第二十七話 ゼツボウ
「おはよう、今日はサンドバッグにも見てもらいたい物があるのよ、ウッフフフ」
「…何?」
「にしても、アザになっちゃってるわねぇ…」
「…」
「これよ、これ」
~~
『…零。好き。付き合って』
『いいぜ。俺もお前の事が好きだったんだ。』
『ふふふ、嬉しいな』
『俺もさ、幼馴染とか言って擦り寄ってくる葉月が嫌だったからさ、いなくなって貰って幸せだよ』
『ふふふ』
~~
「何…これ…?」
「驚いた?あなたの幼馴染の蒼河君と、他のクラスの美希ちゃんよ。」
「…」
「あなたはもう、要らないの。分かってる?」
「…嘘だよ…こんなの…」
「ああ、蒼河君がコミュ障って言う事?あれはあなたに合わせてたのよ。」
「…」
「それじゃ、ちょっとストレス発散…っと!」
「がっ…痛いよ…」
~~
「波多野、お前葉月と大野について何か知らない?」
「さあな、でも内水もいないぜ?」
やっぱり、内水が絡んでたのか…
「…そうか…」
「でも、何でお前がそんなの気にするんだ?もしかしてお前…」
「な、何だよ」
「大野さんの事好きなんだろ?」
「それは無いです。ハイ。」
~~
「一体どういうつもり?」
「決まってるじゃない、葉月里奈がどうなるか、あなたも見たいんじゃないの?」
「…あなたと違って悪趣味じゃないのよ」
「そう?それにしてもあなたも惨めな姿ね…」
「…だって…」
「大野も泣きそうな顔になるんだ~?知らなかったわ。ウッフフフ、いつもはクールなのにねぇ?」
「…」
「ウッフフフ、明日からはあなたは喜んだほうがいいわよ?」
「…」
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