『ロックマンはどうだった?』
黒い騎士が赤い魔術師に聞く。
『ウォーターカレントが負けました。そして死ぬ間際にあのプログラムをロックマンに渡しました。』
『あれをか・・・・・計算どおりだ』
黒い騎士は笑った。なにもかもあの方の計算どおり。一寸の狂いもない。
『引き続き監視を続けろ。たしか次は・・・・・』
『ええ、あやつです。いくらあのソウルユニゾンが使えても、あやつの銃相手に銃で勝てるわけがありません。』
赤い魔術師はそう言い切った。
『そうなると他のソウルユニゾンを使う・・・・・徐々に使い方を知ることになるだろう』
『200年前の遺産の使い方を』
スバル達はスピカモールの事件のあと、WAXAから召集命令がかかったのだ。無論、敵の組織のこと、エグゼノイズのことを詳しく話すためだ。
スバルとミソラは、ウェーブライナーでWAXA日本支部に向かっていた。
「スバル君、どうしたの?そんな深刻そうな顔をして」
「いや・・・・昨日のことを思い出してたんだよ」
スバルはあくまで明るく言った。これから暗い話をするのに暗く言ったら、ミソラも暗くなってしまいそうだからだ。
「最後にもらったプログラムのこと?」
「それもそうだけど・・・ウォーターカレントの言っていた目的が気になっていて」
「・・・・・気になるけどさ、まだいいじゃん♪そういうのは考えないようにしよ」
スバルは自分が馬鹿だと思う。自分よりミソラのほうがはるかに明るいのだ。それなのにミソラが暗くなってしまうなんて考えるなんて、その前に自分が暗くなってしまうじゃないか。
『WAXA日本支部、到着で~す』
ウェーブライナーの運転ウィザードがそういった。スバルとミソラは、ウェーブライナーから降りた。ミソラが先に歩いていたのだが、まるで遠足でも行くように歩いているのだ。スバルは少し笑った。
「どうしたの?スバル君」
『おおかた、ミソラを見てニヤ────』
『そんなことあるわけないでしょ!」
とウォーロックをハープがビンタする。
「なんでもないよ。」
スバルはそう言った。ミソラはいつまでもミソラで居て欲しい、そうスバルは思った。
ドアまで辿り着いた。ハンターをかざして中に入る。
「ようこそ、スバル君、ミソラちゃん。司令室でみんなが待ってるよ」
「「分かりました。」」
サテラポリスの隊員に指示されたとおりに、司令室に向かう。エレベーターに入り、司令室がある最上階のボタンを押す。
「久しぶりだね~。ここ来るの。」
ミソラは楽しそうに言う。無論全然楽しくはないが。スバルもようやく気付く。スバルが暗い表情をしているので、気を使ってくれているのだろう。
最上階に着く。司令室のドアを開ける。
「「失礼します。」」
「来たわね。・・・これで全員そろったわね」
ヨイリーがそういった。
「じゃあ、これより会議を始めるわ。」
今回はとくになにもありませんね。ただ、スバルがミソラを意識し始めたという所を書きたかったので、ここはあえて書きました。
プログラムは後半に必要になります。
次は今検討中なんですが、スバルの出番ないかもしれません。期待してしまった人はすいません。あと計画は軽く狂います。それが後にどう影響するかを考えて生きたいと思います。
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