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129)・130)
129) 復元。


 アジアの両雄と言えば、インドと中華。
 インドにサンスクリッド語あり、中華に甲骨文字あり。
 釈迦の経典ならサンスクリッド語・・・
 漢訳して「ボン語」で記してあるらしいが、ー
 すでに滅んだ。
 唯、お遍路さんが唱える呪文、
「ぎゃあてい ぎゃあてい はらぎゃあてい
 はらそうぎゃあてい ぼうぢそわか。」
 ここにだけは、梵語の音をそのまま遺して居ると云う。

 中華の古代文字なら甲骨文字・・・
 これは漢字とすがたを変えて今に息づいて居る。
 商王朝、通称・イン王朝の首都は安陽アンヨウ・・・
 そこまでは分かって居たのだが、それが何処なのか、とんと分からなかった。
 
 なので、漢字と言えば、秦の始皇帝・・・
 彼の時代に定めた「篆刻テンコク」を基ゐとして居た。

 風の噂に、
「不思議な妙薬が有る。」
と聞こえて来たのは、十八世紀頃。
 見た事もない文字が刻まれた板を、ー
 薬として切り売りして居る者が在ると云う。
 その噂を便りに当たってみると、ー
 何と、それこそが「甲骨文字」の切れっぱしだった。
「へえ、もう随分前から売って居ります。」
と土地の者が言う。
「土を掘れば、いくらでも出て来ますよってに。」
 案内してもらうと、ー
 その場所こそが「安陽」の在り処であった。
 ここを「殷墟」ともよぶ。

 感激して発掘を始めたのは良いが、ー
 折り悪しくも、戦争が始まってしまった。
 占いの甲羅は段重ねにして丁重に封してあったのだが、
(日本帝国陸軍の手には渡せぬ!)
 急ぐあまり、みな衣装箱へ詰め込んだので、ー
 逃れて台湾の地までたどり着いたときには、ー
 哀れ、粉々に砕け散って居た。

 その修復作業は、今もなお続き、ー
 幸いにして、出来上がった板から順に、解読に挑んで居るとか云う。

 一体、いつ復元が成るものやら・・・
 ・・想うに、気が遠くなるような話しではある(合掌)。

 
 2010年 09月 13日 (Mon)


 * * * * *
 本当、復元はいつになるのでしょう。

「龍骨」と呼ばれる骨の表面に刻まれていた甲骨文字。
 骨を削って薬として売っていたんですよね。
 カルシウム補給は出来そうです。

 中国は4000年以上をかけて歴史や文化を築いて今があるのに、日本はよくこの短い歴史で世界と肩を並べる事ができたなと。
 どれだけ効率の良い成長をしてきたのでしょう。
 そう括るとアメリカもそうですけどね(笑)


 投稿者:そうじ たかひろ


 * * * * *
 そうじさんコメント入れて下さり、ありがとうございます。
 うむ。日本でも魚の身とか唱いながら蛇の切り身を売りさばいて居た昔もありますから(苦笑)。
 薬も半ば信心の加減で効いたり効かなかったりするのでしょう。

 封建制と貨幣の流通。
 奇しくも欧州と日本とは同じような歴史の流れを辿って居ます。
 戦国期には華僑を凌いで、日本がアジアにて覇権を唱えて居たような雰囲気すら感じ取れます。
(ポルトガルの宣教師は本国へ宛てた手紙の中で日本を特に褒めちぎって居ます。)
 もともと素質があったんでしょうね!
 アメリカが資本主義の鬼と化したのは、二度の大戦に絡んで大儲けしてからと聞いて居ます。
 それ以前は「大草原の小さな家」みたいなノリだったみたいです。
(武器商が歴とした主要産業ですからな‥)(冷汗)。


 投稿者:午雲


 * * * * *
「ぎゃあてい~」って般若心経じゃなかったんですか?
 何だか気の遠くなるような復元作業ですね。
 今日も勉強になりました。
 ありがとうございましたm(_ _)m


