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  蒼き流星 作者:的中青矢
ヒ~ハ~! とテンション高め
憎しみに燃える漆黒の鎌
第142話 ショータイム
 あれから一週間が経った。スバルの名もなんとか回復し──ルナたちががんばったらしい──スバルも普通に学校生活を送れるようになっていた。

 ギンガはサテラポリスに収容されてしまった。面会をしようとしても、何故か拒否されてしまった。ギンガではなくカイに。それについて言及しようとしたら「おまえはまだやるべきことがあるんだよ」とぶっきらぼうに言われてしまった。

 やることってなんだろう? と無理矢理追い返され、しょうがなく家に帰ったのだがつい三十分前だ。電波変換が出来るとはいえ、まだ倦怠感が残っていて疲れてしまった。

『なあ、カイって結局何なんだろうな?』

「……分からない。シルバー・ウィンドが僕達を助けたとき、ハヤテ君はサテラポリスにいたっていうし」

 なぜ追い返されたかは未だに分からず、メールしたのだが返事は一切無い。正直友達と見られているかも怪しい。カイは何故か周りと距離をとる傾向があるので、あまり踏み込みすぎると今度は存在を否定されそうで恐い。まだ転向してから一ヶ月くらいなので、そういうところも考慮して上げられるように努力するつもりだ。

「まあ、今考えても仕方ないんじゃないのかな」

『それもそうだな。ミソラからのメールも気になるし』

 そういってスバルはハンターの画面を見る。そこにはミソラから送られてきたメールが表示されている。一時間後、TKタワーに来て欲しいということだ。

「なんか、このごろ結局大変な気がする……」

『お、おまえもついにミソラのきも────』

 ズッドオオオオンという音が聞こえた。一応言っておくがスバルの部屋でだ。更に言うとウォーロックがペチャンコになっている。久しぶりだね、と心の中で言いながら時間を確認する。約束の時間まであと三十分程度、そろそろ行くべきか。

「ウォーロック、大丈夫?」

『……駄目だ』

 ヘイト・ギャラクシーに攻撃されたようにボロボロになっているウォーロックは、電波変換が出来ないらしい。しょうがなくバスを使うことにする。

「宿題もあるから早く行きたかったけど、しょうがないか」

『……その前に俺の体の心配は!?』

 どうせウォーロックは大丈夫でしょ? と冷たい言葉を言ってスバルはウォーロックをウィザード・オフした。ぎゃあぎゃあ喚くが受け答えしない。

「さ、行こうか」

 

 このとき、ウォーロックに土下座でもして電波変換を頼めばよかったと思う。まさか、こんなことになるとは夢にも思わなかった。そして、これが何を意味しているかを、エグゼからバトルカードを受け渡されたときに分かっていればと、後悔した。

 ここから、エグゼとスバルの繋がりは、始まったのだ────














『ちょっと遅いわね……』

 ハープは溜め息混じりにそういった。今ミソラと二人で待っているのだが、スバルは一向に来ない。電波変換でもしてすぐに来れると思っていたのだが、もしくは来ないのではないかと疑っている。

「あと三分、来てくれると思うんだけど……」

 今日は金曜日と生憎学校がある。それでも誘ったのは、今日ギリギリ仕事が空いたからだ。今日誘わないでいつ誘う! とハープに説得されてメールを送った。すぐに行く、というメールが素っ気ないメールが返ってきたので来るとは思っているのだが、まさか嫌われているのではないか? という恐怖に少し囚われている。

『さすがに今日は厳しかったかな?』

「でも、来てくれると思うよ。……信じてるから」

『でも、学校あったのはキツかったか……』

「は、ハープが誘えって言ったんじゃない!」

 少々口論まがいになるが、すぐに口を閉じる。ミソラはアイドルだ。今はサングラスと地味な服を着て誤魔化しているものの、熱狂的ファンなら声だけでばれてしまうというのもありえなくない。あまり大声で喋る物ではないのだ。

『あと二分、絶望的ね……』

「…………」

 まるで付き合ってもいないのに振られて多様に錯覚してしまう。今回のはあくまでお礼という感じだ。よく世界のためにがんばってくれました、と褒め称える感じだ。下心など……二割あって三割無い程度だ。

『そういえば、さっき変な電波体いたわよね?』

「……いたっけ?」

 正直意気消沈モードなのに強引に話題を変えられると気を使ってもらっているのがバレバレで悲しい。

『いたわよ、なんかこっちずっと見てたわよ?』

「そうなの?」

『大方、あの電波体もあなたのファンね』

 だから何? と返そうとしたら、バスが止まった。それには見慣れた顔が乗っていた。

「あ、来た!」

 相手もこちらに気付いたのか、笑顔でこちらに手を振ってくれた。すぐにバスも降りてくれるだろう。

『良かったわね』

 彼が来てくれた、それだけでミソラは嬉しかった。願わくば、少ない時間でも彼と楽しい時間が過ごせますように、と願う。















『フフフ、ついに来ましたねロックマン! 時間は四時三十分ジャスト! ジ~ツにスバラシイ!』

 ウェーブロードで電波体はそう叫んだ。彼にとって時間とは絶対に守らなければいけないことで、狂ってはいけない物だ。

『ついに敗北する騎士ナイトも来たところで、それから女王クイーンをさらって行きまショウ!』

 これから始まるのだ、と思うと電波体は口角が上がってしまう。

『ショータイムの始まりです!』









 そしてニホン時間四時三十一分、サテラポリスニホン支部にある一通のメールが送られてきた。それはアメロッパ本部からのものだった。

 英語で書かれていたそれを翻訳してみると、『開発中の電波体が脱走した。目撃した場合は速やかに捕獲してくれ』

 時を操る電波体が、ニホンにやってきたというわけだ。
ソードアート・オンライン3、4巻買ってしまった……

今日は眠れないな……

では、とにかく感想待ってます!


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