#40 ハーフ
湘北 42−43 陵南
2Q終了
試合はハーフタイムに入る。
――記者席
彦一
「1点差か。
熊岡君が抜けたことで一気に離れると思っとったけど、神谷君と新君が踏ん張って逆に詰めたな」
――観客席
風間
「大和と7番のシューターの活躍で点差を縮めましたね。
熊岡さんが戻って来たから湘北有利かな」
「いや、まだそうとは限らないぞ」
風間と伴と同じく海南のジャージを着た美形の男がやって来た。
風間
「真田さん!!」
伴
「ったく・・・遅いぞ!!
これから試合だって言うのに」
美形の男は頭をかきながら
「すいません。寝坊してしまって・・・」
真田一樹
海南大附属高校/F/2年
真田
「陵南と湘北、接戦みたいですね」
伴
「ああ。
でもまだ陵南は余力を残して戦ってるからな。
まだあいつが出てないし、名将田岡監督が何か仕掛けてくるかもしれない」
風間
「あいつ・・・??」
――湘北控え室
赤木、手を叩きながら
「よーし!!2Qは上出来だ!!
後半も攻めのバスケットを忘れるな!!」
「はい!!」
如月
「神谷!!あんた大活躍じゃない!後半を頼んだわよ!」
神谷
「うす」
この会話に青空が入る。
「ふん。どうせ前の練習試合みたいにガス欠なるに決まってる」
神谷
「うるせー」
一方で新は一人ベンチに腰かけている。
それを見て日下部
「新さん、大丈夫ですか?」
新、微笑みながら
「ああ、大丈夫だ」
日下部
(新さん、前半はオープンになるためにかなり走り回ってたからな。
まだブランクから体力が戻ってるとも思えへんし、少し心配やな・・・)
熊岡も無言で新を見ていた。
(新・・・)
――陵南控え室
田岡、スコアラーに声をかける。
「湘北の得点は主に誰が取っている?」
スコアラー
「神谷が14点、新が16点です」
腕組みの田岡
「やはりあの二人か・・・」
スコアラーが話を続ける。
「ちなみに新は怪我でしばらく戦列を離れていたらしく、復帰したばかりらしいです」
それを聞いて田岡、ニヤリ
「ほほう・・・ではそこを攻めるか。
よし!!攻めは前半と同じように壇之浦中心で攻めるんだ!!」
「はい!!」
田岡
「花田はもう少し自分で攻めてもいいからな」
花田頷く。
「わかりました」
田岡
「そしてディフェンスは・・・」
―――そして
コート上では両チームの選手がハーフタイムを終え戻って来た。
湘北のメンバーは2Q終了時と変わらない。
それを見て宮野
「お!!まだ拓馬出るみたいだぞ!」
高杉
「ドンキーとのタッグか!!」
浩一
「おお・・・また退場しなければいいが」
一方で陵南はメンバーが変わっていた。
陵南のメンバーを見て真田
「やっぱり出てきましたね」
伴
「ああ。これが今の陵南のベストメンバーかもな」
風間
「ベストメンバー・・・?」
ボールは湘北のスローイングから。
いよいよ後半開始!!
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