 投稿者:聖騎士


 * * * * *
 聖騎士さんコメント下さり、ありがとうございます。
 四国は彼の弘法大師・空海の出身地ですから、おそらくは真言宗(密教)の呪文かと思われます。
 漢語よりか梵語の方が効能が有るはずと考えたのでしょう(釈迦の時代の言葉だけに―)。
(行った行った彼岸に行った、(のり)に幸あれ!)
という風な意味だったかな?
 竜骨の復元は、顕微鏡などを用いて極めて慎重に行われつつあるそうです。
 ユダヤ民族が死海文書の解読に精魂を傾けるのと、似たような趣きがありますね。
 もっとも箱の中身を復元する訳で、散逸したわけでは無いから、理論的には可能だと思います。
(粉薬?としてヒトの腹の中に収まった分は、もう取り返しようが無いけれど…)(残念)。


 投稿者:午雲


 * * * * *


130) ふすま。


 押し入れのふすまを引き開ける。

 今に「ふすま」と謂えば部屋を仕切る建て具のコトだが、ー

 もとはこれ「寝床」のコトかと思われる。

 いにしへ、ふすまといえば「布団」のコト・・・

 昔なら上着をひっかぶって寝たので、

「掛け・ふすま」=「上着。」

でもあった。

「ふす・ま」=「伏す間」。

 伏すと言えばそれ「うつ伏せ」なはずだが、ー

 臥薪嘗胆・・・

 この「臥」をも「ふす」と言うから、ー

 もとは、どっち向きでも構わなかったのであろう。


 風通しなどを考えて、ー

 昔ながらの家屋なら、軒並み「平屋」であった。

 一階建てにして本来、ひと間切りな造りである。


 すると、寝るにしても着替えるにしても、他人目が気に懸かる。

 そこで、伏す間を隠す為めに、ふすま立てを巡らせた。

 何事も、ふすま立ての陰に隠れて、執り行ったのである。

 
 ふすま立てが屏風と為る。

 事が済めば、取り払う。


 やがて、敷居を設けて、ふすま戸とは成る。

 何かの時には、ふすま戸を全て開け放つ。

 
 かつては紙子という紙の浴衣を羽織るコトもあったので、ー

 本来、紙ぶすまと謂えば、これ着物のコト・・・

 それがいつのまにか、ふすま戸の別称と為った。


 戦さにて「槍ぶすま」という。

 穂先を揃え、周りを槍で取り囲む様をいう。

 これ、敵将の居場所を「臥す間」に見立てて居る訳だが・・・

 ・・ならば、槍の向きが逆さまのような心地もする(冷汗)。

 
 2010年 09月 14日 (Tue)


 * * * * *
  ぼくは昔おばあちゃんに聞いたことがありますよ。
 よくふすまを蹴飛ばして穴を開けて遊んでいたので、
「これ。ライス。そんなことしてると、ふす魔が現れるぞ」
と。
 ばあちゃんによると、ふす魔は、身長3メートル。
 口から火を噴き、全身毛むくじゃらだという。
 ぼくは恐ろしくて恐ろしくて眠れませんでした。
 ふす魔に追いかけられる夢を何回も見ました。
 その数週間後、おばあちゃんがふす魔に殺されたというのを母さんに聞いた後、もう夢にふす魔は出てこなくなりました。


 投稿者:ごはんライス


 * * * * *
 らいす兄さん、素早いコメントありがとうございます。
 伏魔殿・・・
 そんな言葉が思い浮かびます。
 屏風にも、もののけが居たんでしょうか?父さんっ(声・鬼太郎)。


 投稿者:午雲


 * * * * *
 鬼太郎!
 筒井師匠の作品に「公共伏魔殿」という短編があったのを思い出したぞ。
 NHKの局内をめちゃくちゃに書いてるのだが(うろ覚えだけど、出演者がうんこもらしながら素っ裸で走り回ってたりしてたような気がする)、わしは青い頃に読んだので、ほんまにそうなってんのかとちょっと怖かった。。。NHKはミステリアスな感じするから。。。


