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  蒼き流星 作者:的中青矢
燃え尽きない恵みの森
第72話  動く
「なんで? ・・・・・私はスバル君を助けなきゃいけないのに・・・・・・・・!」

ミソラの願いも虚しく、人形は再生していく。

「どうなってんだ? 永遠に再生するのか!?」

もう何対倒しただろうか。燃やしても再生してしまい、ただ二酸化炭素の嫌なにおいが周りに充満する。

「オックス、ノイズ率は?」

『ブロロロロ、まだ100%もいってねえぜ・・・・・・』

さすがに4人の気力ももうない。

「どうすれば・・・・・・・・」

打開策も無いまま、体力と気力が削がれていった────















「ワイドスラッシュ!」

鋭利な爪が、植物を切り裂く。けれどそれは再生させられてしまう。

『リーフランス』

スバルのいる足元から植物で出来た槍が突き出る。

「くっ!」

間一髪で避けるスバル。けれどそれを追ってまた槍は形成されていく。

『どこまで追って来る気だ!?』

『あなた達が死ぬまでよ』

その言うとおり、避け続けるスバルを延々と追ってくる。

スバルはらちが明かないとばかりに空中に飛んだ。

「エアブレイド!」

3枚の平行な衝撃波がプロヴェに向かって飛んでいく。

『プラントウォール』

幾重もの植物の盾が衝撃波を緩和してしまう。

「キリがない・・・・・・・」

『私には一撃必殺の攻撃が無い代わりに、再生と防御に優れているわ』

淡々と喋るプロヴェ。スバルをそんなプロヴェから眼を逸らさない。

(ロックマンが戦えば戦うほど成長する・・・・・・・だから私が抜擢されたのか)

計画は知らない。知ってもしょうがない。どうせ自分は『あの方』のために働くのだから。

『スバル・・・・・・俺もやるぜ』

スバルの後ろにウォーロックが実体化する。

『あいつが再生するなら、その再生しているときに俺が切り裂いてやる!』

「分かった、頼むよウォーロック!」

『そっちもな!』

そしてスバルは地面を蹴った。

『リーフカッター』

突然空から降ってきた葉っぱがスバルとウォーロックに向かって飛んでいく。

『ビーストスイング!』

後ろからウォーロックが飛んでくる葉をどんどん切り裂いていく。けれど葉は空から無尽蔵に落ちてき、プロヴェの元にいけない。

「アッパースラッシャー!」

腕をアッパーのように振り上げる。縦に長い衝撃波がとび、上から落ちてくる葉を切り刻む。

一瞬で来た隙、それを見逃さずスバルはプロヴェに向かって駆けた。

「おおおおおおおおっ!」

獣のように飛び掛り、腕を横に薙ごうとする。

『ローズカーテン』

突如、棘のカーテンがどこからともなく降って来る。

「なっ!」

体の何箇所も、棘によって刺されてしまう。そしてカーテンはマントを翻すように動いた。

当然スバルは吹き飛ばされ、プロヴェは無傷だった。

「・・・・強すぎる・・・・・」

『あなたが弱すぎるのよ』

前の2体とは比べ物にならないくらい強い。それだけは感じ取った。

『・・・・・・言っておくけど、前の2人は私より弱くないわよ?』

「・・・・え!?」

『私達はね、力を抑えられているのよ』

「な、なんのために?」

『決まっているじゃない。あなたを簡単に殺しちゃえば意味が無いもの』

何故『ガイア』は自分を生かしておくのだろうか。その疑問だけが心の中で飛び交った。

『あなたを強くする、それが『あの方』の目的。ただそれだけよ。それだけで私は動ける』

「だったら僕が動くのも簡単だ・・・・・・・・」

今は敵を倒すことだけに集中してればいい。無駄なことを考えていては勝てない。

「僕はみんなを守るために動く! それだけだよ」

『・・・・それでいいわ』

本当は戦いたくないのではないか? けれど今は分からない。もう何も思わない。ただ、相手を倒すために爪を構え走った───
実際のガイアは今のスバルより強いです。全然違いますね。

では、感想待ってマ~ス!


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