ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
  蒼き流星 作者:的中青矢
短いです キリ悪いし……

闇に堕ちた漆黒の槍
第117話 開幕
「……来たか」

キリュウはヨーハマシティのウェーブロードでそう呟いた。誰が来たというのは、スバルのことだ。もっとも、別にキリュウが戦うわけではない。ただの観戦、という感じだ。キリュウにとっては。

『終わりまで手は出すなよ』

「出す気もない。俺らはただ、見届けるだけだろ」

彼らの目的はただゲイボルグの敗北を見届けるだけ。スバルが敗北するところではない。

『あいつには、聞かなきゃいけないことがあるからな』

「俺はどっちでもいいよ。ってかおまえだけ来ても良かったんだぜ?」

『ロックマンが負けたらどうするんだ?』

「そん時は……そん時だろ」














「……ゲイボルグ」

スバルはその名前を呼んだ。漆黒の槍、漆黒の鎧を身に着けるものに。

『ここが、「ガイア」最後の戦いの場だ』

その言葉と共に虹色のドームがヨーハマシティを包む。

「……これは結界とか言う物じゃないんでしょ」

『何を言っている?』

『しらばっくれてんじゃねえ! これが何なのか俺達は分かってんだぞ!』

『それが分かっているからと言って何になる? ただの保険に過ぎないものに』

このドームは、いわば戦闘可能な場所だ。ここより外に出れば民間人がいるということになる。つまり、外に行けば死人が出る可能性もあるのだ。

「なんで君達は戦うの? なんで今更戦うの?」

あの方・・・の命令だからだ』

「……言う気はないよね?」

聞くのは倒してからだ。相手も話す気が無いのだから。

「最後に聞かせて。君のリーダーはそこまでするような人なの?」

『当然だろう? あの方・・・は偉大な方だ』

その答えで充分だと、スバルはただ呟く。

獣化ビーストアウト グレイガ!」

体は、獣のような姿になったスバル。それを見て、ゲイボルグは槍を構えるだけだ。

 数秒の静寂の末、両者はただ前に飛び出した。そして、衝突する。









──開幕


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。