手紙
終戦後、帰還した高木のもとに、旧友の姉を名乗る女性から郵便が届く。それは彼が戦死したという報せと、遺品の中にあったという高木宛の手紙の束だった。季節の移り変わりや思い出話が綴られたその手紙を読むうちに、かつての親友が抱いていた想いが徐々に明らかになっていく。
第二次世界大戦中の日本を舞台に、「私」から「おまえ」に宛てた七通の手紙で構成された連作短編。登場する人物・出来事はすべて創作。BLです。
第二次世界大戦中の日本を舞台に、「私」から「おまえ」に宛てた七通の手紙で構成された連作短編。登場する人物・出来事はすべて創作。BLです。
大寒に春を思ふ
2012/08/15 12:00
花笑ひ梅の香にくさめをする
2012/08/15 12:00
春の日昼夜を分かつ
2012/08/15 12:00
南方より来たりし燕喇叭を鳴らす
2012/08/15 12:00
菖蒲の葉に白玉が満つ
2012/08/15 12:00
涙雨に蟲を弔ふ
2012/08/15 12:00
蜩の聲に旅立つ
2012/08/15 12:00
添え状
2012/08/15 12:00