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  蒼き流星 作者:的中青矢
焼き尽くす雷撃の銃弾
第14話  決意
「おい、スバル」

ウェーブライナーのなかで、ジャックがスバルに話しかけてきた。なぜスカイウェーブで帰らないのかというと、ウォーロックが電波変換を無駄にしたくないらしい。
ミソラはクインティアと話している。女同士でなにか、恋の話でも話しているのだろうか。

「なに?ジャック」

「俺が居ない間学校でなにかあった?」

「あ、それ僕も知りたいな~」

話にツカサも入ってきた。

「えーと・・・とくにないな~」

真面目に考えてなにもなかった。

「おい、なにかしらあるだろ」

「いや、それがなにもなくて・・・・」

「自分のことも含めてか?」

ジャックが笑いながら聞いてくる。その顔はウォーロックそのものだ。

「そういうことはスバル君に聞いちゃ駄目だよ、ジャック君」

そういったのはツカサだった。

「なんでだ?別に聞いてもいいだろう?」

「違うよ、スバル君鈍くて自覚してないんだよ」

ジャックが数秒固まる。そして

「え~、こんなに周りが分かってそれは、アハハハハハハ」

ジャックは笑いが止まらなくなってしまった。イマイチよく分からないスバルは

「なにを自覚してないの、ツカサ君」

「スバル君もいずれ分かるよ」

とにっこり微笑んでツカサは言った。

「そういえば、ヒカルは?」

スバルは思い出したように言った。


「ヒカルは・・・・必要なとき以外は封印できるようにしたよ」

「それはよかったね」

「うん、そうだ。スバル君、僕とブラザーを結んで欲しいんだ」

スバルは少し黙ったままだった。

「・・・・ツカサ君、なにを言っているの?」

断わられるそうツカサが思った瞬間

「僕達はとっくにブラザーじゃないか」

「スバル君・・・・ありがとう」

ツカサは、心から嬉しかった。生まれて初めてのブラザーができたのだ。嬉しくないわけがない。

「ジャック、僕と結ばない?」

「あぁ?・・・ったく仕方ねえな。いいぜ」

ブラザーが増えた。そんなスバルも嬉しかった。またみんなで笑えあえる。多くの友達と平和な日常を送れる。だから

(こんな平和を壊さないためにも、僕は戦うんだ)






(ヒカル?)

(何だ)

(やっぱりスバル君は結んでくれたよ)

(よかったじゃねえか、その友情が壊れないようにも、精々用心しな)

(うん、分かってる)

ツカサはつい数ヶ月前を振り返った。
 僕は過去に大きな罪を背負ってしまった。どうやったら償えるか考えているとき、メテオGの事件でスバルのがんばりを知った。そんなスバルを、彼は守りたいと思った。こんなすごい人を死なせちゃいけない。そしてふと思いついた。

「スバル君を守っていけば、そのうち償いになっていくんじゃないのかな」

だから、ツカサは自分のブラザーを守っていく、

(それが僕の償いになって、人のためになるから)
 この物語のあらすじにも書きましたが、スバル達はそれぞれの信念、決意などをしていきます。それがどんな状況になっても、貫き通せるか。弱い人間なら通せないと思います。でも人間というのは弱いです。なぜなら逃げ道を探せてしまうからです。けれどそれを、絆で乗り切っていく、そんな話にしたいと考えています。
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