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  蒼き流星 作者:的中青矢
焼き尽くす雷撃の銃弾
第13話  謎
「まず私からね」

ヨイリー博士から、ということは他に話す人がいるのだろう。今会議に出席しているのは、長官、ヨイリー、大悟、スバル、ミソラ、ウォーロックmハープだけだ。他にも来るらしいのだが、来る気配はない。

「スバル君のエグゼノイズのことよ。これは200年前のネットナビ、ロックマンエグゼのノイズチェンジだと分かったわ」

それはメールにも添付されていた情報だった。スバル以外は驚いている人もいたが、すぐに落ち着きを取り戻す。

「そして驚くことに、それはエグゼの戦いの記憶だと分かったわ」

「記憶・・・ですか」

大悟が言う。信じられないといった顔だ。

「ええ、前にも言ったとおり、ノイズチェンジは、ウォーロックちゃんの周波数と共鳴してできるものなの」

『ああ、だが俺の周波数自体が変わっちまったんだぜ?そんなことありえるのか?』

「これは極めて稀なことよ。そしてこのノイズを使っている間は、スバルちゃんだけに、疲れ、ダメージがあるわ」

「どうしてですか?」

「エグゼは元々人間だったの。それを人格データに変換してできたナビなの。同じ人間だからダメージがスバルちゃんだけにあるんだと思うわ」

「じゃあ、あのソウルユニゾンってなんですか?」

今まで黙っていたミソラが聞いた。

「さっきも言ったとおり、エグゼノイズは記憶よ。エグゼも過去にソウルユニゾンを使ったことがあるのよ。それがウォーロックちゃんと共鳴することにより、できるようになったのよ。もちろんこれ以外にも変身することもできるわ。けど・・・・・」

「けど?」

「経験が必要なのよ。エグゼの記憶も完璧じゃないから、覚醒させなきゃいけないのよ。言い換えれば、忘れていた物を思い出させなきゃいけないってことね」

ようするに僕は経験不足らしい。それもそうかエグゼは6回だけど、僕は3回しか救っていないのだ。

「私からは以上よ。長官、お願いします」

「分かった。」

長官は咳払いし

「私からは、新しい遊撃隊メンバーの紹介をしたい。入ってくれ」

スバル達が入ってきたのは違うドアから、新しい仲間は入ってきた。

「暁さん?ジャック?クインティア先生!・・・ツカサ君!」

続々と入ってくるかつての仲間と敵。こんな日が来るとは夢にも思わなかった。

「よう、スバル。元気にしてたか?」

「暁さんこそ!たしかジョーカーの自爆に巻き込まれたんじゃ────」

「その話はあとな、スバル」

「では、新しく入ったみんなに、ハンターを渡すよ」

そのハンターの中には、ジャックにはコーヴァス。クインティアにはヴァルゴ。暁にはアシッドが入っていた。みんな思い思いのことを話す。

「私からは以上だ。私はこれから出かけなくてはいけないので、暁君。あとは任せたぞ」

「ハイ、長官!」

それを満足そうに聞いて、長官は退室した。

「じゃあ、俺からは、このごろ現れた敵組織のことだ」

みんながしんとなって聞く。

「まず、奴らの組織の名前は分かっていない。目的もよく分からない。分かっているのは、スバルの力を引き出したいということだけ」

不明な点が多すぎる。なぜ自分の力を引き出したいのだろうか。

「次に規模だが、そこまで大きくないと推定される。せいぜい7人くらいだろう」

「なんでそんなことがわかるんですか?」

「それは、・・・まだ推測に過ぎないから、あまり話したくないんだ。すまない」

「・・・・・・」

話したくない理由が分からない。なにを隠しておきたいんだろう。

「他になにか分かることがあるか?スバル」

「え、え~と、これも推測なんですが、もしかして敵は過去に存在してたんじゃないかな~って」

「・・・は?」

みんなが唖然とする。

「スバル、どうしてそう思うんだ?」

暁は念のため聞いておいた。

「なんか、戦いの途中で閃いたってゆうか・・・・すみません、今の忘れてください」

みんなの視線が痛い。

「じゃあ、今日の会議は終わり。解散」

それと同時にみんなが帰っていく。

「ヨイリー博士、ちょっといいですか?」

「なあに?スバルちゃん」

「その、相手の電波体が僕に渡したんですよ」

「・・・これを?」

コク と頷く。

「分かったわ。調べておくわ」

「ありとうございます」

「帰り道気をつけなさいよ。あと、ちゃんと守ってあげなさいよ?」

「・・・はい?」

よく分からなかったが、スバルはウェーブライナーに足を運んだ。そんなスバルをヨイリーはやさしく見ている。





「博士、言わなくてよかったんですよね?」

暁はヨイリーに尋ねる。

「ええ、あれは士気に関わることだわ・・・・・」

「それにスバルの変身、あれは悪い方向に行けば」

「彼や他の子たちも巻き込むわね。闇は克服できても、エグゼの最後の変身は・・・・」

「ヤバイですね・・・」

「スバル君が暴走しないように頼むわよ、シドウちゃん」

「・・・ハイ」

紅に染まる空を、ヨイリーは悲しそうに見つめた。
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