挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
精霊樹リアとダンジョンクリエイター 作者:ヴィヴィ
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

11/50

10リコリスと精霊達

 


 残り43日。



 何やらリア達が動いているようだが、事前に大丈夫かと聞かれたので問題無い。俺も前線に出て久しぶりに戦った。といっても、後方から最初に射撃して下がるだけだけどね。そんな訳で、気分よく帰ってきたら知らない女の子が2人居た。1人はワンピースで、もう1人は裸にリボンを巻き付けられ、黒い鉄の首輪を嵌められて恥ずかしそうに身体を隠している。その首輪から伸びる鎖は途中で無くなっているが、鎖自体が持ち上がっている。その先には腕輪を持ったリアが居た。

「リア」
「……おか、えり……」
「これは?」
「ひっ!?」

 少女の方を見ると、見るからに怯えている。

「……ぷれ、ぜんと……いら、ないなら……殺す……」

 抱きついて来たリアは、狂気の篭った瞳で上目遣いで見詰めてくる。

「おい、お前はどうしたいんだ?」
「ど、奴隷になります。だから、殺さないでください……す、好きな、好きなだけ犯していいですから、捨てないで飼ってください!」

 必死に懇願してくる少女。

「違うでしょ? 自分からご奉仕するのが普通だよね」
「ひっ」
「別にいい。それより……シズクか?」
「正解。流石お父様。これ、プレゼント。嬉しい? いらないなら言ってね。ちゃんと有益になるように処理するから。わざわざ傷つけないように、お父様の性欲処理用に連れてきたんだから」
「い、いや……それだけは……」
「はぁぁぁ、わかった。ありがたく受け取るよ。それにしても、シズクも可愛くなったな」

 これ、本当に始末するな。まあ、性欲も確かにかなり溜まっている。リアと一緒だし、部屋の中で処理するわけにもいかんから。かと言って、外だと皆に見られるし。この子の部屋として新しく建物を作るのはアリか。

「うん。お父様がお望みなら、何時でも言ってくれれば夜伽する。遠慮はいらない」
「あっ、ああ。でも、まだいいかな」

 擬似とはいえ流石に娘に手を出すのは……この世界では問題無いのかも知れないが、未だ踏ん切りはつかない。

「……ん、これ……腕輪……つけ、る……」
「ああ」

 腕輪を装着すると、鎖を自由に操れるようになった。取りあえずは外して開放しておく。すると、途中までしかないようだ。

「さて、行くぞ」

 俺は少女の手を取る。すると……

「いやっ!?」

 反射的に弾いてしまったようだ。だが、問題はそんな事じゃなく、周りから放たれる濃密な殺気だ。

「ひっ!? ご、ごめんなさい、ごめんなさい……」
「いい、気にするな。お前達もいい。ここから調教するのも楽しみだから」
「……わかっ……た……でも、次は、無い……」

 リアがそういうと、他の子達も殺気を消した。俺は今度こそ、震えている少女の手を掴んで引っ張っていく。取りあえず、部屋に入れてベットに座らせる。俺はパソコンに座る。少女は落ち着きなさそうに震えて身体を抱いている。

「取りあえず、名前は?」
「り、リコリスです……」
「胸骨の上に付いているのは?」
「せ、精霊核です……病気で壊れた心臓の代わりになるからって、取り付けられました……」

 治療目的で使われたのか。外されてないのは、外したら死ぬからだな。

「よし。取りあえずはこれを着ろ」
「は、はい」

 シンプルなワンピースタイプのゴスロリヘッドドレス付きと下着を渡してやる。

「き、着てからするん、ですか……」
「いや、ああいったけど、するつもりは……」
「だ、駄目です! してください! て、定期的にしてるか確認されるんです! 3日後には殺されてしまいます! どんなに嫌がってもしてください! 明日、処女のままだったら、お仕置きだって……」

 先手を打ってきてやがる。リアには色々と人間の戦い方とか追い詰め方を教えたけど、徹底的にしてきてるな。

「い、言った通りに……嫌がる私をちょ、調教してください……で、できたら優しく……」
「まあ、わかった。お望み通りにしてやるから、取りあえずは服を着ろ」
「は、はい」

 この子は絶対寄生されてるだろうし、寄生精霊か寄生精霊虫が報告するんだろうな。着替えを待っている間に家を用意する。いや、人間が近くに来たとなると、本格的に牢屋とかも必要になるな。
 神聖水樹もかなり急成長して、大きくなってきたし、ウッドハウスを設置するか。木上で住むとか楽しそうだしな。ここは移動できるのかな?
 ヘルプで検索してみるか。

【可能です。ダンジョンが接触している場所なら問題ありません】

 地底湖は全部把握できないが、神聖水樹の根は地底湖の下に生えている。上の枝が精霊樹と接触すれば問題無いという事か。とりあえず、設定するだけでいいか。2階層と3階層を入れ替えて、2階層に牢屋を作る。1階層のねこねこパラダイスやら肉球パラダイスがあるので、3階層になるキラーマンティスの狩猟領域と挟まれる形だ。まず、逃げられない。

