かって飛んでいく。
『ビーストスイング!』
後ろからウォーロックが飛んでくる葉をどんどん切り裂いていく。けれど葉は空から無尽蔵に落ちてき、プロヴェの元にいけない。
「アッパースラッシャー!」
腕をアッパーのように振り上げる。縦に長い衝撃波がとび、上から落ちてくる葉を切り刻む。
一瞬で来た隙、それを見逃さずスバルはプロヴェに向かって駆けた。
「おおおおおおおおっ!」
獣のように飛び掛り、腕を横に薙ごうとする。
『ローズカーテン』
突如、棘のカーテンがどこからともなく降って来る。
「なっ!」
体の何箇所も、棘によって刺されてしまう。そしてカーテンはマントを翻すように動いた。
当然スバルは吹き飛ばされ、プロヴェは無傷だった。
「・・・・強すぎる・・・・・」
『あなたが弱すぎるのよ』
前の2体とは比べ物にならないくらい強い。それだけは感じ取った。
『・・・・・・言っておくけど、前の2人は私より弱くないわよ?』
「・・・・え!?」
『私達はね、力を抑えられているのよ』
「な、なんのために?」
『決まっているじゃない。あなたを簡単に殺しちゃえば意味が無いもの』
何故『ガイア』は自分を生かしておくのだろうか。その疑問だけが心の中で飛び交った。
『あなたを強くする、それが『あの方』の目的。ただそれだけよ。それだけで私は動ける』
「だったら僕が動くのも簡単だ・・・・・・・・」
今は敵を倒すことだけに集中してればいい。無駄なことを考えていては勝てない。
「僕はみんなを守るために動く! それだけだよ」
『・・・・それでいいわ』
本当は戦いたくないのではないか? けれど今は分からない。もう何も思わない。ただ、相手を倒すために爪を構え走った───
実際のガイアは今のスバルより強いです。全然違いますね。
では、感想待ってマ~ス!
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