008:衝動
そのたった一言で、息切れが起きていた。
男は笑った。
「あの白っぽい奴か、そうだよ、俺がやった」
銀時の目が見開かれた。
「…テメェェェェェェェェェェッ!」
叫んだのは高杉だった。
けれど、斬りかかったのは――
「ガッ………」
男は血を吐いた。
銀時が男の体から刀を引き抜いて、冷徹な目で男を見下ろす。
「ッ…ハハッ! 不意打ちとはいえ、いい太刀筋だ…」
笑う男をなおも見下ろして、静かに刀を振り上げた。
「止めろ銀時ッ!!」
びくんっと銀時の刀が止まった。
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