「は~い、じゃあ今日の授業は終わり」
みんなは一斉に自分の帰りのように取り掛かる。そんな中、スバルのハンターにメールが来た。
「メール? 誰からだろう」
スバルには友達があまりいない。同じ6-Bの委員長とゴンタとキザマロはメールをしてくる意味がないので、残っているのは、この学校でない友達と、WAXA関係の人に限られる。メールを見てみると
「ミソラちゃんだ」
途端に大半の男子がスバルを見る。いや、睨みつけると言った方が正しいだろう。
響ミソラと言えば、ニホンのトップアイドルだ。そんな人からメールが来たのを羨ましがらない男子がどこにいる。
「ねぇ、響ミソラからメールが来たって、ホント?」
近くの男子が聞いてきた。顔が恐い。
『(バカだな、スバル。こうなることは分かってただろ?)』
他の誰にも聞こえないように、小声で話す。
「(うるさいよ、ウォーロック。なにか策とかない?)」
『(あるにはある……)』
その時心底スバルは驚いた。あのウォーロックが、単調でからかわれやすいウォーロックが、策を練れるとは。今日は4月の下旬なのに雪でも降るんじゃないのか。
『(けどな、条件がある)』
「(…何?)」
『(帰ったらウイルス退治に行きたいんだ。このごろ腕がなまっててな)』
メテオGの事件の後、まともに戦っていないのだ。好戦的なウォーロックはここの所戦いたくて仕方がなかったのだが、スバルが渋っていたのだ。
(・・・・・・・)
メンドクサイ。だけど、このままやられるくらいなら
「(分かった。で、策って?)」
『(簡単だ、それは)』
「(それは?)」
『電波変換だー!』
いきなり大声でウォーロックが叫んだ。もはや最終手段をここで使うとは思わなかった。そしてスバルは
(そんなの僕でも最初に思いついたよ~)
だが時既に遅し。
「逃げる気か? スバル」
眼が本気だ。このままだとヤバイ。この事態を打破するには
「ウォーロック!」
「おお!」
「トランスコード シューティングスターロックマン!」
まばゆい光が、スバルを包み込み、スバルはロックマンになった。
「ウォーロック、屋上に」
帰りの荷物をもって、スバルは屋上に向かった。
「待て、スバル~」
ミソラファンの男子は、スバルを追いかけた。
残された女子(1人を除いて)と極少数の男子はただ、
「スバル(君)ってバカだな~」
と思っていた。そしてある1人の女子は、
「スバル君~明日覚えてらっしゃい~」
他でもない白金ルナだが。ゴンタとキザマロの「バカだな~」は委員長のことも含めてである。
「・・・俺、スバルに明日休んだほうが身のためだってメールしたほうがいいかな?」
それも
「ゴンタ、今なにか言った~?」
地獄耳のルナには聞こえてしまう。
そのあと、ゴンタの断末魔が教室から聞こえたのは、言うまでもない。
今回はギャグに回ってしまいました。次からはバトル路線、少し恋愛・ギャグの予定です。応援よろしくお願いします。
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