72)・73)
72) 富みの源泉。
戦後・復興を行なったのは何も日本だけでは無い。
実は戦場と化したヨーロッパが一等、ひどかった。
たとえば当時の英国、その輸出品は書籍であったと云う。
(英語が母国を救った。)
荒廃した国土に在って、
生き残った人々は偉大なる先人に大いに感謝したとか云う。
イギリスはもう曲がり角を曲がった国・・・
そんな風にすら世に思われて居るけれども、
文化的な遺産や発明が多く有り、
今もなお<富みの源泉>を沢山に持って居る。
北海油田みたいに目には見えないけれども、
世界中から富みが集まって来るような、
得体の知れない物を永らく守り伝えて居る。
そして、それは今もなお立派に働きつつある。
果たして日本に於ける<富みの源泉>とは何だろうか。
佐渡ヶ島の金?
それはもう大方、枯渇して久しい。
サムライ・スピリッツ?
本当にそんなものが存在するのか、実は怪しい。
打ち出の小槌・・・
どこを見回したとて、
なんにも無い日本だからこそ、
そんな願いが、物語りのうちに、ひと際、凝り固まったのかも知れない。
2010年 06月 17日 (Thu)
「文化」
その一言に尽きるような気がします。
人的資源ではもはやインド・中国には敵わなくなってきていますし、資源などは言うまでもない。
世界にただ一つの「日本文化」を、もっとわれわれは学び、誇りに思い、後世に伝えていかなければならないのかもしれませんね。
投稿者:聖騎士
聖騎士さん、早速コメントを下さり、ありがとうございます。
漱石の倫敦日記などは、今も当たり前に読み通せる。
生活のスタイルなら英国風・・・
現代の共通感覚、文明人のセンスは、どうやらもうこの頃に定まって居たようです。
したがって、日本文化なら何処まで行っても飽くまで傍流・・・
なぜかフランス人だけは極めて親しく愛好して呉れて居る風ですが
(・・謎です)。
文化的ソフトというものは、ちょっと把み処ろが無いから、厄介ではありますね(苦笑)。
投稿者:午雲
日本の文化って、未だに良く分からないんですよねー。
宗教は有るのに無いし。戦前と戦後でまるで別世界だし。
今も続いているものでなければ、既にそれは過去のものであって、文化とはいわないと思います。
侍はもう居ません。忍者も居ません。殿様も居ません。
馬に乗って刀を振り回す時代なんてとっくの昔に終わりました。
こういうのが日本文化だというのなら、既に日本文化は日本にありません。
相撲は日本人ではなく外国人のためのスポーツとなっております。
あえて言うなら。結婚式は西洋式。お葬式は東洋式。
ハロウィンもクリスマスも全て世界の宗教ごっちゃ混ぜ。
宗教はあるけど結果としてみんな無神論。
信じてるのは一部だけ。
このめちゃくちゃなのが今の日本の文化です。
投稿者:ふぇにもーる
ふぇにもーるさんコメントありがとうございます。
無神論というのは、どうも片寄った見方のようです。
唯一神を信仰して居ない、という意味なら“無神論”とな言い方は如何にも極端に過ぎます。
宗教は迷信だという意見もよく耳にしますが、
そこまで謂うと信教の自由を踏みにじるものとも聞こえます。
しかし不思議と三十を過ぎた頃から、西洋式に飽きるというか、和風の方が気性に合うというか…
誰に謂われずとも和風・回帰を起こす人が、やっぱり多いようです。
ふだん意識して居ないだけで、
日本にしか見られない伝統・文化というものは、沢山に息づいてますよ。
意識して居ないくらい浸透して居るというのは、ある意味もの凄い事である、と外国人が言って居るのを聞いた事があります。
白人への憧れ、というのが今や日本の宗教かな?と思ったり…
タレントとかマスコミのなかだけの話しかも知れませんが(苦笑)。
投稿者:午雲
失礼いたします。
「技術」では?
ただこの国は外交下手なので、うまく生かされていないように思えます。
世界基準と言うものがあれば、それに日本人は合わせようとする。
だが、それを日本よりのすることだってできるはず。
基準というものは変わるのだから。
国が本腰入れて技術を売ろうとすればもっと日本はよくなるはずだと思う。
ただそうしていれれば自然格差は広がるだろうから、それを是正するような政策も必要になるだろうが、さじ加減が難しい。
政権を取らなければ、政策は実現できず、だが、政権を取ることにかまけて、政策をないがしろにしては本末転倒である。
投稿者:山羊ノ宮
確か司馬遼が書いてましたが、
戦時中、日本の技術力の不足を、兵士に至るまで皆が実感したそうです。
工具なんかも鉄の硬度が低いから、すぐ鈍ったり‥
その共通体験が有るから、今や技術力が日本の看板にまで成って居るようです。
彼の松下電器などは製品よりも部品で儲けて居るという話しだし…
敗けて得るものも無きにしもあらず、と謂った処ろでしょうか。
統計を見ただけでは解らない実力…
そんな風なものが確かに日本にもありそうですね!
