「ふぁ~、よく寝た~」
あれからスバルは、家に着いたのだが、夕食を食べずにずっと眠ったままだったのだ。エグゼノイズの体力の消耗は早いらしく、ダメージを負っていたあの状況では、いつ倒れてもおかしくない状況であった。逆に最後までよく戦えたものだろう。
(そういえば、今日は何時に起きたんだろう)
昨日の戦いが、たしか日のまだ落ちてなかったはずだ。推定は5時~6時。いくらスバルと言えどこの時間に寝ればさすがに遅刻も───
「えぇー! 今9時半? ヤバイ学校行かなきゃ!」
急いで服に着替え、リビングに向かう。けれど別に遅刻したのは変わらないと思うのだが・・・・
「母さん! ごはんは?」
けれどリビングにはあかねの他に
「おっはよ~、スバル君」
ミソラもいた。
「え・・・・・」
「ということは、僕は3日間寝込んでいたと」
「うん、そうね。ウォーロック君もがんばって起こそうとしたんだけど、(いつもだけど)起きなくてね」
「じゃあ今日は土曜日?」
「そうだよ、メール送ったんだけど返信がなかったの。断られたのかな~って思ったら、『スバルは今眠っている。だけど土曜日は来てもいいって、スバルが言ってたぜ byウォーロック』って返信が来たから今日はお邪魔させてもらったの」
『たまにはウォーロックも使えるのね~』
と感心したようにハープが言う。
「そういえば、ウォーロックは?」
いつも朝の不機嫌顔で起きるの待っているウォーロックがいないのは、なんか変だ。
「ウォーロック君はウイルス退治のついでにWAXAに行ったわ」
「WAXA? なにしに?」
あのウォーロックが、WAXAに行ったのだ。なにか今日も起きてしまいそうで恐い。
「なんか、新しい変身のことを調べて欲しいから~って言ってたわよ」
ウォーロック、僕は君を見直したよ。
「それから~、『アシッドのやつをぶっ飛ばすんだ~』とも言ってたわね」
前言撤回。アシッドとバトルするために行ったのだろう。新しい変身は口実にすぎない。
「へぇ~、スバル君また新しい変身ができるようになったんだ」
と、羨ましそうに言った。けれど顔はなにか残念そうとも思える表情だ。
「いや~、べ、別にそこまですごくないよ・・・・」
と照れくさそうに、頬を赤らめながら言う。
「フ~ン・・・・・(スバルはやっぱりミソラちゃんか~)」
と内心あかねは思っている。
「スバル君、今日午後空いてる?」
「空いてるけど、なんで?」
(鈍いな~、スバルって)とあかねはスバルに心の中で言う。
「その~・・・午後スピカモールで買い物に行かない?」
客観的に見れば、デートの誘いと見て良いだろう。スバルの返事は
「うん、いいよ。久しぶりに出掛けたかったし」
スバルはあまり出掛けたがらない。その理由はウォーロックと2人で行くのが嫌らしい。何故だかあかねは分からないが、
(スバルって本当に、こういう所は大悟さんに似てないのよね~)
相手の気持ちが気付いていないのに、何故かスバルは女の子が好きになるようなことばを言う。末恐ろしいとも感じたこともあった。
「ありがとう!スバル君」
と満面の笑みでミソラが答える。
「じゃあ、ウォーロック君が帰ってきたら行きなさい。1人で残されるのは可哀想だから」
さすがにウォーロック1人が残されるのは可哀想すぎるだろう。
『ポロロン、じゃあ待ちますか。あのウォーロックを』
と半ば残念そうにハープが言う。
「仲良くしなよ、ハープ」
『そんなやつと仲良くしたくはないけどな、ミソラ』
とウォーロックが帰ってきた。
『あら、いたの。周波数を感じなかったけど』
『ああ、なんか新しい変身をしてから周波数が変わっちまった』
「で、どうだったの?なにか分かったの?」
『遅くても今日の5時には連絡があるってよ、ヨイリーのばあさんがそう言ってたぜ』
ヨイリー博士なら安心して良いだろう。
「じゃあ行ってきなさい、スバル。エスコートちゃんとしてあげなさいよ?」
「からかわないでよ、母さん」
とスバルが笑いながら言う。
「いや、デートとかじゃないんで・・・」
ミソラが頬を赤らめながら言う。「デート」という単語が出た時点で、ミソラはデートのつもりで誘ったのは間違いないだろう。
『ほ~・・・スバル、おまえもやるな!』
ウォーロックがニタニタしながらスバルの肩に手を置く。この現状を理解してないのはスバルだけだろう。
「「じゃあ行ってきま~す」」
スバルとミソラが、スピカモールに買い物をしに向かった。桜の花びらが散る道を、スバルとミソラは楽しそうに歩いた。
ってことで長くなってすいません。これからもあると思いますが、温かい目で見守って欲しいです(見てくれる人がいるか怪しいが)。
恋愛になりましたが、スバルは気付いていません。その気はあるのですが・・・・まあ恋愛も少し期待しててください。
スピカモールでもバトルはしますよ。新しい変身もしますしね。
感想等もお待ちしておりマ~ス♪誤字脱字なども報告してくださっても結構です。
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。