187)・188)
187) 初夢。
吉夢なら黙っておくと叶う。
凶夢なら話してしまうと払う。
ただし、夢は売り買いできるとか。
「売ります。」
「買います。」
と誓い合った後で話すと、聞いた相手へ夢の験しが現れるとか。
その代わり、相手はそれに見合う代価を夢の主に与えなければなりません。
(かけがえのない程、大切な物を差し出すと一層倍、効き目が増すとか。)
壱富士・弐鷹・三なすび。
なぜ、なすびが初夢にて吉祥とみなされるのか?
その縁起は、未だ不明です(謎)。
2011年 01月 03日 (月)
* * * * *
なんかそのネタでファンタジーかホラー書けそうな気がしますねw
午雲さんぜひ書いてください!
投稿者:聖騎士
* * * * *
聖騎士さんコメントを頂き、ありがとうございます。
実は吉夢を買う話しは歴史上、たくさんに残って居るので、リアルにても起こるようです。
(たぶん伝説だとは思いますが…)。
ちょっと玉の輿・占いって感じですが(夢のお告げ?。)
投稿者:午雲
* * * * *
188) 目をつぶる?
まぶたを閉じること。
それを「目をつぶる。」と言う。
片や、まぶたを開ければ、
「つぶらな眼」
と為る。
「円い」=「つぶら・な」
というのは、文語でしか遣わない風だが、ー
「閉」と「開」とは、対義語・・・
それを考えると、
(・・どちらかがおかしい。)
とか思われる。
動詞「つぶれる」
この「つぶ」なら、
「粒。」
ともみえる。
「粒」と「丸」・・・
「丸」と「円」・・・
したがって、
「粒」と「円」となら、縁語と謂えよう。
別に、
「円」=「まどか・な」
その昔、ー
建て具の「窓」と謂えば、
(円く切る。)
のが、仕来たりであった。
飾り窓のデザインとして、
「円窓。」
が、大陸の王宮で流行したからであろう。
今日頃は、
「窓」=「四角形」
なので、意味が直感しづらく為って居る。
「つぶれる」=「角が取れる。」
と読めば、
「つぶ・る」=「円くなる。」
とも読めそうだ。
ごつごつした岩も、川を下って居るうちに、ー
川床の砂に洗われて、丸石と成る。
そんな様子が、
「つぶ・る」=「粒る。」
かとも想う。
「目をつぶって、よく視よ!」
初めは、そんな言い方だったものが、
「つぶ」=「つぶ・す」
このイメージが強くなって、
「目をつぶ・れ!」=「見るな!」
とな意味合いに為り替わったものか。
あるいは、
「まぶたを伏せる。」
目を閉じることを、そうも言うから、
「まぶせ。」(目伏せ。)
「ま(つ)ぶせ。」(助詞「つ」=助詞「の」)
この「つ」が現われでて、
「つぶ・せ」=(目を閉じる仕草。)
とか言い慣わすように成ったのかも知れない。
「まぶし」なら「眩し」・・・
「まぶせ」なら「塗せ」・・・
「まつぶせ」なら「待つ伏せ」・・・
こう意味合いが紛れるので、
「(ま)つ・ぶせ。」
つまり、
「(目を)つぶせ。」
とか、わざわざ言いだしたのではなかろうか。
(動詞「伏す」の名詞形「伏せ」と見て。)
「つぶる。」
とは、
「つ伏る。」(=まつぶせ・る。)
と宛て字してやるのが、ー
実は、本来の相なのかも知れない。
(すると今度は「つ伏る」と「円ら」とが図らずも?・・)(仮説)。
追記。
眼に物が当たれば、反射的に目を閉じる。
「眼がつぶるる心地こそすれ!」
そこから誤用して、
「目をつぶる(る)。」
という言い回しが生まれでたものか。
本来なら、
「目をつぶ・らふ。」
あるいは、
「目をつぶさるる。」
とか言うべき処ろだけれど。
また、
「まぶたを閉じる」=「目を閉じる」
「まぶたを伏せる」=「うつむく」
ただし、
「まつ毛を伏せる」=「目を閉じる」
自ずと、そんな比喩と為る。
(涙をこぼすシーンが多い。)
すると、
「まつ毛・伏せ」=「まつ(毛)伏せ」
ここから、
「つぶせ」
「つぶせ・る」
「つぶる」
と移り替わったのかも知れない。
(・・誤用のせい?)(予感)。
追記。
「つぶら・な」=「つぶら・ぬ」
(否定の助動詞「ぬ」。)
(声「ぬ」から「な」へ転化。)
まさか、
「つぶり眼」=「閉じた眼」
「つぶらな眼」=「閉じて居ない眼」
(肯定形と否定形。)
そんな本意ではあるまいな(・・有り得る)?
(すると、これ、かなり新しい詞なのかも知れない・・)(不明)。
2011年 01月 04日 (火)
* * * * *
なるほど、そうかあ。
面白いなあ。
言葉にこだわる午雲先生、尊敬します。
投稿者:河 美子
* * * * *
河さん早速コメントを頂き、ありがとうございます!
彼の「源氏物語・絵巻」に見得るように、ー
平安・貴族界の美形とは「引き目・鉤ぎ鼻」・・・
つぶらな瞳とは、かえって由々しき顔つきだったのかも?
(・・今や小説には欠かせぬ詞ですけど。)
まつ毛の「つ」が、古き助詞「つ」の例なのでしょう。
(・・宛て字には何が好いものか?)(考え中)。
投稿者:午雲
* * * * *
「つぶる」と「つむる」はどっちが正しいのでしょうね。
「目をつむる」という言い方も一般的ですよね。
「つぶらな瞳」は「粒のように小さくてかわいい」という意のような気がします。
言葉を考える時には方言や語源って本当に大事ですよねぇ。
今日も勉強になりました。
ありがとうございました。
投稿者:聖騎士
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聖騎士さんコメントを入れて下さり、ありがとうございます。
「ぶ」と「む」とは交替・可能・・・
すなわち通音する関係にあるので、ー
どちらも正解です(旧・新の順序は存るかも?)。
そう、粒は宝石とかも連想させますね!
(眼の玉を何か宝石にたとえることも多いし・・。)
ホントは「まぶたを伏せる」と、ー
しぜん、うつむいてしまうので、
「しょんぼりする。」
という意味合いに用いるようですが。
(・・昔のコトはいざ知らず・・・)(注)。
投稿者:午雲
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黄泉津比良坂や黄泉津大神などの場合、
「津」は「の」の意ですが、
その「つ」はどんな「つ」なのでしょうね。
先例どおり、「まつげ」は「目の毛」だと思いますけど。
投稿者:神村律子
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神村さんコメント寄せて下さり、ありがとうございます。
この古助詞「つ」には、やはり悩まされますな。
同格を示す「つ」というのなら、解かり易いのですが。
「Aと謂うB。」
「つ」=「ちゅ」
つまり、
「つ」=「ちゅ(う)」=「~という」
(大阪弁には今も有り。)
でも、用例をみると、必ずしも「同格」とは限らないしー
いったい何処から来たものやら(超・難解)?
発見した方に、国民栄誉賞をあげてほしいです(是非っ)!
投稿者:午雲
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