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91)・92)
91) 二双舟。


 日本は海に囲まれた島国・・・

 しかも地形が複雑だから、舟を抜きには語れない。

 いかだ、カヌー。

 潮の流れがあるから、その手な舟でも結構、行けるらしい。

 彼の出雲なら、季節風と潮流とを見計らえば、ー

 日本海を渡って、半島から大陸までも行き来し得たとか。

 どうやら、夜空の星、星座を見て、方角を見定めて居たらしい。

 それにしても、海路にて心配なのは、食糧である。

 舟道具と身体ひとつとで舟出したのでは、いかにも心もとない。

 古代にては、もっと水かさが低くて、ー

 途中、寄れる小島がもっと多かったのかも?と思いたくなる。

 
 実は、折り紙の品のうちに、

二双舟にそうぶね。」

と名乗るものがある。

 これ、カヌーを横並び、二体つなげた形と見える。

 聞けば、これが至極安定、少々の荒波にも耐えうるのだそうだ。

 こうして、積むものを積み、勇んで漕ぎだしたのではなかろうか。

 大船を用いるのは、公式の使いであって、ー

 普段は、この「二双舟」を乗り回して、海路、往来して居た予感もする。


 折り紙というものは案外、古代のデザインを今に遺して居るのかも?

 これも、先祖の智恵かなァ、と、またおもう。


 2010年 07月 13日 (Tue)


 * * * * * *
 聞くところによると、いわゆる「海賊」はこういった小型船で暴れまわっていたそうですね。
 小回りが利くので、本当はこういう船の方がいいのかもしれませんね。
 いや、よくはないですがw


 投稿者:聖騎士


 * * * * * *
 聖騎士さんコメントありがとうございます。
 カヌーは工夫して熟練すれば、かなり便利な舟となるそうです。
 水上・自転車みたいな感じで乗り回して居たのでは?
 潮の流れさえ知って居れば、遠路も軽々と漕破して居たかも知れません。
 出雲と紀州とが潮の流れの終点なので、この二国が列島・古代の主役とか想います。
 あと、地中海(瀬戸内海)の海賊もねw!


 投稿者:午雲


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92) 鬼やんま。


 安倍の清明が操りし「式神」の「式」とは「使鬼」の隠し名かと云う。

 鬼とは「怨霊」すなわち「もののけ」かと思われる。

 もののけを招いて、思い通りに使いこなす術が「使鬼」である。

 平安時代には呪術が流行し、多く呪文を唱えたので、さぞ文章も練られた事だろう。

 祝詞のりとの悪用とも考えられるが、ー

 あるいは「志磯島の道」の「志磯」をも、呪文・・・

 彼の「使鬼」の隠し名なのかも知れない。

 それだけ都にて呪術が流行を極めて居たという事なのであろう。


 文字「鬼」といえば、仮名「おに」と訓むけれど、この語源もはっきりしない。

 音写の法から推せば、音「オン」=仮名「おに」なので、

 怨霊の「怨」あたりが、まず思い浮かぶ。

 怨念、怨霊・・・「怨」が付けば、見るからに「うらみ」と見える。


 しかして昔話しなど見るに、鬼とは必ずしも「般若」の形相とは限らない。

 むしろ「おに」を和語とみて、

「お・ぬ」=「お・ん」

 この声「おん」から「オン」と聞き取って、ー

 のち「おに」と漢音風に音写するに至ったのではなかろうか。

 仮名「お」とは「峰」を指すと見る。

 峰とは、険しい「山」のこと。

 すると「おぬ」とは「山ぬ」

 山に住むもののけなら昔話しに「やまんば」という。

 あのコワい面したとんぼを「鬼やんま」という。

「おぬ」と「やまぬ」とは、言葉は違えど・・・?

 あのとんぼの面を見て居ると、いかにも「鬼」という感じがする。


 2010年 07月 14日 (Wed)


 * * * * * *
「耳から~」って実は活報からだったんですか?
 毎回すごく勉強になっています。
 ありがとうございます。


 投稿者:聖騎士


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 聖騎士さん、コメントありがとうございます!
 平仮名の表を完全・制覇(意味不明?)するのが念願なので、ー
 つい、こんな話しばかりになってしまうんですよ(汗)。
(小説のネタも何か思い着かないかなァとは思いつつ・・)。


 投稿者:午雲


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