 投稿者:ごはんライス


 * * * * *
 そのタイトル、わたしにも記憶があります。
 昔なら朝の連続テレビ小説に出たっきり、消えてしまう女優が多かったみたいで。
 確かに一旦、清純派のイメージが着くと、他の仕事がしづらかったものと想われます。
(刃傷ものとか濡れ場とか・・。)
 おもえば、気違い染みたキャラに追い回される、というのは、ー
 筒井氏の目に立つ得意技のひとつではありますな(汗)。
 チャップリンのドタバタ喜劇が念頭に有るんでしょうか?


 投稿者:午雲


 * * * * *
 確かに清純派てかわいそうだなぁ。
 絶対に昼ドラとか出られないものか。
 てか、元ウインクのさっちゃんがポルノに出てたよ!
 これはこれでむふふのようなあらららのような。。

 筒井ドタバタの場合はチャップというより、マルクス兄弟だろうか。
 ただマルクス兄弟観たことないんでよくわかんない。
 かなりクレイジーらしい。
 チャップはちょっとハートフルです。


 投稿者:ごはんライス


 * * * * *
 聞く処ろによると、ー
 ポルノ映画にも”スタントウーマン”が居るそうで(ヴィデオ店・店長・談)。
 プロダクションでぶらぶらしてるだけの、お荷物?女優がコレに当たるそうです。
(・・夢を壊してゴメンなさい。)(小舌)。


 投稿者:午雲


 * * * * *
 今の新しい家は、襖のない家も増えてきたようですね。
 家はオール電化なので、ガスも灯油もありません。
 便利な世の中になったものですねぇww


 投稿者:聖騎士


 * * * * *
 聖騎士さんコメント入れて下さり、ありがとうございます。
 少し山間部へ住むと、気候が厳しいので、平屋建てで無いと住むのに難儀します。
 特に夏場と冬場をいかに乗り切るか、ー
 デザイン的には平屋建てというのは智恵を尽くした絶妙のものらしいです。
(‥長持ちなので、住宅会社は商売あがったりかと思いますが)(苦笑)。


 投稿者:午雲


 * * * * *
 では私は 襖の漢字解字という角度から検証を。


《意味》
{名}衣服のあわせ。わたいれ。「袍襖ホウオウ」
〔国〕ふすま。建具の一つ。からかみ。あお(アヲ)。
(イ)奈良・平安初期、武官の朝服。
(ロ)かりぎぬ。「素襖スオウ」とは、室町時代に直垂ヒタタレから変化した武士の常服。のち、礼装用にもなる。
《解字》
会意兼形声。「衣+音符奧(=燠。ぬくみがこもる、あたたかい)」。


 うーん、この、会意兼形声。
「衣+音符奧(=燠。ぬくみがこもる、あたたかい)」。
が妙に気になりました。


投稿者:そうじ たかひろ


 * * * * *
 そうじさんコメントを頂き、ありがとうございます。
 古代には衣を今の布団代わりに用いる習わしがあったようです。

 室と言っても土間をつき固めたものですから、かなり寝心地は悪かったと偲ばれます。

 奥というのは屏風の奥で、つまり寝床を指す文字なのでしょう。

 寝床に敷く衣、寝床で被る衣という本意かな?

 むしろ衣のほうが本意ですから、この文字は単に形声と見るべきかも。

 すると子音は「イ」系統に為りそうなものですが、―
 推して思うに、もとは、
「イ・オウ」=「ヨウ」
とな音たりしかも?
 そこから声「おう」へ転化したのかも知れません。
 すると本来は会意の文字なのかな(多分)。
 兼が付くのは、曖昧としか言い様が無いですね(苦虫)。


 投稿者:午雲


 * * * * *


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