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#41 借り


湘北 42−43 陵南


3Qが開始しようとしている。


両チームのメンバーがコートに入る。


湘北のメンバーは2Q終了時と同じ。

一方で陵南は一人入れ代わっていた。
坊主頭の男が入っている。


その男を見て観客席の真田
「やっぱり出てきたか。五十嵐」


「付くとしたら前半に得点を取ってた神谷か新だな」

真田
「まあ、そうなるでしょうね」



彦一
「やっと出てきたで!五十嵐政人君」

彦一はノートのあるページをめくる。
そこには五十嵐のことが書かれていた。


五十嵐政人

180cm/G-F/2年



如月
「メンバーを替えてきましたね」

腕組みの赤木
「ああ」
(きっと田岡監督は何かやってくる気がするな)



攻撃は湘北から開始した。


「後半始まったぞ!!」

「終わるころはどっちが勝ってるか!!」



日下部がボールをキープ。

陵南のディフェンスはマンツーマンである。


湘北メンバー

4.熊岡/198cm/C
7.新/182cm/SG
10.青空/190cm/PF
11.神谷/188cm/SF
14.日下部/167cm/PG


陵南メンバー

4.花田/172cm/PG
6.朝井/185cm/SF
7.五十嵐/180cm/SG
8.白山/191cm/PF
9.壇之浦/196cm/C



五十嵐は新にディフェンスをつく。五十嵐
「よろしくなシューターくん」



マッチアップを見て伴
「新につくみたいだな。五十嵐のやつ」

真田
「確かに神谷よりは新の方が湘北を崩せるかもな」

風間
(五十嵐って人、どんな選手なのか気になるな)



田岡
(頼むぞ!五十嵐!)



ボールは日下部から神谷に渡る。


「おお!!来たぞ11番!!」


歓声に不満の青空
(ボール持っただけだろうが!庶民め!)


神谷はその歓声をよそにパスを出した。


パスの行く先は熊岡。


(勝負だ!!)
ディフェンスの壇之浦に熱が入る。


ダム


熊岡、ドリブルをついて押し込む。
そして


キュッ


素早くターン、そしてシュートへ。



(また俺の勝ちだ!!)
壇之浦はしっかり反応しチェック。


しかし熊岡からシュートは放たれていない。


空中で壇之浦
(!!!)


熊岡はそこから飛んでいる壇之浦に体をぶつけながらシュートを放つ。


パスッ


『ピピーーーーーー』

「ファール青9番(壇之浦)!!カウントワンスロー!!」



赤木
「よーーし!!」

青空
「ドンキー!!」



「おおーー決めたーー!!」

「逆転だーー!!」

「壇之浦からパワープレイで決めたぞ!!」



そしてきっちりワンスローを決める。


湘北 45−43 陵南



田岡
「壇之浦にパワーで対抗するとはな」



熊岡、壇之浦を睨みながら
「前半の借りなんぞすぐ返してやるわ」

壇之浦、ニヤリ
(おもしろい・・・)


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