第6話
まつ
「みんなお待たせ、布団用意してたら遅くなっちゃた、…って、政宗君と佐助君、どうかしたの?」
政宗
「何でもないよ先生、ちょっとトイレ行ってくる」
佐助
「あっ、このやろ!!待てっ」
まつ
「二人とも、ちゃんと戻ってくるのよ、他のみんなはトイレ大丈夫?大丈夫な人は、先生と一緒にお布団のところ行こうね」
他のみんなは、三人より先に布団がひいてある部屋へ向かった。
幸村
「…もうそろそろ出よ…」
すると、どこからか声が聞こえていた。
政宗
「幸村ぁーどこだ」
佐助
「旦那ぁ」
幸村(政宗殿と佐助?)
二人は、幸村を探していた。
幸村
「ここでござるよ!!」
トイレから幸村が出て来た。
政宗
「なんだ、そこに居たのかよ…幸村」
幸村
「政宗殿ぉぉ!!」
幸村は、政宗に抱きついた。
佐助
「ちょっと旦那ぁ〜、なんでそいつに抱きつくの?」
佐助は、必死に幸村を政宗からはがそうとするが、なかなか離れない。
政宗
「幸村、本当に可愛いなぁ」
政宗は、抱きつく幸村の頭を撫でた。
佐助
「二人とも!!早く行くよ!!」
幸村
「政宗殿、某の体が変なのでござる…」
政宗
「どうしたんだ?言ってみな、幸村」
政宗は、優しい言葉で幸村に聞いた。
幸村
「風邪なんてひいていないのに…体が熱いのでござる…心臓の音もだんだん早くなって、ただ政宗殿のことを、考えただけなのに…苦しい…」
佐助
「旦那…」
佐助はただ、二人を見ているしか出来なかった。
政宗
「よく言えたな幸村、大丈夫か?まだ苦しむか?」
政宗は幸村をぎゅっと抱きしめる。
幸村
「政宗殿…このままがいい…落ち着く…でご…ざ…る…スゥー」
幸村は、政宗に抱きついたまま寝てしまった。
政宗
「寝ちゃった…こいつ」
佐助
「…なんか悔しい」
不機嫌な顔をした佐助が呟いた。
政宗
「どうしたの佐助サン〜顔コワいよ♪」
佐助
「あんたがムカつく…俺のほうが旦那と長く過ごしてるのに…」
政宗
「そんな記録俺が塗り替えてやるぜ、これからな」
佐助は、深いため息をついた。
佐助
「なんで旦那は、あんたにそんなに甘えるんだ…俺の前でもあんまりしないのに…」
利家
「お〜見つけた、本当にかくれんぼが好きだな、って幸村君寝ちゃってる…」
政宗
「なかなか離れないんだ、まぁ俺はいいけど!」
佐助
「先生、早く旦那を離してやって下さい、旦那がおかしくなるんで」
即答。
政宗
「はぁ?おかしくなるって?…お前」
利家
「まあまあ、せっかく寝てるのに、起こしたら可哀想だから、静かに…」
利家が、幸村を優しく離そうとするが…
利家
「ん〜ιι動かないね…」
無理だった…。
幸村
「…ましゃ…むねぇ…どの…だい…しゅ…き…」
政宗
「幸村…」
政宗は幸村を抱いたまま、ゆっくり立ち上がった。
政宗
「ヨイショっと」
幸村の体勢を変え、政宗は幸村を抱っこした。
佐助
「あんた…」
利家
「政宗君いいって、先生が運ぶから」
だが、政宗はそのまま歩き続ける。
政宗
「これくらい、大丈夫」
ゆっくりと歩き、布団へ向かった。
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