投稿者:午雲
73) 豪商?坂本竜馬。
国家とは商業・団体の如し。
その言は、すでに絶対・王政の時代から言われて居た。
大航海・時代・・・
南米の金銀が欧州へ流入して、通貨・制度が確立した。
通貨とは、お互いが充分に保持して居て、初めて意味を成す。
仮りに独り占めして居たとしても、
それは、ただの石ころに過ぎない。
実は、通貨とは、そんな代物なのである。
貿易の決済を通貨にて行なう。
そんな商・習慣が行き渡って、
欧州・各国の船隊が海洋を押し渡り始めた。
通貨さえあれば、あらゆる物資が手に入る。
果たして、欧州には貿易に値ひする商品が無く、
通貨は、どんどん流出して行った。
いわゆる<輸入・超過>である。
そこで何か商品・作物を手に入れるべく、
「帝国・主義」
にへと移り変わってゆくのである。
商業・国家的な発想なら、列島の商人、その世間には古くから在った。
倭寇と謂えば詰まり海賊だが、
(鉄を造るよりか鉄を盗んで来た方が話しが早い。)
とな発想に基づいて居る。
陶器と違い、鍋や釜などの遺物がめったと残って居ないのは、
使い古した道具を溶かしてリサイクルして居たからとか云う。
ビタ一文とは悪銭のコトだが、
いよいよとなれば、銭すら溶かして、何か他の道具へ造り直して居たかも知れない。
戦国時代・・・
栄えた豪商の者のなかには、
倭寇を手掛けて成りあがった節もあるやに見受けられる。
当時、日本刀に優る武器は世に無く、
侍大将を擁する、日本の軍事力とは、
掛け値無く、世界・最強レベルであった。
(国家が養う侍連中が海賊の先手を務めるのだから、凄まじい。)
軍事力が均衡して居れば、代価を支払う。
軍事力に差があれば強奪して帰って来る。
鑑みれば、それこそが古への貿易というものであった。
坂本竜馬は幕末、海援隊という組織を立ち上げて居るが、
それは、海外・諸国との貿易・会社たる事を意図して居た。
個人では無く、すでに公けである。
おそらくオランダの、
「東インド会社」
みたいなものを意識して居たものと思われる。
(もちろん初代・総督なら竜馬・本人。)
当時、貿易の相手が軒並み商業・国家と化して居たので、
早くから、それに見合う国家を造れたら―と構想して居たらしい。
大和魂ならぬ商人魂・・・
倭寇の昔をおもえば、船乗り魂と謂えるかも知れない。
(その昔みたく強奪なんて荒業は最早、出来ないけれど。)
国家を後ろ盾にして、世界の海を股にかける。
あるいは、戦国期、豪商として名を馳せた、
誰彼の姿を、未来の自分に重ね合わせて居たのかも、知れない。
(彼の岩崎弥太郎が竜馬のお株を奪った恰好とは為ったけれども。)
2010年 06月 18日 (Fri)
竜馬流行ってますね。
ああ~、やっぱり時代小説書きたくなってきましたw
投稿者:聖騎士
聖騎士さんコメントを寄せて下さり、ありがとうございます。
司馬遼太郎「竜馬がゆく」は未だ読んだ事が無いんですが、
あの西郷隆盛が相手をしたということは、推して彼も相当な人物だったはず。
西郷には観相・眼が備わって居た事だけは確かとか思います。
四国と謂えば瀬戸内海…
瀬戸内海と謂えば村上・水軍の本拠地…
これ、秀吉の遠征にも呼ばれた、由緒ある海賊の氏族です。
薩摩藩などは法外の外様にて、密・貿易も相変わらず続行してましたから、
きっとその線で、西郷らとつながって居たのでしょう。
倭寇というのは不文の歴史に属する存在ですが、
彼の吉川英治も「私本・太閣記」にて、さりげなく触れて居ます。
(戦国時代を語るに於いて倭寇の存在は欠かせ無いのでしょう。)
吉川英治→(山岡荘八)→司馬遼太郎→宮城谷昌光。
こう歴代、大御所が並んで居るから、歴史・物語りだけは、どうにも手をつけかねます(玉汗)。
(何か新しい人物なら描き得るかも知れませんが‥。)
投稿者:午雲
お返事ありがとうございます。
確かにそうですねww
あ、そういえば、西郷隆盛と清少納言は遠い親戚だって知ってました?w
投稿者:聖騎士
ええっ!?
それは初耳です。
遠い親戚といっても少納言は平安時代の人でしょう。
家系図とか遺ってあるんでしょうか(汗)?
戦国時代に、家系図を売買したり、新しい家系図にお墨付きを与えたりするのが流行したとか話しに聞きましたが―。
真贋の程は如何なんでしょうね(‥首捻)?
投稿者:午雲
僕もうろ覚えなんですが、清少納言のお父さん(深養父)の奥さん、つまり少納言のお母さんの子孫が、西郷家(菊池寛氏縁の者)の祖先なんです。
今度ちゃんと調べてご報告しますね!
投稿者:聖騎士
うむむ。
確かに戦国期には京が焼き討ちされて、公家さんや君達が沢山に都落ちしたとか聞いて居ます。
島津の殿様が特に隆盛へ目をかけた由縁とは、もしかその辺りにこそあるか知れませんね。
しかし少納言の、そのまた父の代まで遡るとは…
世間は広いようで狭いというか何というか…(驚嘆)。
投稿者:午雲
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