「あ、あの……着替えました……」
「ああ。うん、似合ってる」

 リアがわざわざ生き残らせて俺にあてがうだけあって、リアやキリル達美形ぞろいの精霊と対抗できるくらいの美少女だ。ゴスロリも似合っている。ピンク色のツインテールも可愛らしい。こんな子とすると、ロリに目覚めそうだ。というか、この子を元にしたのか、シズクもロリだな。ぜひ、アイディリアやクロネ辺りには普通のサイズになって欲しい。

「あ、ありがとう、ございます……」
「そういえば、人間でいいのか?」
「私はドワーフです」
「ドワーフだと!」
「っ!?」
「あ、悪い。亜人とか知らなかったし。しかし、耳がほんの少し尖っているだけだな」

 しかし、ドワーフ。ドワーフといえば毛むくじゃらの太い奴だが。女でも小さく横に太いとかあるんだが……リコリスはまんま小さいだけの人間だ。

「はい。私達ドワーフの女性は人間とほぼ変わりません。ただ、成長の仕方で体型が変わるそうです。昔は女性も男性と同じく縦に小さく、横に長かったんですが、あるドワーフの女性がとある男性に恋をしたそうです。子供だった女性は男性に告白しました。ですが、男性はドワーフの肉体を嫌がりました。それでも諦めきれない女性が頑張ったら、男性が子供体型だけならまだ構わないから、人間の子供みたいになれと折衷案を出しました」
「まさか……」
「はい。女性はそれを真に受けて、高名な鍛治職人だった親の作った剣などを売り払い、本を購入して知識を吸収。変わり者のエルフまで巻き込んで、作り上げた計算しつくされた術式とたゆまぬ鍛錬により身体を絞り込み、圧縮する事に成功しました。通常のドワーフの数倍に圧縮された身体は他のドワーフの力を圧倒し、数百キロの鉄を片手で持ち上げるようになったそうです。唯でさえ怪力と言われるドワーフが、更に手がつけられなくなりました。そして、その力に自分達の作ったロマン武器までも十全に使いこなしてくれると、男性ドワーフ達は惚れ込みました。その後、技術を公開し、ドワーフの女性はみんなこうなりました」

 ドワーフ、怖っ!
 どこの戦闘民族だよ!
 それが恋愛の為って!

「で、恋はどうなったんだ?」
「それが、約束通り子供体型になったというのに、男性は最初拒否したそうです。冗談で言ったのだと。そこで女性が怒りまして……」
「そいつを殴ったのか?」
「いえ、そこにあった大岩を殴ったそうです。そして、大岩は粉々にくだけました。その後、にこりと笑っていったそうです。聞こえなかったからもう一度、言ってって」

 怖いわ!!

「その後、男性は約束だからとドワーフの女性と結婚しました。めでたしめでたし。と、言う事です」
「そうか、ありがとう。それより、鍛冶はできるか?」
「作りレシピややり方は知っています。でも、作った事は有りません」
「そうか。挑戦してみるか?」
「か、考えさせてください……今は、その、手一杯ですから……」
「わかった」

 話を聞いている間にウッドハウスを作り上げた。家具も購入したし問題ない。

「よし、来い」
「は、はい」

 緊張するリコリスを連れて外に出る。外には神聖水樹の大きな木から、スロープのような枝と階段のようになった枝が生えていて、それがこちらの陸地まで届いている。俺はリコリスの手を引きながら階段を上がっていく。そして、水面から5メートルくらいの所に着いた。そこに扉がある。

「ここが、これからリコリスの家だ」
「ろ、牢屋じゃないん、ですか……?」
「ああ。リコリスは言ってしまえば俺の愛人や寵妃だからな。ちゃんとしてやるよ。それにリア達からのプレゼントをぞんざいに使う訳にはいかない」
「そ、そうですか……」
「ほら、入るぞ」
「は、はい」

 扉を開けて中に入る。鍵なんかはないのでそのまま開けたらいいだけだ。中は1階と2階の2階建てで、2階から入る。2階はリビングで、下にベットやお風呂などがある。

「先にシャワーへ行くか?」
「……はい……」
「じゃあ、待ってる」
「こくん」

 真っ赤な顔をしたリコリスを見送った後、ベットで待ち、出て来たリコリスを本人の要望で抵抗できないように縛った。無意識に反抗して怪我でもさせたら殺されるそうだ。首輪で力は押さえつけられているが、それでも何かあるのを嫌がった。俺も同じ立場だったら嫌だ。死にたくなるが、その死ぬまでにかなり非道い目に合わされるのが分かりきっているから、それも選べない。

「リコリス、無理かもしれないが受け入れろ。お前がこっち側になったら、リア達にも何も言わせない」
「は、はい……がん、ばり……ます……」

 もはや、受け入れるしかリコリスには選択肢は無い。彼女もそれが分かっているから、抵抗をしない。だが、身体は嫌がる。なので、せめて気持ちよくなれるように、時間をかけてしてやる。出来るだけ早く、リコリスがこちら側に来るように。




+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