挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
精霊樹リアとダンジョンクリエイター 作者:ヴィヴィ
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

18/50

15クロネの服装

クロネのリクトに対する呼び方をパパに変更しました。
 




 皆さんに質問です。朝起きたら、見知らぬ猫耳の女の子がベットに生まれたままの姿で潜り込んでいたら、どうしますか? しかも、隣には同じく生まれたままの彼女リコリスが居ます。

「えっと………………取りあえず撫でるか」

 ピクピク動いている猫耳の誘惑に負けて、俺は取り合えず撫でる事にした。毛並みの肌触りもよく、サラサラのすべすべでとても気持ちがいい。ついつい、撫で回してみる。

「にゃぁ~♪」
「何を、しているの、ですか?」

 いつの間にか、隣で眼を覚ましていたリコリスはこちらをゴミでも見るような冷たい瞳で睨みつけてくる。

「にゃあ」
「撫でている。猫耳がわる……いや、この素晴らしい猫耳が悪いはずがないな。うん。そこに猫耳があるなら、撫でるのは当然だ」
「変態ですね」
「にゃあ」
「だよねー」

 猫耳幼女の口から別の声が響いてきた。これには聞き覚えがある。むしろ、この猫耳の肌触りで誰か分かっている。

「クロネだろ」
「にゃあ!」
「正解だって~」
「あの猫が進化したのですか……肉球は……よかった、ありますね」

 リコリスよ、まず確認するのがそこか。いや、ぷにぷには凄く気持ち良いけどな。

「うにゃぁ~~~」

 という訳で、リコリスと2人で徹底的にクロネの大きくなった肉球を堪能してやった。その後、お風呂に入るのだが、クロネもついてきたので一緒に入った。

「くっ、シズクの場所が占領されているのです!」
「にゃあ」

 勝ち誇ったように、何時もシズクが居る場所にクロネが居ながら鳴く。それに悔しそうにするシズク。

「退きますよ」
「いえ、真ん中入るので大丈夫ですの」

 結局、シズクは真ん中に入って俺に抱きついてきた。いろいろと危ない所が諸にあたっているので、危険だ。

「そういえば、クロネも喋れないのか」
「にゃあ……」

 しょんぼりするクロネの頭を撫でて慰めてやる。

「それは元から覚えていたなら大丈夫ですが、共通語のスキルを持ってないからですの。無理矢理人間から知識を奪える私達と違って、クロネは……いえ、クロネもできますの。直ぐに覚えさせてやりますの。ちょっと痛いですが、我慢しますの」
「にゃっ!?」
「なに、ちょっとだけですの。別に他意はありませんの。ええ、ありませんの」
「いや、絶対にあるよな」
「……さっきのこと、根に持ってますね」
「気のせいですの」
「ふにゃぁぁぁぁぁぁっ!!」

 逃げ出そうとするが、瞬時に水がクロネの身体を拘束した。

「水中でシズクに勝てるとは思い上がりが過ぎますの。それでは、おしお……ごほん。知識を与えてあげますの」
「ふにゃぁあああああああああああああぁぁぁぁぁっ!!」

 クロネが泣きながらビクンビクンと痙攣したあと、キュピーンと眼を光らせて手をシズクに叩きつける。シズクの身体を貫いた手は急激にその身体を作っている水を吸い込んでいく。

「殺す気ですの!?」
「どうせ、死なない」
「いや、そうですけれど、痛いですの!」
「というか、喋れてるな。あと、喧嘩するな」
「「はーい(ですの)」」
「もう痛くないか?」
「痛くない。強制的に知識を与えられた、痛みだっただけ」
「普通の人なら無理ですが、私達と同じく実体があるようで無いクロネなら問題有りませんの」

 詳しく聞くと、内部に水の精霊の一部を取り込んで、そこから強制的に送られてくる情報を脳に定着させるそうだ。その時の痛みが激しいそうだが、特に問題無いそうだ。

「キリルはそろそろ喋れるようになると思いますの。あちらもちゃんと教えていますので」
「わかった、ありがとう」
「お父様の為なら、苦労は惜しみませんの」
「にゃあ」
「そうだねー」

 娘達はいい子のようだ。義理みたいな物だがな。いや、本当は種族も何もかも違うのだけどな。取りあえず、お風呂から出て、シズクは料理をしに向かい、俺とリコリスはクロネに連れられて外に出た。

「パパにプレゼント。にゃあ」

 右手(前脚)を挙げながら招き猫の様な格好で鳴いたあと、瞬時にクロネの影が広がって、そこから家々が出て来た。死体こそないが、血の跡や生活感が今でも残っている。

「お前、まさか……」
「にゃあ。村ごと持ってきた」
「そうか……」

 土台ごと土も持ってきているようだが、殆ど使え無い。いや、畑とかも持ってきているようなので、2階層に配置すればいい。後はダンジョンボックスに入れて素材にするか。

「ありがとう、クロネ。でも、そのままじゃ使わないからダンジョンボックスに入れて素材にしよう。服とかもお古なんて嫌だしな」
「にゃあ!」
「ど、どこの村ですか……?」
「にゃあ。知らない」
「そう、ですか……」

 悲しそうにしているリコリスを引き連れてDCルームへと向かう。そこでボックスに全部入れてもらう。その後、それを材料にクロネとリン達の服を購入する。リン達寄生精霊の服は小さいが数が多いので用意できなかったが、かなり格安になったので購入する事にした。大体、9割引されるのだから、買いだろう。リン達はリアと同じ白いワンピースになり、クロネは色々と嫌がったので、結局はかなり薄着になった。

「本当にいいのか?」
「にゃあ。布なんて気にしない」

 クロネの格好は、簡単に言ってしまえば黒い大きなTシャツに白い髑髏のマークが付いた奴に白と青のストライプのショーツ、同じブラジャー。それだけだ。スカートなんて履いていない。邪魔との事だ。まあ、シャツが大きいので下も隠れているのでよしとしよう。

「パパ、首輪、欲しい」
「えっと、これか?」
「そう」

 クロネが要望したのは、マジックアイテムとかいう奴で、素早さをあげる効果がある赤い首輪だ。幻惑の鈴付きで、音を鳴らしたり鳴らなくしたりもできる。少し高いが、進化記念に買って、つけてあげた。幼女に首輪とか、どうかと思うが、本人は凄く喜んでいる。飼い猫の証だからだろうか?
 まあ、首輪といってもファッションとしての奴で、奴隷とかに付ける奴じゃないのも安心だ。







+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