超リアルロボットストーリー 超機動要塞ガギグゲゴS.O.A.(12/20)PDFで表示縦書き表示RDF


アシスティング画像URL
http://blogs.yahoo.co.jp/eiennniyakkaimono/503208.html
ゴッド・ガギグゲゴ画像URL(上のアシスティングの記事から行くこともできます)
http://blogs.yahoo.co.jp/eiennniyakkaimono/509736.html
超リアルロボットストーリー 超機動要塞ガギグゲゴS.O.A.
作:RC



第十二話 勝利と代償


「うおお!!」
 サイエンサーは真っ先にゴッド・ガギグゲゴに突撃してきた。
「そんなもの…Gバリアー!!」
 セロファンが声を上げると、右上腕の機械から機体を覆う薄い膜ができた。サイエンサーはそれで跳ね返った。
「バ、バリアーだと…聞いてないぞ!!」
 敵は何かにそう叫んだ。
「…くそ、こうなったら逃げるが勝ちだ!!」
 サイエンサーは攻撃は不可能だと確信したのか、走っていく。
〔セロファン、追いつけるか?〕
「…朝飯前だ!」
 ゴッド・ガギグゲゴは、足裏のタイヤを利用してものすごい勢いで前進した。
「Gキャッチャー!!」
 左上腕の武器から、網のような物が出てきた。網はサイエンサーに命中し、ガギグゲゴと繋がった状態になった。

「博士、強すぎませんか?」
〔いや、これぐらいがちょうどいい。〕
 ガギグゲゴをセロファンに任せた次郎は、Gウォッチで通信をとっていた。
〔さすが『無敵』だな、バリアーがあるとは。あのネットもすばらしいい。あとは、破壊方法だな。〕
「破壊方法?」
〔Gブラストは効かなそうだ。合体後で設定も変わっているからギャギュギョも使えそうにない。となると…〕
〔Gバスターを使う。〕
 入ってきたのはセロファンの声だった。通信が聞こえていたのだろう。
〔腰についている細長い武器だ。破壊力は高すぎるが、上空で発射すれば問題ないだろう。〕

「ど、何処まで行く気だ!?」
 ガギグゲゴはサイエンサーを吊るした状態で舞い上がった。
〔セロファン、そんなに上がって、ガギグゲゴの飛行能力がもちますか?〕
「心配ない。背中のGウィングは、気流を最大限に生かして飛行できるようになっている。」
 セロファンは無線を切った。そしてGバスターを展開し、レバーを手に取った。
「これで何もかも終わりだ。…射威認虞(シャイニング)紅羅(クラ)写亞(シャー)!!」
 空が光に包まれた。



〔…完璧だな。〕
「はい?」
 ドッペルゲンガーは眩しい光を見ながらそう言ってきた。
「まあ、バリアーの時点で無敵なんですけどね。」
〔それに加えて、従来の数倍に跳ね上がった移動・飛行能力、そしてほぼ最強の武器…最高のメカだと思わんかね?〕
「…半分思います。」

「ギャアー!!」
 キャッチャーに捕らえられていたため、サイエンサーは至近距離で攻撃を喰らった。
「…そ、それでも私は…最強のサイエンサーなのだ…!!」
 彼は光の中に散っていった。

「セロファン、やりましたね!」
 次郎はすぐに、成功の喜びを伝えた。だが、彼から応答はない。
「緊張が解けて固まってんじゃないのか?」
「まさか…どちらにしろ、僕が様子を見てきますよ。」
 少年はコックピットへ向かった。

「大丈夫か?セロファン!」
 男はぐったりとしていた。おそらく、眠っているようだった。
「…セロファン?」
 彼は次郎の声で目を覚ました。
「…少年よ…最期の時間が訪れた…」
「え?最期の時間?」
「私は…死を迎えるのだよ…。」
 次郎はまだ、彼の言っている事が理解できなかった。
「…この…巨大な兵器の、莫大なエネルギーは…どこから沸いていると思うのかね?」
「ま、まさか…」
「そのまさかだ。ゴッド・ガギグゲゴは…戦闘中、必要なエネルギーを補うために…パイロットの生命エネルギーを吸収していく…。」
 セロファンは手を次郎の方に近づけた。次郎もすかさず、それに触れようとする。が…。
「…私は…生き過ぎた…。少年よ…いい戦士になるのだな…」
 この瞬間、元悪人セロファン・フリーザンは、再び冥界に旅立っていったのだ。



基地内は、戻ってきたときには地震が起こった後のようになっていた。サイエンサーの攻撃の影響だろう。
「僕は…後悔しています。」
 次郎は着いたとたん、椅子に座り込んだ。
「たしかに一ヶ月から十数分への短縮はまずかったな。」
「いえ、セロファンの話です。」
 彼は続けた。
「セロファンは罪深い人物だった。でも…死んでほしいとは思っていなかった。」
「だが、彼の死は無駄ではない。某都市を…いや、世界を救った。」
「で、でも…」
「セロファンはお前の代わりに犠牲になったんだぞ!それを…一番理解しなければいけないのは、次郎、君自身だ!!」
 ドッペルゲンガーはそう怒鳴って行ってしまった。
(…僕も…救われたのか…)
 そして、次郎の頭に浮かぶものがあった。こんな時になぜこんなものが、とは思いつつも、彼はそれを呟いた。
「神は生死を操ることはできない…」

「…『神は生死を操る事はできない』。エルビウマンは死んだが、結果的にセロファン自身も息絶えた。この法則が正しければ、我々は目標に達するであろう。」
 その頃、市役所の近辺、ちょうど今日、激戦が繰り広げられた場所に、またしても謎の男3人組がいた。
「間違ってたらおもしろいのにな。」
「失敬な。私が仕入れた情報に、偽りはない。」
 その内の若い男と紳士らしい男が言葉を交わす。
「あとどのくらいだい?」
 若い男が聞く。
「20秒ほどだ。成功したら、くれぐれも態度に気をつけたまえ。」
「へいへい。」
 時間は過ぎてゆく。そして、男が答えてから20秒が経った。突風がその場所へやってきた。
「…成功だ!」
 風は濁った色をしていた。それというのも、その中に砂などの粉上のものが散りばめられていたからだ。やがてそれは一ヶ所に集まり、不思議な事に、人型、いや、一人の人間になった。
「レイク・ザーズ…復活!!」












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう