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精霊樹リアとダンジョンクリエイター 作者:ヴィヴィ
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閑話 とある魔獣鬼真祖のダンジョンクリエイター①

こっちも大概凶悪です。ご要望があったので載せます。
本数を修正させていただきました。
 


 ステラ



 私は15歳のステラ・エウリア。イギリス、ロンドンに住んでいた。趣味はネットサーフィンとゲーム、読書。だから、ネットで販売される200本限定のゲームを始めてみた。すると、画面が真っ暗になって手がニョキっと現れて私の腕を掴んで画面の中に引きずり込まれて凄く怖い思いをして気絶した。

【DCルーム】

 目が覚めたら、何時もの部屋だったけど、何か変な気がする。

【ようこそおこしくださいました。これより、貴方はダンジョンクリエイターとしてダンジョンを作成し、この世界で自由に過ごして頂きます。先ずはカーテンをお開きください】

 不思議がりながらもカーテンを開いて窓を覗くと、そこには何もなかった。外に出ようと扉を開けるとそこにも闇が広がっているだけで何もない。

「な、何これ……」

 私はしばらく呆然とした後、泣き続けた。

【ご理解頂けたようなので次に移ります。先ずはダンジョンの設置位置をグランベールの世界よりお選びください。これはゲームではありません。死亡すると実際にお亡くなりになります。また、冒険者などに殺されると、魂に至るまで全てをダンジョンに吸収されます。ダンジョンクリエイターに殺されると、相手のダンジョンクリエイターに隷属する事となります】

 その後、表示されたのは広大な世界地図みたいな物だった。検索エンジンも搭載されているようで、調べる事もできるみたい。

「そんなの、わからないよ……」

【ダンジョン位置をこちらで調整する事もできます】

「それでお願い!」

 気がついたら音声認識もできるみたいで、どんどん進んでいく。

【それでは、好きなキーワードを設定してください】

「じゃあ……吸血鬼と狼」

【了解しました。検索します……該当条件を見つけました。獣人の国、魔獣の森、不死者の楽園などがございます】

「ゾンビは嫌だよ! 怖いもん!」

【では、獣人の国の街近く、獣人の国にある魔獣の森内部になります】

「じゃあ、魔獣の森かな……だって、ダンジョン作ったら襲われるだろうし……まだ、そっちの方がましかな……」

【了解しました。それでは魔獣の森にステラ様のダンジョンを作成します。ダンジョンを生成する準備に入ります。ステラ様の場合、初期のCPクリエイトポイントは10000CPから100CP抜いた状態です。ここで使える残りポイントは9900CPが余っておりますので、キャラクター作成に入れます。それとも、入らずに進みますか?】

 えっと、キャラクター作成はした方がいいんだよね。魔獣の森なら、怖い魔獣がいっぱい居るだろうし。

「した方が良い?」

【しないと生存率は0.00000128%です。直ぐに食い殺されます】

「する! するから!」

【了解しました。これより、キャラクター作成に入ります。ステラ様のダンジョンの特性上、選択できる種族は3つです。異世界人、吸血鬼、獣人です】

 種族……あまり変わるのは嫌だし、吸血鬼でいいや。元からアルビノで引きこもってるんだし。紫外線は敵だよ。

「吸血鬼でお願い。でも、太陽の下も出来たら平気なのがいい」

【ハイ・デイライトウォーカー(高位なる日の下を歩くもの)になるにはCPを大量に使う必要があります。ダンジョン作成に不備が発生する場合もございますが、構いませんか?】

「いいよ。あっ、でも先にポイント振って決めていい?」

【構いません。ハイ・デイライトウォーカー(高位なる日の下を歩くもの)には5000CPを消費します。ダンジョンを運営するのに最低でも1000CPを残してください】

「わかった」

 えっと、3900CPが余ってるから……2000CPで魔獣召喚を最大レベルで習得。1000CPで天賦の才を習得。武器は血液で生成できるみたいだし、大丈夫。500CPで全魔法適正。残り400CP。これで……あ、維持コストとか居るんだ。維持コスト無効が200CPだね。これでいいや。後はお得なランダム吸血鬼セット1回100CPを2回でいいや。

「できたよ」

【では、移動を開始します】

 直ぐに地震の様な振動が起きて、次に気づいた時にはどこかの洞窟の中にある祭壇に置かれた柩の中だった。

「おぉ、目覚めたぞっ!!」
「ちっ、遅かったかっ!!」

 鉄と鉄がぶつかり合う音と悲鳴が聞こえてくる。私は身体を起こして周りを見ると、杖を持ったおじいちゃんやおばあちゃん達が剣を持った人に殺されている。

「こうなれば仕方ない。飲んでくだされっ!!」

 近くに居たおじいちゃんは自分で首を切って、私に血をかけた。その瞬間、私の身体はドクンッと震えて、勝手に口を開いて血を飲んでいく。ううん、周りの血液が全部私の元へと集まってくる。

「吸血鬼など蘇らせやがってっ!!」
「今なら殺せるはずだっ!!」
「おうっ!!」

 剣を持った男が私の身体に剣を突き刺す。激痛がした。
 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いっ!!
 死にたくない、死にたくない。その為に何をすればいい?
 目の前の奴を食らって殺せばいい。
 結論に至った瞬間、私は剣を気にせず男に近づいて喉笛に噛み付き、その血液を全て吸収する。それと同時に剣の扱い方が理解できた。

「んっ」

 剣を引き抜き、立ち上がる。魔法の使い方も不思議と理解できる。おじいちゃんの血を飲んだからだろう。

「普通の吸血鬼じゃねえのかっ!」
「嘘だろ、傷が塞がって行きやがる……」

 胸に突き刺された傷は直ぐに消えていった。私はそのまま魔獣召喚を使う。でも、発動しない。生贄が居るみたい。だから、おじいちゃん達や襲ってきた人達を生贄にする。

「やばいっ、何かする気だ!!」

 死体の上に魔法陣みたいなのが展開して、死体の身体が組み変わって1メートルくらいの銀色の狼達になる。

「食べていいよ」

 銀狼達は襲いかかる。私も駆け出して剣を振るう。それだけで男は吹き飛んだ。でも、剣も折れた。だから、血の剣を作る。全てが非常にゆっくりと流れる中、私は皆殺して狼達と全てを喰らう。身体は狼達が食べて、血は私が飲む。
 時間が経つに連れて次第に落ち着いてくると、私は自分が何をしたのか理解できてきて、恐怖に震える身体を抱きしめて蹲る。

「くぅぅん」
「うん、大丈夫……ありがとう……」

 私は狼達に囲まれて、そのまま眠りに付いた。生存率は0.00000128%。確かにそうだよ。最初から襲われるんだから。吸血鬼を最初から選んでないと……違うか。検索したキーワードが一番合う場所がここだった。彼らが儀式を行う場所が。だから、キーワードを言った時点でここになったんだ。

「罠だらけじゃない!」

 叫びながら起き上がると、銀狼達は私の顔を舐めてくる。

「うん、もう大丈夫。それより、ダンジョンを作らないとね」
「わう」

 洞窟を探検する。まず、祭壇の近くに私の部屋に有った物が置かれている。つまり、ここが私の部屋って事になる。反対方向に行くと、外に続く階段があった。外は森のまま。

「これ……だけ?」

 急いで戻って調べてみても何もない。部屋に戻って祭壇に登り、棺の中を見るとノートパソコンがあった。起動してみるとダンジョン作成に入る。ダンジョンを作るのに最低1000CP。大きな部屋を2個配置したらそれで終わっちゃうよ!

「えっと、大きな部屋と小さな部屋を2個設置して……終わり」

 地震が起きた後、ダンジョン開始ボタンがあったのでそれを押す。

「えっと、大部屋に4匹、小部屋に2匹ずつでお願い。ここには通さないでね」
「「「「わう!」」」

 今の私が召喚できるのは全部で10体。あの子達は強いと思いたい。それより、着替えよう。先ずはタンスから出す。どうせなら、お母さんが作ったコスプレ衣装を着よう。シャツに白いラインの入った黒いコートと同じく白いラインが入った黒物で、何個も切り込みが入って別れていて動かしやすくなっているケープ。下は黒いミニスカート。腰の所に金色と黒で作られたリングのようなベルト。靴はどうしようもないから、グリーブを貰う。長袖のシャツに侵入者やおじいちゃん達から貰ったマジックアイテムっぽい腕輪を装着する。銀色の長い髪の毛をツインテールにして完成。

「あ、赤みがさらにましてる。髪の毛はちょっと青っぽいかな……うん、似合ってるからいいよね。よーし、頑張って生き残ろう!」

 外に出て、月の光を浴びながら練習する。先ずは血液を操作して武器を作る。剣を作った後、侵入者の知識を調べてその通りに剣を振るう。直ぐに天賦の才の御蔭で身体が馴染んでくる。剣が終われば形を変えて大剣に。それも終われば斧。その後にデスサイズ。体術も合わせてしっかりと身体になじませる。10時間で少なくとも侵入者レベルにはなった。

「次は魔法……知っているのは火、風……雷系統と闇系統だね。でも、身体能力を使ったほうがいいよね」

 身体能力。そういえば、日本の有名な漫画に血流を操作して身体能力を跳ね上げる奴があったけ。やってみよう。過剰供給と高速循環。うん、身体が熱くなってくる。耐えられるけど、このままだと色んな意味でまずいから雷も合わせて神経系統も強化。ちょっと怖いけど、超電磁誘導も試してみよう。

「みぎゃっ!?」

 うん、要練習だね。木を何本か倒してようやく止まれたや。

「っと、日が昇る……しまった、ご飯……お菓子は勿体無いし、血液でいいんだけど……ちょっと狩りにでようか」

 電磁波を放って周りの獲物を探す。直ぐに見つけた。この森、いっぱい強い魔獣が居るけど、比較的弱い魔獣を見つけたのでそれでいい。

「サンダーランス」

 黒い雷の槍を電磁誘導を行って空に放つ。飛んできた大きな鳥の群れから数羽を撃ち落として、落下地点に行くと一匹取られた。黒い大きなサーベルタイガーに。勝てそうにないから、悔しいけど逃げる。でも、追いかけてくる。全力で走ってるのに逃げきれない。

