超リアルロボットストーリー 超機動要塞ガギグゲゴS.O.A.(11/20)PDFで表示縦書き表示RDF


謎のメカ2機の画像URL
http://blogs.yahoo.co.jp/eiennniyakkaimono/483520.html
超リアルロボットストーリー 超機動要塞ガギグゲゴS.O.A.
作:RC



第十一話 共同作業が生むもの


「…やったのか?」
 某都市からサイエンサーが一時去ってから1分も経たない時間。謎の男二人は街の路地奥で話していた。
「君たちも見ていたであろう?行っちまった。」
 報告をする男と残念そうにそれを聞く男。
「前にも言ったが、もともと私は戦いを好まない。この力があってもだ。それを、君たちのために使っているのだ。」
「だが、それでは報酬を与えないぞ。」
「…やつらはいつ戻ってくるか分からない。」
「いつでもいい。」
聞く側の男は距離を置きながら言った。
「我々が欲しいのは、セロファン・フリーザンの死だけだ。」

「…どうすれば倒せるんだ?」
 某都市から飛び立った飛行機内では討論がされていた。
「やっぱり、ガギグゲゴを使うしかない。それも、パワーアップ版のを。」
 ドッペルゲンガーはそう言うとセロファンの顔を見た。
「…使うのか?後悔するぞ。」
「なら、どうするってんだ!」
  彼は目の前の人物に怒鳴った。
「ガギグゲゴはどうするのかね?コピーにプログラムを送っただけでは合体は不可能だ。」
「…ガギグゲゴの損傷程度は?」
「ナトリウマンのとき以上です。見た限りでは。」
 結果を話すアメシスト隊員。
「あの時だって1ヶ月もかかったんだ…そんな長い時間、空をさまよってるのか?冗談ではない!!」
「…私が手を貸したらどうなるんだ?」
「え?」
 それはセロファンの言葉だった。
「ガギグゲゴの修理の時間は、それが謎ばかりの兵器故に長くなったのだろう?私が残骸のところに行けば短縮されるはずだ。そりゃあ、ダメージにもよるがな。」
「…でも、もし敵の目的があなただったとしたら…危険すぎますよ。」
「アメシストという組織は…そんな勇気のないものなのか?悩んでいる時ではなかろう。」
 結果は導き出された。飛行機はUターンしたのである。



「サイエンサーが出たって聞いたんだけど…いない?」
 Gウォッチで呼ばれ、今頃駆けつけた廉は、光景に唖然としていた。
「あれ、ガギグゲゴ?ボロボロじゃん。何があったんだろう…」
 市役所前にあったのは、赤と黒の塗装がされてある、どこかで見たことのあるようなガラクタだった。よくみると、その近くに山田次郎の姿もあった。
「先輩…どうしたんですか?」
「どうしたって…空気読めよ!つか、遅いよ!!」
 次郎の奥には、ガギグゲゴの回路をいじっているセロファンも見えた。
「何故にセロファンが?」
「えぇい、お前はもういいから、どっか行ってろ!」

「メインコンピュータは無事のようだ。」
「そうか…早く作業をしないと。」
 老人と少年は機械の巨人の修理を進めた。
「腕の修復にはクレーンが必要だが…用意できるか?」
「頼んでみましょう。」
 次郎は走っていった。
(…今は…セロファンが僕たちに協力している…こういうのも、たまには良いのかな…。)

「そーれ!」
 飛行機から吊るされたロープで、ガギグゲゴの腕は運ばれた。
「ようし、あともう一息だ。コンピュータが無傷だったのが幸いだよ。」
「もう少し…ああ、あれは!!」
 次郎の目に見えたのは、再びやってきたサイエンサーの姿だった。
「でも大丈夫。手は…うってある!!」
 そう言うと彼は飛行機に向かって手を振った。

「よし、全機、かかれー!!」
 ストックホルムの一声で、飛行機から光が発しられた。何かの合図だろう。

「ん?…な、なにぃー!?」
 空を見上げたサイエンサーが見たものは、投下してくる無数のコピー・ガギグゲゴだった。
「このぉ…弱いのがいくつあろうと、敵ではない!!」
 怪物はガギグゲゴへと向かって行った。



「まだなんですか?」
「お前は『待つ』ということを知らんのか!?もう少しだ!!」
 作業は順調に進んでいく。

〔大佐、つ、強すぎます。…あああ!!〕
 機内からは、無線でコピー・ガギグゲゴのパイロットの音声が伝わってくる。
「もうちょっとの辛抱だ。頑張ってくれ!」
 そうは言ったものの、この援護の方法はあまり望ましいものではなかった。
「…こんな時間稼ぎで間に合うのか、ドッペルゲンガー?」
「…戦いは数なんだよ、大佐。」

「よし、修復完了だ。」
 ガギグゲゴは再起動した。
「じゃあ、早く片付けましょう。」
「…いや…ここは私にやらせろ。」
 セロファンは予想外の意見を口にした。
「あなたがですか?」
「合体前後で操作方法は大きく変わる。一度も使った事のない君がやるよりは確実だろう?」
 次郎は言われるがままにセロファンにパイロットを譲った。
「セロファン…気をつけてください。」
「私に銃を向けた君に、言えたことか?」
 彼はガギグゲゴのヘッドに飛び込んだ。

「ストックホルム!(グランド)デメウスと(グレート)ゼウスを投下してくれ!オートだからパイロットは要らん!!」
〔例の兵器か。分かった。…射出!!〕

「アシスティング!!」
 ガギグゲゴから音声が発せられる。セロファンがしゃべっているようだ。声と同時に、戦車型の機械『Gデメウス』が、左右と中央、細長い物体、上部の武器と、5つに別れた。同じく、もう片方の機体『Gゼウス』も、前部と翼のある後部の二つに分離した。Gデメウスの左右のタイヤ着き部分は、左右のガギグゲゴの足の裏、中央部分と上部の武器は左右の肩、細長いものは腰に装着した。Gゼウスの翼は背中に着き、前部は兜のようにガギグゲゴの頭部を包むように合体した。
「無敵機動要塞、ゴッド・ガギグゲゴ!!」












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう