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BASARA 【保育所編】
作:稀羅



第3話




ぐるるるる〜

政宗は幸村の顔を即見た。

政宗
「幸村…?」

幸村
「腹が減ったでござる…」

幸村は俯いた。

利家
「おーいみんな!!飯の時間だ〜」

幸村
「政宗殿!!ご飯の時間でござるよ」

急に顔を上げた幸村に、政宗は驚いた。

政宗
「って…幸村?」

幸村は政宗の手を引っ張り、利家のところへ走って行った。

幸村
「先生、今日のご飯はなんでござるか?」

利家
「幸村君は飯が好きか?まつの飯は、最高に美味しいぞ、確か今日は…魚料理だ」

政宗
「……」

幸村
「魚料理でござるか!!楽しみでござる」

利家
「じゃあみんな、遊んでいる途中だが飯の時間だ、部屋に戻るぞ」

みんなは利家について行った。

幸村
「政宗殿、行こ」

政宗
「おっと…」

政宗は幸村に手を引っ張られ、部屋まで連れて行かれた。

みんなは、それぞれの席に座っていた。

机には、まつの手料理が並んでいた。

料理は、白いご飯、魚の塩焼き、豚汁、だった。

まつ
「みんな、おかわりあるから、いっぱい食べてね」

《いただきます!》

幸村
「もぐもぐ」

政宗
「……」

政宗は幸村をじっと見ていた。

幸村
「政宗殿どうしたでござるか?某の顔に何かついているでござるか?」

政宗
「いや〜よく食べるなぁって思っただけ」
幸村
「まさか政宗殿、ご飯いらないのでござるか?なら某が…」

政宗
「誰が食べないって言った?」

政宗は箸を進めた。

幸村
「…にんじん…」

幸村は一生懸命、味噌汁の中に入っている人参を取り出し、別の皿に移していた。

政宗
「幸村、にんじん嫌いなのか?」

幸村
「はい、どうしてもにんじんは苦手でござる…」

政宗
「幸村、好き嫌いはよくないぜ」

幸村
「でも、無理なものは無理でござる」

政宗
「じゃあ、俺が食べさせてやる!」

そう言って、政宗は人参が入っている皿をとった。

幸村
「ふぇ?」

政宗
「大丈夫、幸村なら食べれるから」

政宗は皿に入った人参を、箸でとった。

幸村
「ちょっと、政宗殿!!まさか…いや」

政宗
「はい、あ〜ん」

幸村は、少しずつ口をあけた。

幸村
「んっ…ぱく」

佐助
「嘘!!旦那がにんじん食べた!!」

佐助は、幸村がにんじんを食べたことに驚き、思わず立ち上がった。

政宗
「幸村偉いぜ!!ちゃんと食べれたじゃねぇか、いい子いい子♪」

政宗は微笑んで、幸村の頭を撫でた。

幸村
「食べれた…にんじん食べれた!」

幸村は、少しずつ皿の中の人参を食べた。

政宗
「これからは、簡単に無理だとか言うなよ」

《政宗って、お母さんみたい…》

みんながそう思った。

幸村
「政宗殿!!全部食べれたよ!」

幸村は、空っぽになった皿を政宗に見せた。

政宗
「やればできるじゃねぇか、最初は無理だとか言ってたのにな」

幸村
「政宗殿のおかげでござる、本当にありがとうでござる」

政宗
「俺は何もしてねぇよ、幸村が頑張ったんだ」

まつ
「みんな、残さずに食べてくれたから、先生嬉しいわ」

利家
「まつの飯は世界一だからな」

まつ
「まぁ、犬千代様ったら///」

政宗
「全く、Happyな連中だぜ」

幸村
「はっぴぃ?」

幸村の周りに
「?」が飛び散っていた。

政宗
「えっと…《幸せ》ってことだ」

幸村
「政宗殿はすごい…」

政宗
「んっ?」

利家
「よーし、みんなでごちそうさまするぞ、せ〜の」

《ごちそうさまでした》

まつ
「みんな偉いですわ、じゃ昼間の時間までみんな自由に遊んでくださいね」













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