「あっ、空を飛べばいいんだ」

 気づけば簡単だった。真祖なんだから飛べるはず!
 無限登校してる吸血鬼の真祖だって飛べたんだから私も飛べるはず!
 ごめんなさい、無理です。という訳で、銀狼をサーベルタイガーの持ってる鳥を生贄に召喚する。サーベルタイガーは消えた獲物に驚いて、逃げる小さな銀狼を見る。

「ごめんね」

 そして、直ぐに銀狼を噛み殺して、今度は逃げられないように粗食した。

「君の死は無駄にしない。バ○ス」
「?」

 崩壊の呪文を唱えつつ、操作してあげる。

「ぐがぁぁあぁぁぁぁぁっ!!」

 サーベルタイガーは苦しそうに呻く。それはそうだよ。だって、内部から銀狼が大暴れしているんだから。

「駄目だよ。吸血鬼の眷属である狼を食べたら……」

 近づいて、サーベルタイガーの上に乗りながら毛を剣で剃って血を吸う。うん、結構美味しい。どんどん元気の無くなっていくサーベルタイガーを途中で解放してあげる。

「眷属になってよ。そうすれば助けてあげる」
「ぐるるる」

 サーベルタイガーはお腹を出して服従のポーズをした。なので、私の眷属として吸血鬼種化させる。瞳が真紅にかわり、私の眷属となったことがわかった。魔力のラインみたいなのも追加された。

「じゃあ、帰ろうか」

 サーベルタイガーを連れて帰る。でも、途中で猿の魔物が襲ってきた。私が避けた瞬間、サーベルタイガーが瞬時に接近して前足で踏みつける。

「よっと」

 首を切り取って殺し、お土産にする。果物も回収したあと、サーベルタイガーに乗せて貰ってダンジョンに帰った。

 ダンジョンの入口で入れないサーベルタイガーとは別れて、森の中で過ごすようにお願いした。悲しそうに去っていく後ろ姿を見て、早く大きくしようと思う。一応、猿は渡しておいたからご飯は大丈夫だと思う。それから、ダンジョンの中に入り、小部屋に行くと血まみれになった銀狼が居た。周りには緑色の小さな鬼や豚の顔をした者まで居る。ゴブリンやオークと言われる者達みたい。それらが全部死んでいる。何の感慨もわかない。これが人間でも、私はなんとも思わないだろう。本当に吸血鬼の真祖として覚醒している。

「オークは豚肉なんだから、食べられるのかな……ゴブリンは美味しそうじゃないし、食べていいよ」
「「わうっ!!」」

 大きな声をあげて、美味しそうに食べだす銀狼達を置いて、血液を回収して取り込む。取り込んだ血液をラインを通じて銀狼達全体に供給する。銀狼達が吸った血液も私に流れこんでくるので飢える事は多分大丈夫。

「ふふ、魂……美味しい……」

 漂っている魂を吸収し、自身の強化にあてる。強くなった事がわかる。眷属を増やすと同時に侵入者を殺して力を得て成長する。だから先ずは罠を仕掛けないといけない。でも、CPが足りない。餌を発生させる為にもCPが居るし、部屋も足りない。

「ああ、そうか……森に放ってしまえばいいんだ」

 大部屋に入り、引きずって来たオークの死体を4匹の銀狼にあげる。私はそのまま奥に進んで、自室に入る。そこで血液の刃で大きな鳥の毛を取る。血抜きは必要無い。後は血液で作った串に刺して皮ごと火を魔法で起こして焼く。皮をカリッとなるまでやいたら塩コショウで食べる。結構美味しいので、バーベキューソースを付けて食べる。

「くぅぅぅん」
「欲しいの?」
「わん!」
「いいよ、あげる」

 鳥を10分の1食べたら、後は切り分けて皆にあげる。私は果物を食べる。蒲萄みたいな奴だと思ったけど、本当に蒲萄だった。一粒ソフトボールくらいあるけど。食べ終わったら歯を磨いて棺で眠りにつく。起きたら、サーベルタイガーと一緒に狩りに出かけたりして食料を増やしたり眷属を増やしたりしながら、銀狼をはじめ、眷属を相手に修行する。数日も経てば、冒険者が森に入って来るようになった。そいつらはダンジョンまで案内して囲んで殺していく。強そうなら、強くて眷属じゃない魔物にぶつけて戦わせる。消耗した所で強い魔物は勝てそうなら勝利して眷属化する。これが私の基本戦術だ。






ダンジョン特化型:主人公
クリエイター特化型:ステラ
バランス型:不明
後は通常タイプのダンジョンですね。
ステラの名前は名前作成表をポチッと押した後、その他は趣味にしました。
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